2006年12月31日

自転車奇行・秩父編 第三陣〜北向地蔵〜

薄暗い山道から民家と畑の間を登っていくと勾配も緩くなり、そして急に展望が開けた。

北向前.jpg

中央左の街並みが僕が出発してきた飯能市街、中央奥から右にかけての山並みは青梅や八王子の辺りだろう。
手前の山と山の間を、僕は登ってきたと思う。
ここは特に峠というわけではないが、一瞬、第一目的地の顔振峠に乗り込んだのかとぬか喜びした。

北向前2.jpg

写真を撮ってる僕を、畑仕事のご主人と来たのであろう犬が、日向ぼっこをしながら見ている。
ここまでですでに疲れていたが、この眺望の様に気分も晴れ渡り、また自転車を漕いでいけた。

上り初めに思っていた、こんなとこ来なければよかったとか、いつ引き返そうかとか、そんな甘えは考えなくなった。
ここに来た以上は、この山を楽しまなければいけない。

北向地蔵.jpg

1km近く行くと、北向地蔵に到着。
北を向いて建っているので、後光が差しています。
天明年間に流行した悪疫を防ぐために建立されたお地蔵様だ。
現在では、男女逢瀬を取り持つ縁起地蔵として親しまれているらしい。

僕が北向地蔵に着くのとほぼ同時に、ハイキングコースから大学生らしい男二人組みが登ってきた。
たぶん、僕が途中で引き返したダートコースが、その登山道に繋がっているのだろう。

僕の自転車を見て片方が、
「俺、今年は富士山5合目まで自転車で登ったんだよ。しかもママチャリで」
「すげェじゃん」
「だから来年はもっと上まで登ろうと思ってんだ」
などと話している。

男女逢瀬を取り持つ地蔵の前で、山にまみれた男3人が出くわした。
…無言のまま、互いに意識しつつ別れた…。
たぶん、僕と同じような志しを持っている若者だろう。
挨拶くらいしとけば良かった。

北向地蔵からさらに登る。
自転車を降りたり漕いだり、無理のないよう進んでいくが、いっこうに顔振峠に着く気配はない。

熊に.jpg

『熊に注意』

熊!?熊が出る可能性もあるということか。
確かにこの山並みなら、いてもおかしくない。
そうそう出くわしはしないだろうが、少し怖い。
ここは国道や県道ではなく、林道なのだ。

この写真を撮る時に熊の顔にズームしたら、熊が僕に向かって襲ってきた。
(え!?絵の熊の中から本物の熊!?)
…と思ったら、ありえないけど思ったら、向こう側からの風で熊の絵が僕の方にめくれ上がっただけだった…。

顔振峠まで2.65kmとある。
先は長い。
敵の最前線に辿り着く前に怖気付いたりしてはならない。

熊は敵の突撃部隊と考える。
突進してきたら、軽くさばいて崖下に落としてやればいい。
この前、合気道の映像を観たばかりだ。観ただけで出来ないけど。

   〜続く〜
ニックネーム SNJ at 13:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 自転車奇行2006

2006年12月30日

自転車奇行・秩父編 第二陣〜山攻め〜

飯能駅から自転車で出発し、お腹を空かせながら走ってゆく。
何件か飲食店はあるが、朝10時半ではまだ開店していない。
ホントにこのまま山に入ってしまうのかと不安になったが、無事にコンビニを発見。

おにぎりとパンを食べながら走る。
戦国時代なら、馬に乗って食べるようなものか。
ともあれ、これで戦に臨めるってもんだ。

.jpg

国道299号を秩父に向かって進むと、市街地からだんだんと山道らしくなってくる。

からNRA.jpg

僕の後方から、レッドアローが走ってくるのが見えた。
僕が乗ってきたレッドアローの1本後の列車だろう。
1時間ごとのダイヤなので、僕が飯能駅に着いてから1時間以上は経った計算になる。

しかしまぁ、折り畳み自転車はスピードが出ない。
けっこう頑張って漕いでも時速30kmがいいとこだ。
もともとスピードには期待していないのだが。
問題はギアだ。
長い上り坂で、一番軽い1速に落としてもまだ重いのだ。
この後の山道を考えると気が遠くなる。

飯能から軽いアップダウンを数キロ走っただけで息が上がった。
意気は上がらない。

向こうからロードレーサーが走ってきた。秩父から走ってきたのだろうか。
さすがロードは速い。思わず見とれてしまう。
僕も頑張らなければ。

道端で上着を脱ぎ、短パンに着替え、いざ登坂フォームにチェンジ。
武蔵横手駅手前の林道から、いよいよ登坂開始だ。
目指す敵陣は標高500mの顔振峠。
武蔵横手駅の標高が100mちょっとなので、400mほど登れば辿り着く。

薄暗い山道に入ると、一気に気温が下がった。
寒いが、寒いくらいがちょうどいい。漕いでいれば暑くなるのだから。
林道の横には沢が流れている。
路面は舗装路だが、前々日の大雨と強風で折れた木の枝が散乱していて走りづらい。

武蔵横手から0.jpg

勾配はどんどんキツくなる。
ギアを1速に落とす。もう後がない。
箱根では自転車を手押ししまくりだったので、今日はなるべく自転車を降りないようにしたい。
写真を撮るのを理由に休むのも言い訳がましいので、走りながら写真を撮っていく。

呼吸も乱れ、早くも脚が攣りそうになる。
(降りてたまるか〜!)
トットットット
脈拍が180以上になってる気がする。
それでも無理やり漕いでいくが、路面がスリップ防止のガタガタ路面になると、ついに自転車を降りた。
スリップしそうなほどに急勾配だ。
12〜14%はあるだろう。

武蔵横手から.jpg

自転車を降りた途端に動悸が激しくなり、呼吸困難に陥る。
無理をしすぎたかもしれない。
これでは自分の力量を知らない愚か者だ。
早々にギブアップするのも空しいので、余力を残しつつ進むことにしよう。
僕はもともと体力はないのだから、一気に使い果たしてはいけないのだ。

武蔵横手から2.jpg

動悸が収まると、自転車を押して歩き出した。
箱根の時同様、登山の始まりである。

地図には途中に滝があると表記されてたが、疲れていたため見逃した。
思い返せば、視界の端に滝っぽいのが見えていた気がする。
次の観光スポットは見逃さないようにしよう。

『北向地蔵』

これが次に通過するポイントだが、分岐に立っている看板標識では左に向かうと書いてあった。
真っ直ぐ行けば舗装路、左に向かうとダートだ。

武蔵横手から3.jpg

ダートを少し進んでみたが、さらなる分岐が現れた。
こうして迷子になっていくのだろう。
第一、路面状況が折り畳み自転車で走るには適していない。
僕は戻ることにした。

