2007年09月30日

あと2週間

友人RA君の結婚式まで、あと2週間。
披露宴で曲を演奏する。
僕はキーボードだが、まだ練習をしていない。

練習も何も、曲自体が完成していないからだ。
曲も出来ていなければ、歌詞も出来ていない。

今回は僕が歌詞も作ることになっている。
結婚式の歌詞なので『愛』を謳い上げたいが、僕が愛を語ってよいものか?
愛を騙ることになりかねない。
『哀』なら語れるけど…。

もう時間がないので無理やりにでもメロディーを作って、それに歌詞を合わせる方法にした。
昨夜にメロディーが出来て、今夜歌詞が出来た。

でもまだ完成ではない。
ベースやドラムやピアノパート、コーラスを編曲しなければいけないのだ。
まぁ、式までに編曲は終わるだろうが、それだと練習がほとんど出来ない。

先月の友人クニの結婚式では演奏をかなりしくじったので、次こそは…という想いがある。
ボーカルのしゅう君もけっこう練習しているようだが、ここにきて歌詞が追加になったので心配だ。


今回の結婚式で、演奏は4回目になる。
・1回目は、7年前のしゅう君の結婚式。
曲名は『しあわせの花』

式の2ヶ月前から曲を作り始め、練習もそこそこに式に臨んだが、初めてにしてはまあまあ上手くいった。


・2回目は、1年半前のHさんの結婚式。
曲名『MESSAGE』

曲は式の半年前に出来ていたが、イントロなどに悩んで右往左往した。
イントロをパイプオルガンの音色にすることで、結婚式っぽくなった。
演奏はほぼ成功だが、メインボーカルがコーラスにつられてしまった。


・3回目は、先月のクニの時。
曲名『しあわせの山へ』

全体練習を一回もしないままに本番へ。
サビで、ボーカル二人が同時に止まってしまうハプニングが…。


・4回目は、2週間後のRA君の結婚式。
曲名『君と僕の未来へ』

果たしてどうなることやら…。


1回目と2回目は他の人が歌詞を書いてくれたので曲に専念出来たが、3回目と4回目は僕が歌詞と曲を担当だ。
歌詞を書くのは苦手なので、大いに困った…。
しかも、クニとRA君の式の間隔が6週間しか空いてないので、並行して作る感じだった。

自分の中では、2回目の曲がいちばん編曲に凝ったと思うが、今回はそれを超えたい。
…などと思っていると、いつまでも曲が完成しない。
とりあえず、曲の後半でマーチっぽい編曲を試みたが、上手くいくかどうか…。

この辺で区切りをつけて、練習しないとな。
ニックネーム SNJ at 02:27| Comment(3) | TrackBack(0) | 結婚式編

2007年09月29日

8月下旬

8月の下旬、夏の暑さが全開だった頃、僕はポケモンの映画を観に行った。
前売り券を買ってあったので観に行かなければと思いつつ、7月13日から公開していたのに、旅行に行ったりしていてついつい遅くなってしまった。

夜から池袋で仕事だったので、夕方に池袋へ向かった。
上映は、18時20分くらいからだったろうか。

18時前に池袋駅に着けばいいだろう。
そのつもりで家を出ると、発電所への落雷があったらしく電車が遅れていた。
(マズイ!映画に間に合わなくなる!)

18時過ぎ、池袋駅に着くと大急ぎで映画館まで走った。
夏の最中なので、すぐに大汗をかいてしまった。

汗だくで受付けに前売り券を提示し、映画館に入る。
ギリギリ間に合った。
ポップコーンとジュースを買って、席に着く。
館内は親子連ればかりで、おっさん一人で席に着く僕は気まずい感じだ


この映画を観ている間に、ニンテンドーDSのポケモンのソフトにポケモンを受け取れる。
場内の無線電波をDS本体で受信すると、ポケモンが送られてくる仕組みだ。

映画が始まる前に、僕はDSの電源を入れた。
場内のライトは消されているので、DSの液晶画面だけが明るく光る。
その光で。僕の顔は下から照らされているはずだ。

暗闇の中に、汗まみれのおっさんの顔が浮かび上がる図。
親子連れから見たら、さぞかし不気味だろう。

ポケモンの映画は、ツッコミどころは多かったが面白く観れた。
映画館を出ると、仕事までまだ時間があったので、仕事場まで3.5kmの道のりを歩いていく事にした。

歩いていく前に、ビックカメラの西口店に入る。
西口店の玩具売り場はけっこう広く、ミニカーの種類も多い。
見てるだけでもなかなか楽しかった。

玩具を見たあとは、夕食にした。
西口のスパゲッティ屋に入ったが、ほぼ満席状態。
カップルや女性グループが多く、おっさん一人の僕は場違いな感じだ。
禁煙席が4人掛けのテーブルしか空いてなかったので、4人掛を独り占めするのも気が引けて喫煙席に座った。

煙たい中でスパゲッティを食べたが、なかなか美味しかった。値段は高かったけど。
僕が食べてる間にもグループ客が入ってきたので、4人掛けを独占していなくてよかった。

僕の後ろの女性二人組みが、自分のカレシの話で盛り上がっている。
血液型の話でも盛り上がっている。
僕は埼玉県の地図を見ながら無言で食べている。
これでも、地図を見て内心は盛り上がっているのだ。

僕の横の席にカップルがいたが、男の方は無言でDSをやっていて、女の方も無言だ。
デート中でもDS。盛り上がってないカップルだな。
自分もカップルで入ったらこうなりそうだけど。

食べ終わると仕事場へ向かう。
歩き始めると、すぐに大汗をかいた。
バテバテになって歩いていると、夜のダイエットウォーキングのおばちゃん軍団に後ろから抜かれた。

汗だくになって仕事場に着いた。
仕事前にかなり疲れてしまったが、いろいろ見て回ったので精神的にはリラックスした。
ニックネーム SNJ at 20:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 街角・日常編

2007年09月28日

バスとバイクの衝突事故

昔、小学校高学年くらいの時だろうか、バスに乗っていて事故に遭った事がある。

夏休みだか冬休みだか忘れたが、田舎に泊まりに行っていた。
田舎は山奥で、街まで出る用事があったので、僕は一人でバスに乗っていた。

後部座席はコの字型になっており、車体真ん中から後ろ半分が、電車の座席のように向かい合わせになっている。
最後部座席のみが、前方を向いて座る形だ。

僕は、コの字の向かい合わせの席に座っていた。
進行方向に対して、横を向いている状態だ。

つづら折りのカーブが続く道だった。
カーブを曲がってバスが加速していくと、対抗車線に車が走ってくる。
その車を追い越そうと、突如バイクがこちらの車線に飛び出してきた!
バスが急ブレーキを掛ける!

ガシャ〜ン!!
ビッシャ〜〜!

衝突音がした!
僕は横倒しになりかけたが、その時、何かが僕の目の前を飛んでいった!

一瞬、何が起きたか分からなかった。
僕の座る席と平行に、何かがバスの床に飛び散っている。

(……ゲロだ!!)

