「田中が来るまで待ってるより、こっちからも会いに行くよ。早く会いたいからさ」
「そうかい?では川口町を回って、4時前には長岡に向かうよ。国道17号を走ってるから見付けてくれ」
友人との待ち合わせは、国道17号のどこか。
こういうのも面白い。
前にボランティアに来た、川口町に着いた。
3年半前は、崖は崩れ、家々は倒壊し、道は割れていたのだが、今ではすっかり復興していた。
その力強さに僕も力をもらう。
何枚も写真を撮って、川口町を後にする。
川口町から国道17号の長い坂を登っていくと、小千谷市に入る。
ふと、思った。
『小千谷』とは、小さい千の谷と書く。
つまりアップダウンの多い地形ではないか…?

その通りだった。
下っては登りの繰り返しで、脚が攣ってきた。
道の駅で休憩して友人に連絡する。そろそろばったり出会うかもしれない。
「今、休憩してるから、見付けてくれ」
メールでそう連絡すると、友人の返事は思いがけないものだった。
「今、長岡。スクーターで出掛けたら風が強くて、家に戻った。車でいく」
なんと、友人はまだ長岡にいた。
僕はまた国道17号を往く。
脚の疲労が溜まってきたころに、ようやく友人と合流。
「田中、よく来たな。ホントに自転車で来るとは思わなかった」
「いや〜、疲れたね。食べないで走ってきたから、ヘロヘロだ」
友人は車なので先に行ってしまうが、待ち合わせ場所を決めといてはぐれないようにする。
次は左のコンビニ、次は右のラーメン屋、次は左の銭湯、などなど。
向かい風の中を走ってきたため、僕の脚は限界が近くなっていた。
80km以上走って、ようやく友人宅に到着。
地震の時以来、3年半振りの訪問だ。
懐かしかった。
夜は、二人でお好み焼きを食べに行き、銭湯に行って、飲みながらDVDを観て、深夜2時、眠りに就いた。
〜続く〜
![Powered by 269g[ブログ・ジー]](http://269g.jp/img/269g.gif)