先ほどの分岐を真っ直ぐ、舗装路の方へ登っていく。
民家が現れた。
人が住んでるとなると、山の中では心強い。
登っていく気力が湧いてきた。

   〜続く〜
ニックネーム SNJ at 23:04| Comment(2) | TrackBack(0) | 自転車奇行2006

自転車奇行・秩父編 第一陣〜出陣〜

12月27日、忘年会があった。
忘年会が終わると、みんなで歓談しているところを抜け出して仕事場に戻る。
仕事の続きと掃除をした後、3時間寝て出掛けた。
日時は明けて28日になっている。

出掛けた先は池袋。
池袋から朝9時30分発の特急『レッドアロー』で飯能まで向かう。
子供の時以来、久しぶりのレッドアロー号だ。心も躍る。

NRA1.jpg

特急券を買い求め、2号車に乗り込む。
乗り込む僕の足下には、折り畳み自転車がある。
夏に買ったものの、その後マウンテンバイクを買ったので、倉庫の奥で眠っていた折り畳みだ。

その折り畳みを、数日前に仕事場まで持ってきてあった。
何に使うかと言えば、飯能市から秩父市まで『奥武蔵グリーンライン』と呼ばれる林道を通って、いくつもの峠を越えていく為だ。

10月に箱根峠を越えたものの、脚は攣るなど、箱根の坂に散々にやられたので、そのリベンジを兼ねての峠越えだ。
折り畳みは、6段変速&20インチのタイヤで峠越えには不安があるが、箱根には連れていってやれなかったので、今回は活躍の場を与えようと思う。

レッドアローは池袋を発し、東京都から埼玉県に入り、所沢を過ぎ、10時過ぎに飯能駅に着いた。
電車内からも見えていた、これから越えていく山並みが見える。
(ずいぶんと山が連なっているな…)

箱根では惨敗だった。
今日の秩父戦は勝ち戦といきたいもんだ。
秩父は敵本陣。
幾重にも張られた前線基地を落としていかなければならない。
戦いは過酷を極めるに違いない。

飯能駅前で折り畳み自転車を組み立てると、僕はこれからの山越えに備えて栄養を付けようと、駅前の飲食店に入ろうとした。
すると、
「おい!こんなとこに停めてんじゃねぇぞ。少しは人の迷惑というものを考えろ!」
突然、何日も風呂に入ってないような薄汚い格好のおじさんに怒られた。
「ああ、すみません…」
素直に僕は謝った。

確かに周りを見渡すと、駅前に自転車が停まってない。キレイな駅前である。
僕は、邪魔にならないように飲食店の幟の旗の物陰に停めたのだが、飯能駅では自転車を停めてはいけないルールなのだろう。
歩道は広いし、自転車もないので、整った駅前である。
余所者の僕は、それを知らなかった。
ここは飯能。ホームではなく、アウェイなのだ。

「では、この辺に自転車置き場はないですか?」
「この辺にゃないんだよ」

何という事か!
僕は朝食抜きで走り出さねばならないのか。
僕は補給部隊を伴なわないまま、戦い始めねばならないのだ。

これから食べようという時、突然の奇襲だった。
おじさんは、言わば斥候だ。
僕の進軍を見抜かれている。

僕は自転車に跨ると、おじさんの目から逃れるように山に向かって走っていった。

   〜続く〜
ニックネーム SNJ at 20:16| Comment(2) | TrackBack(0) | 自転車奇行2006

2006年12月29日

年の瀬の都内を

今日は夕方5時に仕事が終わった後、池袋から自宅まで自転車で帰って来た。
前にも池袋から自転車で帰ったが、今回は夏に購入して以来、倉庫の奥に眠っていた折り畳み自転車だ。

自転車で帰宅するには、前段階として自転車で通勤して来ないとならないが、それは数日前に仕事に来る時、折り畳んで電車で仕事場まで運んできてあった。

なぜ仕事場に持ってきたかと言うと、とある目的の為なのだが、それは後日書くことにします。
まぁ、今日はただ帰宅しただけです。

せっかくの年の瀬、池袋で買い物をして帰ろうと思ったが、あまりに混んでいたので立ち寄るのをやめた。
表通りは混んでいるので、裏通りを走っていった。
僕は池袋の常連ではないので、裏道は知らない。
でも裏道を通ると、池袋を知り尽くした気分になる。
気分だけで本当は迷子なのだが。

前に帰った時のルートは、池袋から上野まで南東に走り、その後北上して埼玉県を経由して柏市まで帰るルート。
今回は違うルートにしないと面白くない。

上野駅まで行って、前から乗りたかった特急『スーパーひたち』で自転車を積んで帰ることも考えたが、せっかく仕事納めだったのだから、のんびり走って帰ろう。
どうせ急いだって、20インチのタイヤなのでスピードは出ない。

まずは池袋の喧騒を脱出して、王子駅まで北東に進む。
地名も知らない道ばかりだと思っていたが、王子駅で飛鳥山公園側に右折すると、平塚神社があった。
(あれ?知ってる名前だ?)
神社の前には平塚亭という団子店。

ここは、僕の好きな推理作家『内田康夫』センセの名探偵『浅見光彦』シリーズの舞台ではないか!
滝野川警察署、飛鳥山公園、上中里、平塚神社…小説内で使われている地名ばかりで何だか嬉しくなった。
これだけで、今日のサイクリングは成功だと言える。

その見知った地名を見掛けなくなると、僕は迷子になった。
地図を見ては走り、走っては地図を見る。

どうにかこうにか、扇大橋を渡って隅田川と荒川を越え、足立区に入った。
橋沿いに高架線が建設中で、駅舎もある。
何だか、ゆりかもめの様な新しい交通網を建設中らしい。
来年度開業予定だ。
開通前に一目でも見ておいて良かった。夜でほとんど見えないけど。

10km以上走ってお腹も空いたので、この辺で夕食にした。
かなり寒かったのでラーメンにしようと思っていたが、道沿いにジョリーパスタがあったのでそこに決めた。
僕は、ジョリーパスタのチーズフォンデュがお気に入りだ。
チーズの塩加減が良い。コクもいいと思うが、特に塩加減が僕好みだ。
チーズの入った器もパイ生地の器なので、丸ごと食べられる。

チーズフォンデュとゴルゴンゾーラのパスタを食べて外に出ると、ますます寒さが増した気がした。
風も強い。
電車で帰ってれば良かったかとも思うが、たっぷり食べた以上は走らねばなるまい。

環状7号に入った。
環七は車で何度か通ったことがある。
もう地図を見なくても大丈夫だろう。
いや、でも地図を見る。
(この道は合ってんだよな?)
夜道は不安だ。
景気付けにMP3プレイヤーを聴こうとしたら、電源入れた直後に電池が切れた。