最後部の席に小さな子が、口元にゲロを垂らして放心状態になっている。
バスが急ブレーキを掛けたため、車酔いして吐きそうになってたその子が、前のめりになって吐いてしまったのだろうか。
慣性の法則と吐く勢いで、吐き出されたゲロは前方に3m以上も飛び散ったのだ。

床に散らばったソレも気になるが、バイクはどうなったろう?
窓から外を見るも、よく見えない。
どうやらバイクは、バスの下に入ってしまったようだ。

その後の事は、あまり覚えていない。
対抗車線側にガードレールがあって、そこにライダーがしがみ付いている映像が記憶にある。

事故って吹っ飛んでガードレールの下に落ちたのか、バスの下に入ってしまって這い出てきたのか…。
確か、太股を折ったらしいが。

バスの下敷きになってしまったバイクを引きずり出すのに、時間が掛かった記憶もある。
その間、ゲロはそのままで、とても気まずかったはずだ。

バスが走りだしてからも、ヘアピンカーブごとに横Gで、ゲロが床を横に流れて、大変な状況だった。

これ以降、ゲロがあんなに飛んだのを見た事がない。
ニックネーム SNJ at 19:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 思い出ボロボロ

2007年09月27日

ラーメン

近所のラーメン店に、大量の漫画本が置いてあるところがある。
最近、僕はその店に週に1回のペースで通い詰めている。
ラーメンも普通に美味しいし、水餃子はタレが絶品だ。
いつもラーメン&餃子&ライスのセットで頼むので、カロリー過多である。

注文して待っている間、食べながら、食後と漫画を読む。
だいたい、2冊ほど読めるかな。

今、読んでいるのは、あだち充の野球漫画『H2』だ。
10年くらい前の作品で、当時はあまり面白いと思わなくて読んでいなかったが、今読み返すとなかなか面白い。
正直、ハマっている。

11巻まで読み終わり、次は12巻。
今日の昼に、12巻を読むのを楽しみにしてラーメンを食べに行った。

店の前に自転車を停めている間に、おじさんがその店に入っていった。
おじさんに続いて、僕も入店する。
注文をして、本棚からH2を取り出しにいった。

………ない!

H2がない!
いや、H2はあるのだが、12巻がない!
12巻から16巻までが抜けていて、本棚にポッカリとスペースが出来ている!

(誰か読んでいるのか!?)
数人の客をこっそりと見回す。

いた!
12巻を手に取り、13〜16巻を積み上げている客が!

…僕の直前に入店したおじさんだ…。
タッチの差で先を越された。
あだち充だけに『タッチ』の差でH2が……。

偶然とは怖ろしい…。
同じ作品を、しかも僕が読もうと思っていた巻を読まれているとは…。
漫画本は2000冊以上はありそうなのに、何でまた…。

次こそはH2を読んでやるぞ!
ニックネーム SNJ at 23:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 街角・日常編

2007年09月26日

寿司

今年のG.W.に和歌山県に旅行した時、白浜や勝浦で食べた漬け丼の味が忘れられない。
マグロなどをタレで漬けたものだ。

千葉に帰ってきてからも、急に漬け丼が食べたくなったりする。
しかし、近所の僕の知ってる店には漬け丼がない。

サッカーの試合の帰りに入った寿司屋で、マグロの漬けの寿司を見つけて食べたら美味しかった。
だが、その寿司屋は自宅から少し遠いので、気安く行けない。

(漬けマグロが食べたいな〜)
そんな日々を過ごしていた。

元々、僕は魚介類が苦手なので、寿司を好んでは食べない。
魚は良いが、イカタコ、カニエビ、イクラウニ、貝類は食べられない。
ツナマヨとか納豆巻きとか、タマゴやキュウリなどがメインになる。
マグロ系統は美味しく食べられたので、ネギトロもメインだ。

この前、池袋の寿司屋で炙りトロサーモンを食べたらとても美味しかった。
焼き鮭は好きだが、生のサーモンマリネなどは好きではなかった。
だから寿司ではサーモン系統に手を出さなかったし、炙りのサーモンは焼き鮭かと思っていたので、冷めた焼き鮭は美味しくないだろうからと食べもしなかったのだ。

それが…、試しに食べた炙りトロサーモンに感涙だ。
炙っただけであんなに美味しくなるとは!
全然、焼き鮭ではなかったんだな…。

僕の寿司屋でのレパートリーが増えた。
寿司屋に行くのが、少し楽しみになった。

今日、仕事から帰ってきて、夕食は一人で近所の回転寿司に食べに行った。
一皿105円の『無添 くら寿司』というチェーン店だ。
無添加なのがウリだ。
今まで入ったことがなかったので敬遠していたが、普通に美味しかった。

そして!
メニューに漬けマグロあった!

もちろんすぐに食べた。
美味しかった。
漬けマグロだけで4皿も食べてしまった。

漬けサーモンも美味しかったし、炙りトロも美味しい。
煮たまご軍艦というのも、煮たまごが美味しく、海苔と合う。
思えば、ラーメンには煮たまごと海苔が入っているので、合わないわけがない。

他にゆば寿司を注文した。
注文品と書いてある台の上に皿が載って運ばれてきて、注文者のテーブル近辺に来ると「ピーピーピー」と音が鳴って知らせてくれる仕組みだ。

僕が頼んでから、すぐにゆば寿司が流れて来た。
僕の席でピーピー鳴ってるような気もするが、他のテーブルもピーピー鳴っていて僕の席が鳴っているのかよく分からない。

(もしかしたら他の席の注文品かも…)
僕は、ゆば寿司を遣り過ごしてしまった。
僕のだったら、また回って来るだろう。

しかし…。
待てども待てども、ゆば寿司は回って来ない。
(やっぱりさっきのは僕のだったんだ!)

遠くの席の方を見てみるが、ゆば寿司が流れているのかどうか分からない。
何分間で皿が一周してくるのか知らないが、10分経っても流れて来ないということは、店員が回収したか他の人が取ってしまったかだろう。

(どうしよう、もう一回頼もうかな?)
そうこうしている内にも他の皿を食べていたので、お腹いっぱいになってきた。
すでに9皿食べた。
(ゆば寿司が心残りだが、これで終わるか…)


周りを見ていて、気付いたことがあった。
僕は食べ終わった皿を、いつものように重ねていた。
後で店員が数えやすいように、5枚ごとに色の違う皿を交えて数えやすくしていた。
周りの人を見ると、誰も皿を重ねていない。
僕より先に食べていた人も、手元の皿以外に皿はない。

何故かと思ったら、テーブル横に食べ終わった皿を入れる穴があり、皿を入れると自動的にカウントしてくれて、食べた枚数がデジタル画面に表示されるのだ。
9枚も積み上げていた自分が恥ずかしい。
慌てて1枚ずつ皿を入れる。

ガシャン、ガコン、ガチャン、ゴトン、ゴトン

すると、5枚入れたところで、デジタル画面にルーレットが回りだした。

『はずれ』

どうやら、5枚ごとにルーレットが出来るようだ。
僕は今9枚。
お腹いっぱいだが、どうせならもう1枚食べてルーレットをやってみよう。
これはなかなか良い戦略だ。僕は店の術中にハマってもう1枚食べるのだから。

最後も漬けマグロにした。
食べ終わった10枚目の皿を、穴に入れる。
ルーレットが回る。

『大当たり!』

今度は当たった。
……だが、何も起こらない…。

ふと見上げると、デジタル画面の上にガチャガチャみたいな入れ物があり、そこからカプセルが出てきていた。
これが、大当たりの景品なのだろう。

開けてみると、玉子焼きの寿司の絵が描いてあるキーホルダーが入っている。
ボタンを押すと、「たまたまたま〜!」と音がなるおもちゃだった。
特にいらない…。

お腹いっぱいになって帰った。またデブくなるな。
マグロの漬けの寿司があったので、その内また行こうっと。
ニックネーム SNJ at 23:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 街角・日常編

2007年09月24日

あ〜

どうにも仕事のテンションが低くていかん。
仕事を終えて早く家に帰りたいが、帰っても曲を作らなくてはならないと思うと、それも憂鬱だ。

何で20時間以上かけて曲を作ってるんだろう?
趣味か?

