高校1年の夏、中学3年の時の同窓会があった。
半年も経ってないが、開かれたのだ。
高1なので飲んだりはせず、ただ公園に集まって花火をするだけの同窓会だ。
僕は、中3の時に同じクラスだった三上君と同窓会に行く事にした。
他にも、小野、マナブ、クニといった面々が同じクラスだったが、僕と三上君だけが行った。
公園に行く前に、僕と三上君は花火を買いに行った。
花火を持って公園に行くと、だんだんとみんなが集まってきた。
約5ヶ月振りの再会だ。懐かしい。
誰ともなく話していたが、その内に僕の方を見ていた女子のOさんが、隣の可山さんにこう言うのが聞こえた。
「あれ誰?」
卒業して半年も経っていない。
Oさんは僕の顔を知らないのか?
僕はOさんの顔は分かるし、話した事もある。
僕は、その会話が聞こえないふりをしていたが、内心ショックだった。
僕の影がいかに薄かったかを物語るエピソードだ。
可山さんは僕の事を覚えてくれていたようで、
「あれはシンジだよ」
と言ってくれたのが救いか…。
やがて花火を始めた。
手持ち花火、線香花火、小さな打ち上げ花火、ロケット花火などがあった。
周りが団地に囲まれた公園なので、ロケット花火なんかは、高々と打ち上げる事はできない。
だから、地面を這わせるように打ち出すしかない。
何発かのロケット花火が地面に並べられた。
公園の端に、長内さんという子の自転車が止めてあった。
その場所は、ロケット花火の軌道上であった。
シュンッ!シュンッ!シュンッ!
ロケット花火が自転車目掛けて飛んでいく。
パァン!パァン!パァン!
ロケット花火は、自転車のタイヤやボディに当たって弾けた。
長内さんが叫んだ。
「アタシの自転車が〜!」
自転車は無事だった。
みんな笑っていた。
「また集まろうね!」
そう言って、みんなは解散した。
それから15年以上経つが、中学3年の同窓会は開かれていない。
ちなみに、卒業時に決めた幹事役は、三上君である。
2006年01月19日
5ヶ月後の同窓会
ニックネーム SNJ at 00:09| Comment(0)
| 思い出ボロボロ
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