途中で陸橋を登ったのだが、歩道をそれぞれ自転車を押して登ってるカップルがいた。
男の方が坂の途中でヘバッていて、女の方が「早く登ってよ〜」と言ってる横を、僕はギアを1段にして登って一気に追い越してやった。
「すご〜い」
女の方がそう言っていたのが聞こえた。

(どうだ、勝ったぞ!)
僕は少し勝者の気分になったが、その時点で負けているんだろう。

そのまま環七沿いに走って、国道6号に入った。
このまま6号を行けば地元に着く。

風はますます強くなる。
気温も下がってくる。
しかも向かい風で進まなくなってくる。

(寒い!)
上着のジッパーをアゴの辺りまで上げる。
向かい風で進まないので、ギアを軽くして高回転にする。
シャカシャカ漕ぐ。

(暑い!)
汗ばんできたのでジッパーを下げる。
すぐさま、強風で汗が冷える。

(寒い!)
ジッパー上げる。
寒いんだか暑いんだかハッキリして欲しい。
ここまで30km以上走っているので、それなりに汗をかいて疲れてもいる。
寒くてもその分漕げば、身体は熱くなるだろう。
でも寒いものは寒い。

千葉県に入って松戸駅を過ぎ、馬橋駅の辺りからトイザらス&びっくりドンキーまで続く長い上り坂を駆け上がる。
以前だったらこの長い上り坂はキツかったが、箱根を越えて以来、そこそこの坂なら気にならなくなった。

トイザらスからは下り坂。
下りは漕がなくてもいいので、身体が冷えて寒くなる。

また上り坂。
寒いので、上り坂でも構わない。
もし下り坂の後に赤信号で停止などしたら凍えてしまう。

10時過ぎに帰宅。
けっこう時間が掛かってしまった。4時間くらい走っていたかな。
4時間で40km以上の距離を走ったのだが、疲れた割りには平均速度は10kmちょっとしかない。
信号と向かい風の影響もあるだろうが、すいぶんのんびり来たもんだ。

部屋の温度計を見ると9℃しかなかった。
室内でこれでは、外はもっと低い。
どうりで寒かったはずだ。
風邪ひかなくて良かった〜。
ニックネーム SNJ at 23:54| Comment(2) | TrackBack(1) | 自転車奇行2006

2006年12月25日

手賀沼一周再び3

手賀沼の3周目は、2周目同様に柏市側からの反時計回り。
時刻も4時を過ぎ、夕暮れも近い。
上手くいけば、沼の東側に位置する我孫子市を走る時に、沼越しの夕日が見れるという魂胆だ。
ネコや鳥も我孫子市側にいる。最後に会っていきたい。

脚が攣ったのも治まってきて、快適に走れる。
しかし、夕暮れになると、鳥たちは巣に帰ってしまうかもしれない。急がねば。

僕はMP3プレイヤーで音楽を聴きながら走っているのだが、夕暮れ時のために流す曲がある。
夕日をバックにその曲を聴きながら走れば、力が湧いてくるのだ。
しかし3周目を始めてすぐ、スローテンポな曲に続いてお目当ての曲が流れるという時、唐突に電池が切れた…。

ガックリだ…。
だが、もう3周目を走り始めているので、今さら戻るのもイヤである。
夕日と、鳥に会うのを目標に走り続けるしかない。

白い鉄柵がオレンジに染まってゆく。
自分の影も、どんどん伸びてゆく。
少し焦ってくる。
もし、柏市側を抜ける前に日没となったら残念だ。

手賀沼柏側.jpg

真っ直ぐな遊歩道。
漕げども漕げども、水門は見えてこない。
遊歩道脇に停めてあった車に自転車を積んで帰る人、釣りの成果を報告しあう人、粘り強く鳥の写真を撮る人、様々だ。

ようやく水門が見えてくるも、まだまだ何kmか先だ。
走っても走っても水門は近付いてこない。
見晴らしが良すぎるのも考え物だ。

水門まで残り1kmを切ると、一気に水門が近付いてくる。
水門に到着したところで、夕日は輝きを増していた。

手賀沼水門夕日.jpg

水門越しに一枚。

手賀沼夕日.jpg

さらに一枚。

僕が撮ってる横でも、たくさんの人たちがカメラを構えている。
その数、10人や20人ではない。
それぞれに自分のベストポジションで撮っている。

子連れの夫婦が夕日を撮っていた。
子供が言う。
「さっきもう撮ったじゃ〜ん」
「これからがいいとこなのよ」

手賀沼夕日2.jpg

その通り、夕日は沈む間際が美しい。

夕日の下弦が森のシルエットに触れると、夕日は一気に森に飲み込まれていった。
僕は走りながらそれを見つめていた。
こういうシチュエーションは良い。音楽があればなお良かった…。

カメラマン達が帰り始める。
今日の夕日について語り合う人もいる。
鳥たちが、日の暮れた空を飛んでゆく。
そうだ、僕も早く鳥に会いに行かなければ。

走っていくと、ネコたちがいた。
ネコを撫で、別れを告げる。

さあ、鳥はまだいるのか?
巣に帰ってはいないだろうか?
僕は先を急ぐ。

いた!

手賀沼の鳥.jpg

い過ぎ!
僕の進行を止めるかの様に、7羽の鳥が道を塞いでいた。

ゲハァ〜、ゲハァ〜

得体の知れない鳥たちは、怪しい鳴き声をあげながら、僕の足下へ寄ってくる。
そして囲まれる。

ゲハァ〜、ゲハァ〜

ちょっと怖い。
い過ぎて怖い。

ゲハァ〜、ゲハァ〜、コッコッコッコ

何だかニワトリの様な鳴き声も発している。
こいつらニワトリの一種か?