ゲームやりたいな〜。
でも、やるのもめんどくさい。ゲーム機の電源入れるのもめんどくさい。

だいたい自分はデブなんだ。
夏に太って、さらに動くのがめんどくさくなった。

蛇が腹の周りにとぐろを巻いてるくらいの脂肪量。
蛇がキュ〜ッと巻き付いている。
へび、キュ〜。
ヘビー級だ。

…さらに憂鬱になった…。
眠い。

いつも思ってるけど、何か楽しいことはないかな〜?
楽して楽しく時を過ごしたいもんだ。

たぶん…。
曲を作ってみんなで演奏する。
それがきっと、当面の楽しいことなんだろうな。

楽ではないが楽しもう(+_+)
ニックネーム SNJ at 03:52| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記

2007年09月22日

友人クニ結婚式 〜後編〜

カラオケボックスでの練習を終え、会場に戻る。
時刻は4時になろうとしている。
会の開始は4時半からなので、そろそろ会場にキーボードを持ち運ぼうと思ったが、まだ前の組の片付けをしていて持ち込めない。

片付けが終わったら、今度は僕らの会の用意が始まる。
会場の係の人がフォークやスプーンや皿などを用意している横を、キーボードを会場内に運ぶ。

慌ただしい中、デカイ邪魔物を運ぶのは気まずかったが、何とか会場内の隅っこに運び込んだ。
しかし、これはもう曲の練習は出来ないという事だ。あとはぶっつけ本番。

ここで問題が起きた。
キーボードからライン出力で会場のスピーカーに繋げたが、音が出ない。
コードは5mのコードで、今日買ってきたので新品だ。しかし音が出ない。
他にもコードはいくつか持ってきていたが、5mの長さはない。
キーボードからアンプまで5m離れてるので、他のコードでは代用できないのだ。

会場の人といろいろ試行錯誤していたが、ここでマナブ君があるものを差し出した。
自ら持ってきていたマイクプラグ端子の5mコードだ。

それで繋ぐと会場のスピーカーから音が出た。
良かった、無事にセッティング完了!
あとは開始を待つばかり。

4時半過ぎ、会場内に来客が入場し、宴が始まった。
僕らの演奏まで1時間半以上ある。
僕は頭の中でキーボードの演奏をシミュレートしていた。
(たぶん失敗する…)

宴は楽しく進んでいき、僕らの番が近付いてくる。
「そろそろお願いします」
司会の人に言われて、演奏の準備。

「なんと演奏をして下さいます。演奏するのは中学時代の友人…」
司会に紹介され、ボーカル浅野君が一言コメントした。

コメントを終えた浅野君が、チラリと僕を見る。
演奏開始の合図だろう。

(カウントしてよ)
僕がカウントを要求する。

「ワン、ツー、スリー!…」
浅野君がカウントをする。

僕は『フォー』を待っていたが、浅野君はスリーでやめてしまった。
(フォーまで言って…)

「ワン、ツー、スリー、フォー!」

演奏が始まった。
アップテンポな曲なので、会場のみんなが手拍子をしてくれている。
しかし、イントロの途中で浅野君が歌い出してしまった!

(まだだよ!)
僕が右手で弾きながら、左手で浅野君に待ったをかける。
(え!?)
浅野君が歌うのをやめる。

(ここから!)
僕が左手で合図する。

「…………」
しかし浅野君は歌い出さなかった。
初っ端タイミングを間違えて失敗だ。

クニ結婚式演奏.jpg

それでも演奏は進んでいく。
浅野君もなんとか歌い出した。

ギターのマナブ君は絶好調だ。
僕は緊張から指が硬くなっている。

ボーカル浅野君も最初以外はけっこう歌えていた。
サビでは三上君も一緒に歌ってくれるし、これなら大丈夫だろう。

キーボードを弾く僕を、会場のカメラマンが近くで撮りにきた。
弾くのに精一杯で、下を向きっぱなしの僕の顔を撮ろうと、カメラマンがしゃがみ込む。

下から撮られる僕。
僕は弾きながら、
(俯いてるのを下から撮られると、二重アゴになってんだろうな〜。
デブな上にワイシャツにネクタイでアゴの下はピッチリしてるからな〜。
笑顔で目線でも送っとくか〜。
二重アゴの笑顔目線は気持ち悪いだけかな…)
などと思っていた。

そんな邪念に囚われて、演奏をミスった。
だが、そんなに目立つ部分ではない。
ボーカルさえ歌えていれば大丈夫だ。

曲の2番までが終わり、最後のサビへ。
どうやら無事にいけそうだと思った矢先、ボーカルの歌声がピタッと止まった。

見ると浅野君も三上君もサビに入るタイミングを逃し、歌えなくなってしまっていた。
二人で顔を見合わせている。
お互いに、どうする?どうする?と思っているのだろう。

「頑張れ〜」
会場内から応援の声が聞こえる。

ボーカル二人は、身体を揺らしてリズムを取り出した。
窮地の策だったのだろう。

そして、サビの最後の方だけを歌った。
締めくくりだけは大丈夫だったようだ。
歌い終わると浅野君は「すみませんでした〜!」と一礼した。

演奏終了。
僕は席に戻ると、安堵して食べ始めた。

「悔いが残ったよ〜。最後の入り方が分からなくてさ」
三上君は落ち込んでいる。
「しかも、マイクが壊れてたのかガムテープで補強してあって、歌ってるとだんだんグラグラしてきたんだよね」

「まぁ、さっき初めて練習しただけであそこまで歌えれば、大したもんだよ」
みんなで慰める。

こうして、楽しかった宴が終わった。
僕らは、そそくさとキーボードを片付けて帰路に着くのだった…。


演奏を失敗したのは残念だが、ほとんど練習しなかったのでこの結果は当然のことだろう。
この6週間後にもう一つ結婚式があるが、そちらでは演奏は成功できるだろうか?
ニックネーム SNJ at 09:59| Comment(4) | TrackBack(0) | 結婚式編

2007年09月20日

友人クニ結婚式 〜前編〜

9月1日は、友人クニ氏の結婚式だった。
そこで僕らは曲を演奏した。
自分たちで結婚式用に曲を作って、自分たちで演奏する。

これまでにも2度の演奏をしているが、緊張もあってかバッチリ成功した事はない。
今回は、身内の披露宴が終わった後に催される、友人だけの2次会的な舞台なので多少は気が楽だ。

気楽すぎたのか、全体練習もしないままに結婚式当日を迎えた。
演奏メンバーはボーカルの浅野君、ギターのマナブ君、キーボードの僕の構成だ。

練習は、富山旅行中にボーカル浅野君のために1時間ほどやっただけだ。
ギターのマナブ君とは、演奏合わせもしていない。
不安材料がいっぱいだ。

僕は僕で、自分で作った曲なのにキーボードのパートが弾けないという有り様。
昨夜は深夜まで練習してそれなりに弾けたが、朝起きてから弾いてみると忘れている。
指が覚えてないという事だ。