ゲハァ〜

僕がエサを持ってないと知ったからか、鳥たちは道の端にどいてくれた。
(今だ!離脱)

鳥たちと別れると、手賀沼公園を通ってさらに北上し、出発地点のローソンに戻ってきた。
またオマケ付きの缶コーヒーを8本買う。
ともあれ、これで手賀沼3周終わりだ。
1周目が一番疲れた。

この日の走行距離は70kmだった。
途中で脚は攣ったものの、平坦路ばかりなので復活できた。
朝から走っていれば5周はいけそうだ。
まぁ5周もするには、体力より気力だな。
今日みたいに、丘を越えたり、夕日が沈むまでに沼の東側にとか、条件を付けないと飽きてしまうだろう。

ああ、そうそう、忘れてた。

Merry X'mas
ニックネーム SNJ at 02:19| Comment(7) | TrackBack(0) | 自転車奇行2006

2006年12月24日

手賀沼一周再び2

2周目は、1周目とは逆周りにした。
直線的な道の柏市側から走り、より散策に適した我孫子市側を後半に持ってくる。

1周目は後半向かい風だったので、2周目は追い風から始まった。
1周目で疲れてしまったこともあって、2周目はのんびりと走っていく。

それにしても、何台ものロードレーサーに抜かれていくが、ロードは速い。
車で言うなら、マウンテンバイクが悪路もこなせる四駆系、ロードは高速走行に特化したスポーツカーだ。

自転車乗り同士ですれ違うと、互いに相手の自転車を物色している気がする。
お互い顔を見ているようで、目線は下に向いている。
高そうだとか、速そうだとか、デザインがいいとか、いろいろ思う。

手賀沼水門.jpg

のんびり走っていたので、ストレスもなく水門を越えた。
ここからは我孫子市側になるが、ずっと平坦路を走っていても単調で面白味がないので、少し坂道を取り入れることにした。
手賀沼沿いから外れて、丘を越えるルートだ。
標高はほとんどないが、上り下りがあって変化が出るだろう。

teganumakito.jpg

手賀沼周辺の畑の中を抜けていく。
路面はダートだが、MTBなので問題はない。

五本松公園.jpg

そして坂を上って、五本松公園というところに来た。
何もない公園だ。
手賀沼が見下ろせそうで見下ろせない。
木々が邪魔しているのだ。

五本松から.jpg

とりあえず、手賀沼をバックにシルエットで一枚。
逆光でハレーションしてるが、肉眼で見れば手賀沼が見下ろせる位置だ。

五本松ホ面.jpg

公園内の斜面を走る。
落ち葉にタイヤが沈んで走りづらい。
この写真を撮るために斜面の下にカメラを置き、シャッターのタイマーが10秒しかないので急いで斜面を駆け上り、自転車に跨って下りてくるということをした。

そんなことをしたからだろうか。
脚が攣った。

まだ手賀沼を2周もしていないのに、このていたらくだ。
ここから先は、さらにのんびり走行にするしかない。

五本松公園を出て坂を下り、そのまま一般道を走っていく。
休憩がてら、手賀沼親水広場の『水の館』というところを見学していった。

水の館は、プラネタリウムもある博物館になっていて、手賀沼の汚染と浄化の歴史が分かる。
白樺派の柳宗悦、志賀直哉、武者小路実篤が手賀沼周辺に住んでいたなどの歴史も分かった。

水の館.jpg

展望台から手賀沼を見下ろす。
五本松公園にも木組みの展望台などを設置し、これくらい見えるといいのだが。

水の館から出てくると、風が強くなっていた。
しかも冷たい北風だ。汗が冷える。
時刻は3時半。ここで遅めの昼食。

満腹になったが、風はますます冷たくなる。
寒くなりながら2周目を終了。
2周目は休んでばっかりだった。
しかも遊歩道から外れて走ったので、ネコや鳥にも会わなかった。
これでは寂しいもんだ。

ネコたちに会うため、もう一周といこう。
僕は休むことなく、そのまま3周目に突入した。
ニックネーム SNJ at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 自転車奇行2006

2006年12月23日

手賀沼一周再び

今朝は5時半に起床した。
天気予報は晴れだったので、自転車で遠出しようと思っていたのだ。

しかし、起きたものの寒いし、3時間ちょいしか寝てなかったので気力もない。
だらだらと布団の中でゲームボーイアドバンスをやっていた。

でも、日が昇ると暖かくなってきたので、やはり自転車で出掛けることにした。
時刻は10時半。
そんなに遠くへは行けない。
なので、柏で買い物をした後、また手賀沼に向かった。

柏市民文化会館の裏手のローソンで、オマケ付きの缶コーヒー6本とあんまんを買って、12時過ぎに手賀沼一周をスタート。
前回は1周しかしなかったが、今日は2周はする予定だ。

MP3プレイヤーで音楽を聴きながら、北柏駅そばの北柏ふるさと公園内を走っていく。
ここは道が曲がりくねっている。
芝生を走っていけば真っ直ぐショートカット出来るが、あえてアスファルトに沿って走る。
その曲がりくねった道を、時速20kmで車体を倒して駆け抜けていくのが面白い。
もちろん、子供とかがいない場合だが…。

この公園を抜けて一般道を少し走ると、次は手賀沼公園だ。
公園内は、土曜日ということもあって人で溢れている。
人だけではない。鳥も溢れている。

tegatoria.jpg

陽気もいいからだろう。
今日はカモ類やらカモメ類やらがたくさんいた。

tegqtorib.jpg

そのまま歩道を走っていくと、見知らぬ鳥に遭遇。何だか沼の鳥たちを見つめている。
前に来た時もここにいた鳥だが、何の種類か分からない。

tegatoric.jpg

近付いても逃げないので、一緒に記念撮影。

teganumaneko.jpg

鳥の後は、ネコがお出迎えだ。
陽射しを浴びて、まどろんでいる。
ノラのようだが、全匹避妊手術済みだそうだ。誰が手術代を受け持ったんだろう?

手賀沼水門.jpg

ネコに別れを告げてさらに走っていくと、折り返し地点の水門だ。
この橋を渡ると、我孫子市側から柏市側に入る。
ここまでの平均速度は20km。
柏市側は、幅広で平坦で真っ直ぐな遊歩道なので、もう少し飛ばせるだろう。

…と思ったら、向かい風でスピードが出ない。
何とか平均時速を21kmまで伸ばしつつ走るが、気を抜くとすぐに平均が下がっていく。
しかし、25km以上で走っているのに、平均が上がらないのは不思議である。
ペース作りが下手ということか。

前方に、ロードレーサーに乗ったおじさんがいたので付いていくが、一向に差が縮まらない。
おじさんより僕のほうが、ペダルの回転数は多い。
つまり、おじさんは僕より重いギアで走っているのだろう。

ロードとマウンテンバイクの性能差か、平坦路では分が悪い。
マウンテンバイクは、サスペンションのお蔭で乗り心地がフワフワしている。
なので悪路には強いが、思いっきり漕いだ時に車体の上下動で力が逃げてしまい、スピードが乗らないのだ。

それでもおじさんを追い抜いたが、僕は疲れきっていた。
まだ1周もしてないのにこのザマかと思っていると、数分後おじさんに抜き返された。

そのままおじさんとの距離は離れていき、もう追い掛ける気力もなくなった。
結局、僕はスピードにムラがあるが、おじさんはペース作りがしっかりしていたのだ。

そうして、ギリギリ平均時速21kmを保ったまま手賀沼一周18.8kmを走り終え、出発地点のローソンに戻ってきた。
これでまずは1周。
すっかり疲れているが、2周目を開始といこうか。
10分の休憩の後、僕はまた走り出した。
ニックネーム SNJ at 21:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 自転車奇行2006