上手く弾けなくても、時はやってくる。
昼の12時、N谷君の愛車エスティマに7人が乗り込んで地元の柏市を出発。
向かう先は横浜、桜木町。

車内で練習をしてみる。
ギターのマナブ君は1ヶ月前から毎日練習し、昨夜も夜遅くまでギター練習を行ったらしく、演奏に抜かりはなかった。
コード進行を難しくし過ぎたが、これなら問題はないだろう。

問題はボーカル浅野君だった。
十日ちょっと前に練習した時はまあまあ歌えてたのに、全然歌えなくなっている。
「ちゃんと毎日練習したの?」
「してない」
「昨日の夜くらい練習した?」
「飲んじゃった」

これはマズイ。
ギターやキーボードは間違えても目立たないが、メインボーカルが歌えないのはかなり目立つ。
緊急に、車に同乗していた三上君に白羽の矢が立った。
「歌ってみない?」
「え〜、今から覚えるの?」
「万が一の時のために」
「う〜ん、サビだけなら覚えられるかな」

浅野君と同時に三上君の練習も始まった。
7人乗って満員の車内でマナブ君がギターを弾き、浅野&三上と僕が歌う。
運転のN谷君や他の同乗者にとって、なかなか苦しい空間だ。

「とりあえずここまでにして、後は会場に入ってから練習だね。練習の時間があるかどうか分からないけど…」


渋滞を考慮して早めに出発したのだが、いっさい渋滞していない。
すんなりと横浜に到着してしまった。
時刻はまだ2時。
会の開始は4時半からなので、2時間以上空く。

会場に行ってみると、前の組がまだ披露宴をしてる最中で、僕らは会場に入れなかった。

「どうする?練習できないよ」
「出るのが早過ぎたんだよ〜」
「まぁ、どこかで時間を潰そう」
「それならカラオケでも行って、練習しようか」

「クニはどこにいるのかな?」
「電話してみたら?」

新郎クニに電話をするも通じない。
「そりゃそうだよ。新郎なんだから、今頃は着替えや打ち合わせで忙しいんじゃないの?」

と言ってるそばでエレベーターの扉が開き、クニが現れた。
しかも、ラフなシャツにジーンズ姿だ。
「あれ、クニ!なんでそんなラフな格好なの!?」
「うん、まだ時間があるからね」
「早く来過ぎちゃったんだけど、どっか時間潰せるとこあるかな〜?」
「あるよ。待って、みんな行くなら僕も行くよ」
「えっ!?新郎なのに外出ちゃうの?」

ラフな格好の新郎クニは、礼服で身を固めている僕らにくっついて外に出てきた。
向かう先はカラオケ店。
練習する曲は、今日演奏する曲だ。
「今、聴いちゃうの?」
「うん、聴いてみたいね」

クニ結婚式前.jpg

カラオケ店の一部屋に8人がギッシリと集まり、新郎を前にしての曲の練習が始まった。
僕のキーボードは大きすぎて持って来れないので、マナブ君のギター一本だけでの練習だ。

本ボーカル浅野と予備ボーカル三上、そして僕も歌いながら練習する。
さすがに3人で歌えば、それなりに歌える。

ギターをバッチリ弾き終えたマナブ君が聞く。
「どう?クニ。感動した?」
「感動した〜」

本番はどうなるやら…。

   〜続く〜
ニックネーム SNJ at 12:14| Comment(2) | TrackBack(0) | 結婚式編

2007年09月15日

Drive物語・富山編16 〜富山旅行終了〜

雨上がりの夜の山道を運転していく。
霧は薄らいできたが、街灯もなく真っ暗な道が続く。

こんなに曲がりくねっていては、せっかく渋滞を迂回したのに時間が掛かっているかもしれない。
少し森が開けてきた。
その時であった!

進行方向右手に、明るいものが見えた!
稲光ではない、花火だ!
打ち上げ花火が森のシルエットの向こうで、花開いている!

ドーン!
パーン!


「おお、花火だ〜!」
「今年初めての花火だよ。こんなとこで見れるとはね」
「この道を来て良かったじゃん」

時は午後8時。
その花火は、相模湖ピクニックランドのものだろう。
山道の終わりと共に、良いものを見れた。
…と同時に、山道から大通りに出ると渋滞に引っ掛かってしまった。

その道は相模湖ピクニックランドに近すぎて、花火が見えない。
音と光は感じれるが、渋滞でよそ見できるのに花火が見えないのが残念だった。

現在位置は相模湖の南側にいるのだが、という事は渋滞していた小仏トンネルの南側という事で、高速道路の渋滞は回避できたようだ。
やがて、相模湖から津久井湖を過ぎ、時刻は9時前。

勝った!

あのまま高速に乗ってたら今頃は渋滞の小仏トンネルの辺りだろうが、それより先に進んでいる。
この後は横浜に向かうので、神奈川県にいる事はむしろ都合も良い。

「やったよ〜、選択ミスにならなかったよ〜」
「あの大雨の中、戦ってきた甲斐があったね」

10時過ぎ、横浜のファミレスで遅めの夕食。
ドリンクバーを頼んだ浅野君が、コップに氷を入れていたところ、どうにもおかしい。
氷が茶色かったり、ベタ付いたりしている。

「あれ〜、クリームみたいの付いてるよ〜」
「浅野、それ使い終わった氷を捨てるとこだよ!」
オノ君が気付いた。

「ええっ!?」
なんと浅野君は、新品の氷ボックスの横にある、使い終わった氷を捨てる場所から氷を取っていた…。

食べ終わると、旅の交通費などの精算を済ませ、NK君を家まで送り届ける。

「お疲れ〜」

そして横浜から、柏に向かう。
夜12時、帰宅。
ギリギリ日を越さずに帰ることが出来た。
こうしていろいろ楽しかった富山旅行は終わった。

旅は無事に終えたが、何か忘れてる気がする…。
……あ、結婚式の曲の練習をしてなかった…。
初日に1時間くらい練習しただけで、残りの日は何もしていない…。

結婚式は13日後の9月1日。
大丈夫かな…?


今回の旅は、食に満ちていた。
飛騨牛、地酒、刺し身、氷見牛、氷見うどん、鱒寿しなど、ホタルイカ以外は土地の名産品をけっこう食べた。
帰宅後は、体重は2kg以上増加していた。

食は良かったが、温泉は物足りなかった。
去年の温泉が良過ぎたので、どうしても比べてしまう。

心残りは他にもある。
寝坊して、早朝に高岡の街を歩けなかった事、立山連峰がキレイに見えなかった事などだ。
マウンテンバイクで惨敗したのも、心残りか。

他は概ね満足だが、世界遺産である岐阜の白川郷から富山の五箇山にかけては省いてしまったので、機会があればそちらにも行ってみたい。

   〜富山編・完〜
ニックネーム SNJ at 10:04| Comment(2) | TrackBack(0) | Drive物語U

2007年09月14日

Drive物語・富山編15 〜最後の難関〜

黒部ダムを後にし、長野自動車道から中央高速を東京方面へ向かう。
僕が運転していたが眠くなってきたので、諏訪湖サービスエリアでNK君に運転を交代した。

諏訪湖SA.jpg

諏訪湖だ。ちょっと雲行きが怪しい。
諏訪湖を見るのは何年振りだろう。
確か、2002年に旅行で長野に来ているので、5年振りか。

NK君に運転を代わってしばらくすると、雨が降ってきた。
東に見える八ヶ岳の方では、太い稲妻が山に落ちている。
夕立みたいなもんだろうが、あの雷雲がこちらに来たら嫌である。

ここで渋滞情報が入った。
『小仏トンネルで渋滞25km』
通過には3時間掛かるとの見込み。
現在が午後6時なので、東京都に入る頃には9時を過ぎてしまう。
八王子界隈も渋滞していたら、都内に戻るのは11時くらいになりかねない。

NK君は明日は仕事が控えている。
NK君の家は横浜なので、都内で降ろすと帰宅するのが12時を回ってしまうかもしれない。
ついでなので、横浜まで送っていくことにした。

選択を考える。
今年のG.W.の和歌山旅行では渋滞を回避できずに、抜けるのに100分掛かった。
今回は回避してみる選択もある。

高速を下り、国道20号を行くか?
しかし、国道20号は高速と沿って並んでいるので、渋滞を嫌って高速から下りてきた車で渋滞するはずだ。

小仏トンネルから25kmとなると、大月インターの辺りだ。
そこから渋滞しているとなると、その前に高速を下りた方がいいかもしれない。

そして国道20号も渋滞していた場合、国道20号から南に山を越えた都留市、秋山村を通るルートがある。
ナビで確認しても、曲がりくねった道だ。
かなり山道かもしれないが、という事は渋滞はないだろう。

「どうする?高速を下りる?」
「そんで20号が混んでたら、その山道を行くか?」
「どうせ、このまま行っても9時過ぎになるんだから、行ってみよう」

我々は、大月インターの手前の勝沼インターで高速を下りた。
雨はやんだが、稲光は続いている。
夕暮れ時で薄暗くなってきており、稲光の瞬間だけ明るくなる。
渋滞との戦いの他に、雷雲とも戦わなければならないのか。

国道20号から高速を見上げると、全然渋滞していない。
「下りるの早過ぎたかな?」
「いやいや、ああ見えてきっと急に渋滞するんだよ」

9時前に東京都に入れれば、この選択は勝ち。
山梨を出るのが9時半過ぎとかになってしまったら、負けだ。

国道20号を進んで行くと、だんだんと20号も混んできた。
渋滞の気配がある。
さて、どうなるものか?

大月インターが近付いてくると、高速から下りてくる車で交差点が渋滞していた。
高速を見ると、車が連なりだしているようだ。

「やっぱり下りてくる人が多いね」
「このままでは、国道20号もダメだな」
「てことは、山越え?」
「行くしかないな」

大月駅手前を右折、南に進路を取った。
NK君は明日仕事なので、疲れさせないようにそろそろNK君から僕に運転を代わろうと思ってたら、また雨が降ってきた。
雨はみるみる内に大降りになった。
土砂降り。
そして、稲妻が夜の闇を切り裂く。

「これじゃ、車を降りられないね」
「小降りになったら交代しよう」

リニアモーターカーの高架線の下をくぐって左折、東に進路を取る。
ここから山道のルートだ。
街灯が少なくなる。
その分、稲光は明るくなる。

10m先は見えないほどの大雨だ。
車のヘッドライトに照らされるのは、大粒の雨のみ。
だが、民家もあるし、道は直線的で案外走りやすい。

道は大雨で川の流れのようになっており、側溝は水が溢れかえっていてどこからドブなのか分からない。
対抗車と擦れ違うのにも、側溝に落ちないように気を遣う。
NK君は明日仕事だ。疲れてはいけない。

やがて、民家が途絶えて曲がりくねった山道になった。
雨はますます激しさを増し、霧も出てきた。
視界はさらに狭くなる。
この旅で最大の難関が、最後に待っていようとは!
NK君は明日仕事だ。

こんな状況なのに、背後から猛スピードで迫ってくる車があった。
先に行かすと、軽自動車だ。
軽なのに、速い。

また背後から車が来て、先に行かす。
地元の人なのだろうが、雨と霧で先も見えないのに、よくもまぁコーナーに突っ込んでいけるもんだ。

試しにあまり減速せずにコーナーに差し掛かると、突然、対抗車がはみ出しながら曲がってくる。
なんでみんなあんなに速いんだ?



……とても長い時間に感じられた。
ようやく雨がやみ、雷鳴も遠ざかっていった。

「交代しようか?」
「うん、何か肩が凝った…」

長かったNK君の戦いが終わった。
NK君は明日仕事だ。

   〜続く〜
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Drive物語・富山編14 〜黒部ダム〜

黒部ダムへの関電トンネルを、トロリーバスで抜けていく。
電気のバスなので、トンネル上部には架線が吊り下がっている。
客が多いからか、バスは5、6台が連なって走っており、まるで列車のようだ。
レールがあればモロに列車だが、トンネル内は勾配があるので鉄の車輪よりはゴムタイヤの方が良いのだろう。

トンネルは、バスが擦れ違うには狭い。
トンネルを抜けるには15分ほど掛かるので、対抗車が来たときにバス同士が擦れ違うための道幅の広い区間がある。

その区間にさしかかるとバスは速度を落とす。
天井で、ガコンと物音がする。
架線のポイント切り替えが行われたのだろう。

道幅の広くなったところでバスが停車すると、対抗車線のバスが6台連なって走ってきた。
対抗車線を全車が通過すると、僕らの乗ったバスは再び加速を始める。

このトンネル内には『破砕帯』という部分があって、トンネルを掘る時に困難を極めたそうだ。
破砕の通り、細かい岩で構成された岩盤で、そこに水温4℃の地下水が溜まっていて、土砂が噴き出して工事は中止になりかけた。

そんな状況を切り開いてこの関電トンネルが開通したと思うと、昨日のトロッコ電車と同じく感謝の気持ちが湧いてくる。
黒部ダム建設の殉職者は171名。

詳細は黒部ダムの公式HPでムービーなどが観れるので、良かったらどうぞ。
http://www.kurobe-dam.com/movie/index.html


そして黒部ダム駅に到着。
220段の階段を登っていくと、僕らの前に黒部ダムが姿を現した。

黒部ダム.jpg

デッケェ〜!
高さは全国1位の186m。
米粒みたいのが人の大きさだから、どれほどの高さか分かる。
貯水量は約2億立方m。よく分からない数字だ。

黒部ダム2.jpg

周りを見渡すと、後立山連邦の山々。
壮観だが、冬には全部が雪に埋もれる。
そう考えると、なんと厳しい場所であろうか。

黒部ダム放水.jpg

堤の上から放水を見下ろしてみる。
高すぎて高低差が実感できないが、186mある。
滝を上から見たらこんな感じだろう。

堤防を渡ると、ケーブルカーの駅がある。
このケーブルカーに乗り、ロープウェイに乗り換え、立山トンネルをトロリーバスで抜け、高原バス、ケーブルカーと乗り継ぐと富山県側の平野部に下りていける。
僕らは今日はここで引き返すので、ケーブルカーには乗らずに散策路を歩いていった。

黒部ダム吊り橋.jpg

吊り橋を渡ると、天気が怪しくなってきたので戻る。

黒部ダム3.jpg

逆側からダムを見ると、こんな感じだ。
山肌を見ると、切り立った崖である。
この辺の山は、ほとんどが急峻な山だ。
よくもまぁ、こんなとこに施設を作れたものだ。

発電所は、景観を損ねる関係から地下150mに設置されているらしい。
要塞みたいでカッコいい…。

引き返している途中に、雷鳴が聞こえた。
雷鳴のせいか、時間のせいか、周りの人々も引き返す人が多い。

案の定、バスは満員で立ち乗りになった。
関電トンネルを戻る。

トンネルを抜けると、扇沢駅側は大雨だった。
早めに引き返して良かった。

これで予定していた旅の目的は全て果たした。
あとは帰るだけだ。
帰り際に、僕は売店でお焼きを買って食べたが、あまり美味しくなかった。
ナスのお焼きだったが、味がほとんどないのだ。他の味にしておけば良かった。