2006年12月22日

折り畳みで手賀沼に

8月の昼下がり、折り畳み自転車を買った僕は、近所の水場である手賀沼に出掛けた。

tegatettou.jpg

鉄塔を見上げる。
今、乗っている自転車と同じく、白とオレンジのツートンカラーだ。
空とのコントラストが良い。

tegatettou2.jpg

鉄塔が沼沿いに連なっていく。
この電線が、自分の家にも友達の家にも、知らない家にも繋がっているんだな。
社会とは電線のようなものなのかもしれない。
もちろん道だって繋がっているし、空だって繋がっている。
同じ時に違う場所で、知り合いと同じ雲を見ているのかもしれない。

tegajitensya.jpg

新車の乗り心地は、小径タイヤであることもあって窮屈ではあるが、サスペンションのお蔭で乗りやすかった。

tegaahiru.jpg

手賀沼公園のボート乗り場にカルガモがいる。
カルガモは、散策している人たちと仲良さそうに戯れていたが、僕が近付くと逃げていってしまった。

teganeko.jpg

カモの次はネコの登場だ。
自転車に乗ったおばさんの後を、3匹のネコが付いていくのが見えた。
「あらあら、付いてきちゃダメでしょ〜」
おばさんは、そう言いながら嬉しそうだ。
飼い猫かと思ったが、ノラのようだった。

僕も写真を撮ろうと近付いたが、ネコは逃げていってしまった。
おばさんと話すと、何匹かのネコがこの近辺に住み着いているらしい。
おばさんも、たまにエサをあげているという。
僕もエサを持っていれば、逃げられなかったかもしれない。

tegajitensya2.jpg

そのまま手賀沼周辺を少し走って帰宅した。
なかなか良い夏景色だった。
ニックネーム SNJ at 23:10| Comment(2) | TrackBack(0) | 自転車奇行2006

自転車を買いに

もう4ヶ月以上前になるが、夏の昼下がり、僕は近所のホームセンターに自転車を買いに出掛けた。
徒歩で買いに行き、自転車で帰ってくるつもりで、ホームセンターまでの3km弱の道のりを歩いていった。

8月。
歩く前から汗をかいているくらいだったが、歩いている内に滴り落ちるほどに汗をかいてきた。
(今は暑いが、自転車を買ったら颯爽と帰ってやるぞ!)

ホームセンターに着く。
自転車のタイプはマウンテンバイクを買いたいが、折り畳みにするか折り畳めないのにするか迷う。

以前、乗っていたのは26インチの折り畳みマウンテンバイクだった。
今度買うのは折り畳めないのにしようと思ったが、あえて折り畳みの20インチの小径自転車というのも捨て難い。
迷う内に、だんだんと折り畳みに傾いていった。

しかしよく見ると、そこで売ってる折り畳み自転車は、サスペンションが付いてない。
折り畳みなら、6速ギア&サスペンション付きがいい。
他のホームセンターで売ってたヤツは、その条件を満たしている。
僕は、他のホームセンターに向かうことにした。

他店に向かうのに6km近くの距離がありそうだったが、ダイエットのためにもやはり歩いていくことにした。
歩き出すとすぐにまた汗ビッショリになる。
しかも雨が降ってきた。
(雨もまた涼しいもんさ…)

雨はどんどん激しくなる。夕立だ。
汗ビッショリの上に、雨でびしょ濡れになる。
道は、雨で洪水のようになっている。
もう歩くのもツラい。

最寄の新柏駅で雨宿りをするが、全然降りやむ気配はない。
(そうか、このまま電車に乗ってってしまえば6kmも歩かなくて済むな…)
僕は、2駅先の逆井駅まで電車に乗ることにした。
電車に乗っている内に、雨も上がるかもしれないという期待もあった。

逆井駅に着いた。
雨は尚も激しくなっていた。
駅前の道路は、深さ3、4cmの川になっている。
これではとても歩いていけない。
仕方なく駅の構内で待ちぼうけた。

20分後、ようやく雨が小降りになった。
駅を出て、川のようになった道を歩いていくと、雨は完全にやんだ。
すぐにまた日差しが出てくるが、もう時刻は夕方になっていた。
気温は下がったが、湿度は上がっている。
また汗だくだが、もうどうでもいい。

1時間ほど歩いて、目的のホームセンターに到着。
自転車売り場で、お目当ての折り畳み自転車を観る。
6速&前後サスペンション。タイヤは20インチ。
値段は1万5千円ほど。
カラーリングは、ホワイト&オレンジのツートンカラーで、けっこう好みだ。
(よし!これにしようか…)

買おうと思って、自転車担当の店員に声を掛ける直前で、僕より先に老夫婦が店員に声を掛けた。
老夫婦は、折り畳み自転車のことを店員に質問している。
僕はその横で、うろうろしながら店員が空くのを待つ。

10分後。
さんざん質問した老夫婦は、折り畳み自転車を買わずに帰っていった。
「すみません、これ下さい」
僕は、ようやく店員に購入の意思を伝える。

「折り畳み自転車は耐久性が低いので、通勤通学などに使われるなら、あまりお勧めはできませんが…」
店員は、先ほど老夫婦に話していたことをまた話し出した。
僕は盗み聞きしていたので、そんなことは分かっている。
「これでいいです」

そうして、自転車のセッティングを待つこと30分。
僕は、晴れて20インチの折り畳み自転車を購入した。
折り畳み式の前カゴも付けた。
あとはスピードメータを付ければバッチリだ。

すっかり暗くなった夏の夕暮れ時、僕は颯爽と帰宅する。
この日はかなり歩いたので、自転車が爽快だ。
(この20インチタイヤなら、電車でも運びやすいな。どこか行くかな)
いろいろと、自転車を共にした旅のプランが思い浮かぶ。

それから2ヶ月後、僕は箱根を越えていた。
でも電車を使わなかったし、この折り畳み自転車も使っていない。
箱根用に、普通のマウンテンバイクを買ってしまったのだ。

20インチの折り畳みは、倉庫の奥に眠っている…。
ニックネーム SNJ at 03:01| Comment(2) | TrackBack(0) | 自転車奇行2006