雨の中を駐車場の車まで走って出発すると、雨がやんだ。
もう少し売店で待ってれば良かった。

雨上がりに、遅めの昼食。
長野県なので、蕎麦にした。
と言っても、僕はちょくちょくツマミ食いをしていたので、お腹は空いてない。
みんなでお焼きの付いたセットを頼んだのだが、こちらのお焼きは美味しかった。

   〜続く〜
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2007年09月13日

Drive物語・富山編13 〜さらば、富山県〜

朝7時半、起床。
今日は帰宅する日だ。
この旅に出る前は富山県なんて未知の土地だったが、それなりに土地を覚えてきた。
もう帰ってしまうのが惜しいが、NK君は明日から仕事なので今日中に帰らなくてはならない。

8時半、ホテルをチェックアウト。
魚津の街もチェックアウトだ。

このまま富山県から出てってしまっては、浅野&オノ両氏のお土産『地酒の日本酒』が手に入らない。
なので土産物店を探しながら、東へ向かっていく。

しかし、道すがら見回しても、田んぼばかりで何もない。
スーパーや道の駅なども見たが、売っている日本酒の種類が少なく、両氏のお眼鏡にかなわない。
東に向かうと、もうすぐ富山県から出てしまう。

僕は、二人とも諦めるのかもしれない、と思っていた。
すると、道端にショッピングセンターの看板があった。
「ここにしよう!」
そこなら地酒も売っていそうだ。

だが、ショッピングセンターまでの距離は、看板に『9km以上』と表記されていただけで、詳しい場所は分からない。
車で走りながら、チラッと看板を見ただけなので、ホントにショッピングセンターだったかも怪しい。
しかもその看板以降は、案内の看板がない。

「この道で合ってるのかな〜?」
もしかしたら、道を間違えているのかもしれない。
すでに10kmほど走っている。

もう見付けられないだろうと思った頃、
「あの建物は!?」

遠くに少し大きめの建物が見えた。
周りに高い建物がないので、遠くまで見通せる。
「行ってみよう!」

その建物に近付いてみると、ショッピングセンターだった。
店内に入ると、日本酒も種類が揃っていた。
そこで無事に地酒を購入。
これでようやく富山県から出られる。

越中境PA.jpg

高速道路に乗って、パーキングで朝食。
日本海が見渡せて、見晴らしの良いパーキングだ。
僕は『氷見うどん』というのを食べた。
秋田の稲庭うどん程のコシは無かったが、名物だけあって結構イケる。
僕は、途中の道の駅で富山名物の鱒寿しも食べていたので、お腹いっぱいになってしまった。

富山と新潟の県境の難所、『親不知・子不知』も高速道路ですんなり通過。
足掛け3日間滞在した富山県を後にした。
富山県もチェックアウトだ。
(さらば、富山県!)

この辺は海岸線が険しい崖なのだが、高速道路は海の上にせり出していて眺めが良い。
海と山の間の狭い部分に国道8号とJR線があるので、海の上に通して作られたのだ。

親不知を抜けると、糸魚川インターで高速を下りて南に進路を取る。
国道148号を南に向かうと、長野県に入る。

南下しながら、右手に白馬岳を望む。
白馬岳の向こう側は、昨日訪れた黒部峡谷だ。
直線距離は20kmほどと短いが、白馬岳を初め、北アルプスの山々に遮られて、親不知を迂回するしかない。

その北アルプスの向こう側に、黒部ダムというのがある。
ダムは黒部湖になっており、僕ら4人はそこに向かっている。

昨日乗ったトロッコ電車から、発電所が見えた。
宇奈月駅の付近に黒部川第二発電所があり、終点の欅平駅に第三発電所があった。
そして黒部ダムは黒部川第四発電所、通称『くろよん』と呼ばれている。
つまり、昨日の欅平のさらに奥、黒部川の上流という事だ。

扇沢駅.jpg

長野県の大町市から大町アルペンラインを上っていくと、背後に山を背負った扇沢駅という場所に着く。
ここから先はマイカー乗り入れ禁止になっているので、バスに乗り換えなければ先に行けない。

ここにあるバスは、排ガスを出さないトロリーバスというもので、バスの上に電車のようにパンタグラフが設置されている。
電線の下を走るこのバスで長いトンネルをくぐり抜けて、黒部ダムに辿り着くわけだ。

バスの出発まで時間があったので、お餅など食べながら待つ。
出発が迫ると、バス待ちの人が並びだした。
けっこう混んでる。
夏のシーズンだし、今日は土曜日だ。

トロリーバス.jpg

満員のバスに乗り込むと、バスはゆっくりと進みだし、坂を上ってトンネルに飲み込まれていった。
なお、黒部ダムは富山県にあるので、トンネルの中で富山県に入る。

(こんにちは、富山県!)

我々は、また富山県にチェックインした。

   〜続く〜
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2007年09月08日

Drive物語・富山編12 〜魚津で飲む〜

魚津市内のホテルに着くと、すぐに外に出た。
ホテルのそばに酒屋があったので、土産物の日本酒を買うためだ。

本日のメインは僕的には黒部峡谷だったが、オノ君と浅野君にとっては日本酒がメインだ。
昨日飲んだ富山産の日本酒は美味しいものが多かった。

オノ君が気に入ったのは『勝駒』という銘柄だったが、酒屋には置いていなかった。
『立山』などの有名な銘柄は種類も豊富だ。

「勝駒がない!立山じゃ味が薄い!明日、他で買おう!」

という事でお土産は後回しにして、昨夜に引き続いて飲みに出る。

NK君が探してくれていた店に行くと、予約客でいっぱいで断られた。
仕方なく他の店を探しに歩く。
昨日と同じ展開だ。
昨日は良い店が見付かったが、今日はどうか?

魚津駅.jpg

歩き回って魚津駅の方に行くと、変なイルミネーションが見える。
イカだ!
魚津はホタルイカが名産だ。

キャバクラの呼び込みを避けながら店を探し、若者向けな感じの店に入った。
この店の料理は美味しかったが、かなり混んでて注文した品がなかなか来ない。

昨日の飛騨牛に続き、氷見牛の焼肉も食べたが美味しかった。
石の上で自分で焼く石焼だったのだが、肉を焼いてる途中で石が冷めてしまって、石を変えてもらったら15分くらい待たされて、肉が二度焼きになってしまった。

他の料理も全体的に味はいいのだが、若者向きで脂っこい物が多い。
日本酒を味わいたいオノ君たちには、味が濃すぎるだろう。
それに日本酒の種類も少なく、飲んでる割りにみんな物足りなそうだ。

それでもけっこう注文したようで、僕はお腹いっぱいになった。
もちろん、今日も許容量を超えて飲んでいるのでフラフラだ。

「もう一軒行こうか?飲み足りないし」
NK君が言うと、
「いいね、行こう行こう」
僕以外のみんなも賛同する。

また歩き回って店を探すも、やはりいい店が見付からない。
僕は酔いが回って足元がおぼつかない。

先ほど満席で断られた店に行ってみると、今度は入れた。
入ってすぐに日本酒のビンが並んでいるのが見えた。期待できる。

お腹いっぱいなので、漬け物や枝豆などツマミだけ頼んで、後は日本酒の飲み比べだ。
昨日の店は3つの銘柄セットを注文できたが、ここは6つの銘柄セットだ。
一つ一つの量は少ないが、多くの味を楽しめる。

オノ君と浅野君は、意外にも6つの銘柄のセットを頼まずに1銘柄ずつ頼んだ。
NK君も普通に1銘柄。
酔い潰れていた僕だけが、6銘柄のセットを頼んでしまった。
旅先では気が大きくなる。

6銘柄をみんなで味見したので、僕が飲む量はそんなにはなかったが、それでもお猪口6個分だから酔いは進む。
二日続けてこんなに飲んだのは初めてだ。


隣りの席では、夫婦がケンカをしている。
さらに奥さんの母親らしき人と、夫婦の子供もいる。
子供は3歳くらいだろうか。夜10時過ぎの居酒屋だ。

「アンタとこの先、人生を共にしていく気はないわよ!」
「…………」
「何とか言いなさいよ!」
「………」
奥さんが大声で罵り、旦那は黙って俯いている。

「あんた達いい加減にしなさいよ!本当に可哀相なのはこの子だよ!」
奥さんの隣りに座っている母親らしき女性が、仲裁役というか、聞き役だ。

奥さんと母親、向かいに旦那、そのテーブルの横で3歳くらいの男の子が立って遊んでいる。
両親のケンカをどう思っているのか、子供は箸を両手に持ってお皿を叩いている。

「アンタは最低な男だよ!アンタと一緒になったアタシも最低だ」
「………」
チン、チン、チン

子供は皿を叩いている。

「ダメ人間だよ!」
「………」
カチャン、カチャン、カチャン

子供は皿を両手に持って、カスタネットのように叩き合わせて遊んでいる。

「あんたら恥ずかしいよ、ホントに」
「………」
「………」
カチャン、カチャン、カチャン

やがて、その家族は帰っていった。
飲んでケンカ腰になったのか、本音の話し合いに飲みに来たのかは不明だ。
ちょっと気になった…。

少し経って、僕らも店を出た。
ホテルに戻ると、11時。
僕は意識朦朧としている。
この日記を更新して、テレビ観てお風呂に入って、たぶん1時半頃に寝た。

   〜続く〜
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2007年09月07日

Drive物語・富山編11 〜黒部から魚津へ〜

温泉で汗を流した後は、駅まで階段を上って汗をかく。
駅に着いて、座り込んで水分補給。
飲み物一本では足りずに、もう一本。

午後4時近くになり、風も涼しい。
どこか近くで蝉が鳴いている。

この後はトロッコ電車で宇奈月まで戻って、そこから本日の宿泊地の魚津市に向かう。
切符は、欅平駅に来た時に混まない内にすでに買ってあった。
僕は来た時と同じ普通車だが、他の3人は窓付きで指定席制のリラックス車両にした。
発車まであと20分足らず。

僕の横にいたNK君が動いた瞬間だった。

ジジジジジ、ジジジ!

NK君の足元で急に蝉が鳴き、NK君はビックリしていた。
それを横で見ていた子供が、
「おとーさん、セミだよ、セミ〜」
と蝉を指差している。
子供の父親がやってきて蝉を拾い上げ、子供の服にくっ付けた。

ジジジジジ〜

蝉は鳴き、子供は嬉しそうだ。
服から蝉を取って、地面に置いてみる。

ジジジジジ〜

「もう飛べないのかな〜?死んじゃうんじゃない?」
子供は蝉が心配そうだ。

「そんな事ないよ。飛べないんじゃなくて、飛ぶ気がないんだよ」
父親はそう言うと、蝉を掴んで崖から放り投げた。

ジジジ、ジジジ〜

蝉は羽ばたいて飛んでいった。
「ほら見ろ〜、飛べるじゃないか〜」
「ホントだ〜」

そんなやり取りを見た後は、お土産を買ってトロッコ電車に乗り込んだ。
ここ欅平は終点駅であり、一般車両は入って来れないので、電車に乗り遅れると帰れなくなる。
なので、夕方になると帰る人たちで混んでくる。

僕が乗った普通車は、満席。
狭いベンチシートに大人4人が並んで、前後もギュウギュウ詰め状態。
富山名物の鱒寿司を彷彿させ、動くことすら出来ない。

しかし、何とか左側の席を確保。
これで絶景が見れる。

電車が発車すると、隣りに座っている中学生だか高校生らしき男が眠り始め、僕にもたれ掛かってくる。
僕は半身になって背中で押し返しながら、写真やビデオを撮っていた。

途中の駅でも多くの客が乗り込んでくる。
僕の乗ってる後ろの車両は誰も乗っていなかったのだが、途中から乗る客のために空けていたようだ。

黒部峡谷鉄道帰り.jpg

絶景は見えるものの、そんな動けない状態が何十分も続くので、だんだんと身体の節々が痛くなってきた。
だが隣りの男はもたれ掛かっててくるし、前後も塞がってるし、身体を捻ることすらままならない。

第二発電所.jpg

来る時にはよく見えなかった第二発電所も見えるが、身体が固まっててツライ。

黒部峡谷鉄道帰り2.jpg

そうして新柳川原発電所のあるダムまで戻ってくると、宇奈月駅はもうすぐだ。

17時15分、宇奈月駅着。
やっと1時間20分の束縛から解放される。
僕以外の3人は、寝ていたそうだ。

車に乗り込むと、山道を下りて魚津市へ向かう。
山道の途中で遠くに海が垣間見え、海が見たくなって海岸沿いに魚津へ向かう。
ちょうど夕暮れ時だったので、港に立ち寄った。

黒部の港.jpg

夕日を水溜まりに映してみる。
遠くに島影が見えたが、それは能登半島だろう。
朝は富山湾を挟んだ向かいの雨晴海岸に佇んでいたんだっけ。

今日は珍しく同じ県内のみの観光に留まった。
いつもなら一日の内に、次々と県を越えてくんだけど。

さぁて、魚津の宿に着いたら早速飲みに出ようかね。

   〜続く〜
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2007年09月06日

Drive物語・富山編10 〜散策して温泉〜

欅平駅から黒部川に架かる橋を渡ると、『人喰岩』というのがある。

人喰岩.jpg

岩が頭上にオーバーハングしているのだが、ここに川の流れる音が反響して、上から水が落ちてくるように思える。

上り坂になっているので僕はゆっくり歩いていたが、僕以外の3人は、どんどん道を進んでいく。
「ちょっと待って〜。この道を行っても引き返すだけだよ」
「マジ?」

この道を1時間ほど行けば良い温泉があるだが、遠いので今回はやめた。
まぁ次回は、たぶんないと思うけど。

引き返して、川原の方へと階段を下りていくと温泉がある。
温泉の前に分岐があり、右に階段を下りれば足湯、左に行けば『猿飛峡』となっている。
足の調子が悪いNK君を残して、僕とオノ君と浅野君で猿飛峡に向かう。

猿飛峡までは川沿いの遊歩道になっていて、片道20分ほど。
遊歩道だが、川は流れが激しく近づけず、上り下りが激しい山道である。
僕は汗だくになって、早足で歩いていった。

後ろから、少し遅れてオノ君と浅野君が走ってきた。
急いでるから走っているのではなく、下りで勢いがつき過ぎただけだ。

猿飛峡.jpg

10分足らずで息せき切って猿飛峡に到着。
猿が飛び越えるほど崖と崖の間が狭いから、この名が付いている。
何枚か写真を撮って僕はすぐ引き返したが、オノ君と浅野君はベンチで少し休んでから戻るとのこと。