2006年12月14日

冬に自転車で走っていると、日が暮れてすぐに暗くなってしまう。
街灯がない道だと、自分の自転車のライトしか照らすものがない。

僕の自転車は、ハンドルに取り付けたライトなので、脚に負担はないが、暗い道を進んでいると、どのくらい進んでいるのか距離感がつかめなくなってくる。

暗い上に道を知らないと、かなり不安になる。

そんな時。

ライトの前に手を置いてみる。
そして、手をいろいろな形に変える。

時に鳥が飛び、時に犬が吠える。

ライトから手を離せば、影は大きくなる。
とてつもなく大きな犬の影が僕の前にある。
犬との追いかけっこだ。

楽しい☆

…とは思わないが、気が紛れる。
暗い道で、何も見えなくて飽きてきた時にこの影絵をやると、もう少し走れる気がするのだ。
ニックネーム SNJ at 03:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 自転車奇行2006

2006年12月09日

高校見学3

中学3年の秋。
高校見学に行ったのに、その高校に辿り着けないという失敗をしでかしたので、もう一度見学を試みた。

見学先は、柏日体高校。
僕と小野君の二人で、前回の徒歩での失敗を踏まえて自転車で向かうことにした。

柏駅から高校までの距離が近いと思い込んでいたのが失敗に繋がった。
むしろ、柏駅を経由せずに自転車で向かうのが手っ取り早いと踏んだのだ。

国道16号線は、まずは南に向かわないといけない。
前回は東にのみ進んでいたので辿り着けなかったのだ。

16号は交通量が多いので、僕らは歩道を走っていた。
(今度こそ高校見学を成功させるぞ!)
そんな意気込みである。
その時だ。

パァン!

小野君の自転車が急にパンクした。
どうやら、道端に置いてあった植木鉢を避けようとしたらパンクしたらしい。
タイヤは、パンクというより、かなり弾けてバーストしている。
これでは走行は不可能なのはもちろん、修理も不可能である。

仕方なく自転車を押して歩いていく。
僕の自転車は何ともないのだが、先に行ってしまうわけにもいかない。

前方にトンネルがあった。
トンネルを自転車を押していくのは、排気ガスや巻き上げられた塵でキツい。
というか、僕らは南に行き過ぎていた。
トンネルまで南下してしまってはいけないのだ。

道には迷うわ、パンクはするわで、また高校に辿り着けないのではないかと不安になってくる。
自転車を押して、ようやく国道から柏日体高へと続く道に入った。

そのまま数百メートル行くと、学校が見えてきた。
「あれじゃない?」
「やっと着いたか!」

しかし、校門の表記が『柏日体高校』ではなく、『日本橋学館大』となっていた。
「これ、大学じゃん?」
「また道を間違えたのか?」
「もう一個学校あるよ。あっちじゃない?」

見ると、隣りにも学校がある。
しかし、表記は『柏学園』だった。
「柏日体ないじゃん。潰れたのか?」
「前回も辿り着けなかったし、幻の高校なのかもしれないな…」

…半ば柏日体高校の見学は諦めたのだが、もう何百メートルか先に進んでみると、そこに『柏日体高校』はあった。

「あった!ここだよ!」
「おお!ここだ、ここ!確かに柏日体だ」
「おお〜」
「やった〜」

僕ら二人は、柏日体高に辿り着けたことに満足したのか、中身を見学しないままに引き返した。
『高校を見学する』という目的が、迷走やらパンクやらの内に、いつの間にか『柏日体高を探し出す』という目的にすり替わってしまったのかもしれない。
そしてきっと、疲れきっていたのだろう。

せっかく見学に行ったのだが、結局は誰も柏日体高校を受験しなかった。
ニックネーム SNJ at 01:34| Comment(3) | TrackBack(0) | 思い出ボロボロ

2006年12月08日

乗るには乗れたが…

ショッピングセンター内にあるゲーセン横を通った。

ゲーセンには、子供が遊ぶ車の乗り物があった。
お金を入れると、数分間揺れ動くアレだ。
車の形はワンボックスカータイプ。屋根付きで雰囲気が良い。

見ると、車の中に大きな人影が二つ。
子供ではない。二十歳前後の若者が乗り込んでいる。
後部座席に一人、運転席に一人だ。
どちらも体は大きい。車内の幅いっぱいだ。

パーマがかった髪型の運転席の若者が言った。
「ヤベ、挟まって降りれねェわ」

彼は半身になって座席から身体を抜こうとするが、ハンドルが邪魔で余計に挟まっている。

「お前が出ないとオレも出れね〜じゃん」
後部座席の帽子を被った若者も、屋根ギリギリで頭をすくめて動けなくなっている。
運転席の横に乗り込み口があるので、後部座席にちょこんと座ったまま何もできない。

彼らは、何を思ってそこに乗り込んだのか?
いや、僕もそういう気持ちは分かる。
分かるけど…。

僕は笑いそうになりながら横を通り過ぎていった。
後でまたそこを通ると、若者達は車内からいなくなっていた。
無事に脱出したようだ。
ニックネーム SNJ at 23:56| Comment(2) | TrackBack(0) | 街角・日常編

高校見学2

受験シーズンも近付いた中学3年の秋の頃。
僕と、同じクラスの小野君と金川君と3人で高校見学に行った。
向かった先は、柏日体という高校だった。

僕らは柏駅から歩いて向かうことにした。
地図で見れば、柏駅からすぐそばに思えたのだ。

柏駅で電車を降りて、東へ15分ほど歩く。
国道16号線を渡り、柏公園の横を抜けていく。
大して歩いていないが、僕らはずいぶん歩いた気がしていた。

「なかなか柏日体に着かないねェ」
「16号を渡ればすぐだと思ったんだけどね」
「まぁもう少し行ってみれば着くんじゃないの?」

本当は、少し南に向かわなければならなかった。
僕らアホ中学生の頭では、地図と実際の距離の差を考えることが出来なかったのだ。

この辺の土地は、手賀沼に向かって下り坂になっているのだが、僕らは見たこともないような急な下り坂に遭遇した。
この坂を下りていったら、万が一道が違っていた時に戻ってくるのが、上りでキツくなる。

「こっちかねェ?」
「行き過ぎってことはない?」
「でも高校らしき建物はなかったけどな〜」

僕らは、無い頭脳で考える。
どうも道を間違えている気がするが、誰もそれを認めたくない。

その時、下り坂の向こうに、大きめの建物が見えた。
「あそこに見えるの、高校じゃない?」
「ああ、そうだ。あれだよ」
「こっちで合ってたんだね」

僕らは、高校を見つけて喜び勇んで坂を下りていった。
そのまま手賀沼の周辺道路を歩いていく。
20分くらい歩いていくと、建物が見えてきた。

「あっ!」
「えっ!?」
「何ィ?」

…建物は駅だった。
柏駅の隣りの北柏駅の駅舎だったのだ。
それを遠目に見て校舎と勘違いし、坂を下ってしまったので建物は見えなくなり、間近に接近するまで駅だと気付かなかったのだ。