また10分ほど早歩きをして分岐まで戻り、足湯で待っているはずのNK君のところに向かった。
NK君は足湯の横のベンチに一人腰掛けて佇んでいた。

「早いね。もう行ってきたんだ?」
「早歩きで行ったからね。往復で20分くらいだったね。二人は少し休んでから戻るってさ」

足湯から.jpg

足湯は川原のそばにあるが、川の流れが速いので水の中には入れないよう柵が設けられている。
足湯から上を見ると、先ほど渡った橋が見える。
なかなか良い眺めだ。

僕は汗だらだらだったが、少し経つと寒くなってきた。
NK君も30分くらい座りっぱなしなので、寒くなったそうだ。
すぐ横にある足湯に浸かりたかったが、足湯は家族連れで混んでいて僕らの入る余地はない。
まぁ、残りの二人が戻ってきたら足湯に浸かろう。
その後は温泉に入るので、汗で服が濡れていても大丈夫だ。

しかし20分経っても、残りの二人が戻ってこない。
休んでから戻ると言っていたが、ずいぶん疲れていたのだろうか?

NK君が二人に電話を掛けてみるも、留守電に繋がるだけだった。
僕以外の3人は携帯会社が同じなので、電波は届いているらしい。
確か猿飛峡で、二人とも携帯のカメラで写真を撮っていたから、携帯を持ってないはずはない。
少し心配になる。

「もしかして、分岐のところで上の駅の方まで戻っちゃったのかな?」
駅の方向を見上げるも、それらしき人影は見えない。
オノ君は足湯を楽しみにしていたし、NK君は足湯で待っているわけだし、足湯を無視するとは思えないのだが…。

「のんびりと歩いて来てるんじゃない?」
川原の下流の方を見通すも、木々の間に見える人影は違う人のようだ。
ということは、まだ猿飛峡にいるのだろうか?

「寒くなってきたし、先に温泉に入っちゃおうか?」
僕は濡れた服が冷たいので、早く温泉に浸かりたくなっていた。

「でもねぇ…。僕らだけ先に入っちゃって、後の二人が足湯まで来て入れ違いになったら悪いしね…」
「とか言って、あの二人が先に温泉に入っちゃってたりして?」
「う〜〜ん、あり得る…。でも温泉まで来てたら、足湯まですぐなんだから、こっちに来るでしょう?」

分岐のところに温泉があり、温泉から階段を下りればすぐに足湯である。
温泉入り口から足湯を見れば、すぐに分かるはずだ。

僕が戻ってから30分以上が経ち、3時を回った。
電車の時間が16:01なので、そろそろ温泉に入っとかないとまずい。
「このまま待ってても時間がなくなっちゃうから、温泉入っちゃおうか」

とりあえず、僕とNK君で温泉の前まで行ってみた。
分岐のとこなので、ここなら気付かないはずがない。
下流を見ても、やっぱり二人の姿は見えない。
時間が過ぎてゆく。

「もう、入っちゃおうか?」
かなり温泉に入る方に傾いた時であった。

「アヒャヒャヒャヒャ!」
笑い声が聞こえた。
聞き覚えのある笑い声。浅野君の声だ。

(どこだ?)
僕は周りを見渡すも、見えない。

「あっ!!」
NK君が驚きの声を上げた。
Nk君の視線の先を見ると、温泉の入り口に向いている。

「あっ!!」
僕もビックリした。
温泉入り口の隙間から見えたのは浅野君だった。
浅野君もこちらに気付いて驚いた顔をしている。

なんとオノ君と浅野君は、先に温泉に入っていた。
猿飛峡から戻ったものの、足湯手前の温泉にそのまま入ってしまったようだ。
しかも、もう出るところであった。

NK「え〜、足湯で待ってたのに!1時間くらい待ってたよ」
浅野「ゴメ〜ン、気付かなかったよ。てっきり先に温泉に入ってるかと思ってた」
僕「足湯に入りたいとか言ってなかったっけ?」
オノ「汗かいてたから、先に温泉だなと思ってさ。そちらもすでに入ってるかと思って入ったら、誰もいなかったからビックリしたよ」

NK「何度も電話したんだよ」
浅野&オノ「全然気付かなかった。…てか電話するということさえ忘れてた」

二人は先に出たので僕とNK君は、さっと温泉に浸かって軽く身体を洗って出た。
温泉は、せっかくの川沿いなのに、眺めがあまり良くなかったのが残念だった。
時刻は3時半前だったので、急がなくても良かったかな…。

   〜続く〜
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2007年09月02日

Drive物語・富山編9 〜黒部峡谷鉄道〜

国道8号を東へ。
前方に安全運転のおばあさんがいて、時速40〜50しか出せない。
道路は空いていて、周りは田んぼばかりで見通しもいいのだが、おばあさんは安全運転だ。

雨晴海岸から1時間半も掛からずに、黒部峡谷の入り口『宇奈月(うなづき)温泉』に着いた。
ここまで来る道すがら、看板に『う』と表記してあったのが面白かった。もちろん、宇奈月の『う』だ。

時刻は11時前。
僕らが乗る予定の列車は11時48分発なので、まだ1時間ほど時間がある。
駐車場そばの展望台から、列車を待ち構える。

黒部トロッコ電ヤ.jpg

来た!
これが、黒部峡谷のトロッコ電車だ。
時速は30kmも出ないが、宇奈月駅から終点の欅平(けやきだいら)駅までの約20kmを1時間20分で結ぶ。

乗車時間になったので、トロッコ電車に乗り込む。
シーズンなので、それなりの混雑で発車。
僕らは窓のない車両に乗り込んだ。
軋み音を立てながら、トロッコ電車は加速していく。

トロッコ電ヤの窓から.jpg

この路線は峡谷に沿って進んでいくので景観は良いのだが、トンネルが多い。41ものトンネルがあるようだ。
左手に壁、右手に崖や川があるので、乗るなら右側が眺めが良いようだ。
僕は左側に座ったので、崖ばかりだ。
崖スレスレなので、手を出してると危ない。

浅野君が乗車前に買ったお菓子は、発車前に食べ終えてしまったので手持ち無沙汰だ。
やがてトロッコの揺れによってか、眠りに落ちた。
左側が壁なので、眠ってバランスを崩して、頭が窓の外に出て壁に激突しないか心配だ。

トロッコ電ヤの窓から2.jpg

橋も多く、22ほどある。

トロッコ電ヤの窓から3.jpg

下を見れば、峡谷が垣間見える。
高さはあるが、こういうのが面白い。


欅平駅.jpg

のどかな時間が過ぎた。
出発から1時間20分後の午後1時10分、欅平駅に到着。
黒部峡谷の奥深くへとやってきたわけだ。

有名な話だが、かつて戦国大名の佐々成政が秀吉に攻め立てられて、江戸の徳川家康を頼ろうと冬の黒部峡谷に分け入って、何人もの部下を亡くしている。
そんな険しい峡谷だ。

このトロッコ電車を開通させるのにも、多くの犠牲者が出ている。
僕らは¥1440円払うだけで、この地まで来れてしまう。
ありがたい事だ。

欅平駅周辺は散策路になっていて、多くの人々が自然の中の散策を楽しんでいる。
駅で蕎麦を食べ終えると、僕らも散策に出た。

   〜続く〜
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