「どうするよ?」
「これから高校に向かっても日が暮れちゃうよね」
「とりあえず今日のところは帰るか?」
「そうするか…」
「全く、何しに来たんだよ〜」

僕らは、高校見学に行ったつもりが、ただ柏駅から北柏駅まで遠回りしながら1時間近く歩いていっただけになってしまった。
中学3年、前途多難。
そんな、秋の日の思い出。
ニックネーム SNJ at 18:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 思い出ボロボロ

2006年12月03日

反省

御殿場の下り坂で自転車で転んでから1ヶ月半経つが、その時に擦りむいた肘の傷は、けっこう皮膚が擦り減ってたみたいだ。
触ってみると、傷のところがへっこんでいる。
肘の肉薄の部分なので、もう少しで骨まで削れていたかもしれない。
そういえば肘の打撲のせいか、4週間くらい小指と薬指が痺れていたな、今は大丈夫だけど。

足の甲のえぐれた切り傷も、もう2mm横で血管だったので危なかった。
きっと、歩道の縁石と自転車のペダルで靴が挟まれて、そのまま靴が脱げて足の甲も縁石で切ったのだろう。
ペダルの横面はガリガリに削れていたので、靴が脱げたのがむしろ良かったのかもしれない。
挟まれたまま転倒していたら、捻挫や骨折に繋がっていたろう。
転倒は気を付けないといけないな。

今まで自転車で走ってみて、僕の脚だと山越えなどがなければ40kmくらいまでは普通に走れるのが分かった。
50kmくらいから疲労を自覚して、60km走ると脚にくる。
なんとか100kmまでは脚にこないように走りたいもんだ。

筑波山往復の約100kmを、休憩は1時間くらい取るとして、6時間でこなせれば上出来だ。
脚力を1.5倍にパワーアップしないとなるまい。
6時間で手賀沼6周分か。
無理だ…。
ニックネーム SNJ at 13:24| Comment(2) | TrackBack(0) | 自転車奇行2006

2006年12月02日

自転車奇行・手賀沼一周 後編

12月の空の下、時速20km程でのんびりと走っていく。
手賀沼には遊歩道があり、そこを走っていけば交通渋滞もない。
信号ごとに止まらされることもないのだ。

…と思ったら、今日は土曜日。
手賀沼公園周辺では、散策する人や犬の散歩をしている人が多かった。
僕と同じように自転車で走っている人や、ランニングをしている人も多い。

犬の散歩同士がすれ違うと、犬は飛びかかろうとしたり吠えたりして、飼い主から犬までリードがピ〜ンと張って、遊歩道を塞いでしまう。
自転車は遊歩道から草むらによけていくしかない。
車の渋滞はないが、犬渋滞だ。

犬だけではない。猫も多い。
のんびりしている猫や、何が楽しいのか、ひたすら走っている猫などいて面白い。
ひたすら走っている点では、僕ら人間も一緒か。
思い返せば、今日は夏の時よりも沼畔にはガチョウなど水鳥も多かった。

辺りはどんどん暗くなるが、夕焼けを横目に見ながら走っているのも趣きがあって良い。
何組の犬の散歩とすれ違ったろうか。
30分近く走って、折り返し地点である橋を渡った。
ここで半周。あとは対岸を戻っていくだけだ。

いつの間にか、東の空の月が明るくなっている。
月が明るく見えるということは、逆に西の夕焼けは暗くなっている。
沼を一周していると、折り返し地点からは景色が変わり映えしなくてモチベーションが下がるが、月と夕焼けに挟まれて手賀沼を走っていると思うと、少しやる気が出てくる。
月と夕焼けの天秤だ。

半周を過ぎて疲れていたが、再び時速30kmまでペースを上げる。
手賀沼の遊歩道の我孫子市側は、路面が木の根っこで盛り上がったり沼沿いに曲がりくねって走りづらいが、柏市側はほとんど何もない直線的で平坦な自転車道だ。
最近整備されたらしく路面はきれいで、わざわざ歩行者用車線と自転車用車線が色分けされている。
飛ばして走れば気分も良くなる。

向こうから走ってきたロードレーサーとすれ違ったが、ものすごいスピードだった。
こちらが33km出てたが、向こうは40km以上出てたかもしれない。
相対して70km以上に見えた。自転車ですれ違うと至近距離なので、より早く見える。

僕を支点とした月と夕焼けの天秤。
夕焼けの方が重くなって森の向こうに見えなくなると、いよいよ闇が訪れる。
月と自転車のライトの明かりこそあるものの、街灯もなく暗い道だ。
突然、放して散歩している犬が自転車の前に飛び出してくることもあり、気が抜けない。
すでに疲れているので、安全がてらペースを落とした。

そして、1時間近くかかって手賀沼一周完了。
手賀沼一周の距離は、18.5kmほどだった。
軽いと思ったが、夕闇もあって思ったより疲れた。

手賀沼横のローソンで休憩。
あったかいカレーまんと、オマケ付きの缶コーヒーを20本買って、4kgのウェイトを増やして帰路についた。

家に着くと、夕飯はカレーだった。カレーまん食べなきゃ良かった。
家まで戻っての本日の総走行距離は31kmだった。
手賀沼一周して帰ってくると、2時間で軽く走れるくらいのちょうどいい距離かもしれない。
ニックネーム SNJ at 22:56| Comment(2) | TrackBack(0) | 自転車奇行2006

自転車奇行・手賀沼一周 前編

今日は、12月2日。
任天堂の新ハード『Wii』の発売日だ。
朝からどこかのお店に並べば入手できるかもしれない。

僕は昼の11時に起きた。
窓を開けると、良く晴れ渡っている。
外に出れば気分も良さそうだ。

そのまま家に居て午後3時半過ぎ、やっと自転車で出掛けた。
柏のビックカメラに行けば、Wiiの体験も出来るかもしれない。
だが、僕はビックカメラへ向かわず、手賀沼へと向かった。

自転車で箱根に行ってから1ヶ月半。
その後、都内を走ったものの、大して自転車に乗っていない。
せっかく今日は晴れていたので、自転車で手賀沼を一周してみようかと思ったのだ。

リモコンを直したMP3プレイヤーで音楽を聴きながら、軽快に走っていく。
手賀沼へと続く、柏公園と柏市民文化会館の間の道で、時速30kmで自転車を傾けてカーブを曲がっていたら、カシャンと何か落とした音がした。

ふと斜め下を見ると、僕の耳から伸びたヘッドホンのコードが路面に垂れている。
その先にはMP3プレイヤーが繋がっていたはずだ。
(MP3プレイヤーが落ちた音か!)

慌ててブレーキを掛けると、少し遅れて後方から僕の足下にMP3プレイヤーが滑り込んできた。
なんと、落としたにもかかわらずリモコンと本体は繋がったままで、僕が止まるまで犬の散歩のように引きずっていたのだ。
30kmくらいで走っていたから、気付いて止まるまで20mくらい引きずってしまった。

(壊れてないかな…?またハードディスクがクラッシュしたかも…)
と思ったが、耳のヘッドホンからは曲が流れ続けている。
多少のキズだけで、無事だった。

革のケースに入れてあったのだが、ケースがソリのような役割りをして本体が助かったのだろうか。
落下の衝撃も、スキーの着地の原理で、進行方向へのエネルギーで軽減されたのだろう。
上着のポケットに入れてあったのが、自転車を漕ぐ内に太股で押し上げられ、さらにカーブで体を傾けたので落ちたようだ。

そんなこんなで手賀沼に着いた。時刻は午後4時を過ぎている。
空は夕焼けだ。
(一周している内に暗くなるな…)
せっかく晴れていたので、もっと早く来れば良かったと思いながらも、とりあえず走り出した。

手賀沼に来るのは夏以来。
その時は、違う自転車で来た。
今日は、共に箱根を越えたMTBだ。手賀沼一周も軽いだろう。

   〜続く〜
ニックネーム SNJ at 22:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 自転車奇行2006

高校見学

中学3年の夏休みのことだ。
僕と、クラスは違えど近所に住んでいた浅野君と西沢君で、高校見学に行った。

向かう先は、千葉県立柏中央高等学校。
中学校では来たるべき受験に備えて、夏休みは高校見学に行くのを推奨していた。

僕らは自転車で行くことにした。
僕らの住んでいる地域から柏中央高校まで、柏駅を挟んで1時間弱くらい。
大した距離ではないが、柏駅の向こう側なので遠く感じていた。

高校見学に行くに当たって、やはり学生服で行くのが良いのか、それとも私服で行って良いものか判断に迷ったが、夏休み中に学生服姿で自転車に乗るのが恥ずかしかったので、とりあえず制服を持って私服で行くことにした。

夏真っ盛りの空の下、僕らは縦に三人並んで自転車で走っていった。
柏中央高校には、思ったより早く着いた。
周りを畑に囲まれた、柏駅周辺とは思えない長閑な場所だ。
高校の隣りには、生活排水のどぶ川も流れている。

さて、校門を通ろうとしたが、夏休み中とは言え、私服で校内に入るのは躊躇われた。
今後、受験するかもしれない高校だ。失礼のないようにしなければならない。
僕らは真面目な生徒なのだ。いや、この場では真面目な生徒と思われなければならないのだ。

「よし、制服に着替えよう!」
着替えることにした。

問題は、「何処で?」ということだ。
僕らは制服を持ってきたものの、着替え場所を考えてなかった。

周りを見渡す。
高校の向こうに畑が広がる。
高校の向かいには民家がある。
高校の横には商店がある。

高校と商店の間にどぶ川がある。
高校の自転車置き場に沿って金網のフェンスがあり、フェンスに沿ってどぶ川が流れている。
どぶ川は、幅2mほど。
コンクリートで舗装され、溝の上部に数メートル置きにコンクリートの足場が渡されている。

「ここで…」
僕らはどぶ川の縁を歩いて、道路から見えない場所まで入っていった。
高校の校舎からも、木々と自転車置き場で死角になっている。

制服姿になってどぶ川から出てきた真面目な生徒の僕らは、そのまま校門を通っていった。
真面目な僕らは緊張の面持ちで受付を済ませ、校内を見学する。
誰か案内してくれるのかと思ったら、自由に見て良いとのこと。
僕らは自由行動だ。真面目だから。

(どこでも見ていくぞ)
そう思っていたが、教室に入ることもなく廊下を歩き、体育館に入ることなく体育館を覗く。
「中学より広いね…」
真面目な僕らは手持ち無沙汰でやることもなく、見学はあっと言う間に終わった。

だいたい、僕らは見学慣れしていないのだ。引率もなしでは、どこをどう見学していいのか分からない。
真面目な僕らは逃げ出すように高校から出て、またどぶ川に消えていく。
真面目な生徒な僕らには、どぶ川がお似合いだ。

私服に着替えていると、雨が降ってきた。
一気にどしゃ降りになった。夕立である。
どぶ川で夕立に遭う。
全く、真面目な僕らに似合っている。
急いでどぶ川から抜け出すと、横の商店に入って夕立をやり過ごした。

夕立が止むと、僕らは自転車に乗って帰宅した。
見学は緊張したが、なかなか楽しいサイクリングだった…。

なお、せっかく見学に行ったのだが、誰も柏中央高校を受験しなかった。
ニックネーム SNJ at 20:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 思い出ボロボロ

2006年12月01日

リモコンが壊れた…

2年半前に買ったハードディスク型MP3プレイヤーのリモコンがまた壊れた。
音が片側からしか聴こえなくなった。
最初は左が聴こえなくなり、時に右だけが聴こえなくなる。

1年前にも壊れて、たかが接触不良なのだがどうにもならなくなり、新しいリモコンを買ったのだが、それもまた1年間で壊れたのだ。

このHD型のMP3プレイヤーは、購入してから3ヶ月の内に3回壊れている。

一度目は購入時の初期不良で、リモコンの液晶が映らなかった。
この初期不良は、僕の購入したMP3プレイヤーにはよくあった初期不良らしく、無料で本体ごと全品交換となった。

二度目はハードディスクがクラッシュした。
これも保障期間だったので、修理に出すと本体全部が交換となって戻ってきた。

三度目は、本体とリモコンの接続部の接触不良だ。
これは本体側が壊れていたため、修理となった。
保障期間内で無料だった。

これが3ヶ月の内に起きた。
修理は無料だったが、修理に向かう交通費がかかったため、得な感じはしない。

その後、1年ほどでリモコンが壊れ、3800円で新しいリモコンを買う羽目になった。
このリモコンは通販しかないので、送料込みで4千円以上の出費だ。
それから1年でまた壊れたのだが、毎年4千円出してリモコンを買っていてはコストパフォーマンスも悪い。
なので自分で直してみる事にした。

リモコン本体を開けてみると、接触不良の箇所が分かった。
先代リモコンの故障箇所の隣りの、ヘッドホンの接続部だ。

いじってみると、このミニプラグを嵌め込む部分を圧迫すると音が正常に聴こえる。
この部品と本体カバーの間に、輪ゴムを短く切ってテープで貼り付けて、挟んで閉じてみた。

すると、内部でゴムが部品を圧迫し、音が正常に聴こえるようになった。
応急処置だが、とりあえずこれでいいや…。
ニックネーム SNJ at 23:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記