2006年01月19日

5ヶ月後の同窓会

高校1年の夏、中学3年の時の同窓会があった。
半年も経ってないが、開かれたのだ。
高1なので飲んだりはせず、ただ公園に集まって花火をするだけの同窓会だ。

僕は、中3の時に同じクラスだった三上君と同窓会に行く事にした。
他にも、小野、マナブ、クニといった面々が同じクラスだったが、僕と三上君だけが行った。

公園に行く前に、僕と三上君は花火を買いに行った。
花火を持って公園に行くと、だんだんとみんなが集まってきた。
約5ヶ月振りの再会だ。懐かしい。

誰ともなく話していたが、その内に僕の方を見ていた女子のOさんが、隣の可山さんにこう言うのが聞こえた。
「あれ誰?」

卒業して半年も経っていない。
Oさんは僕の顔を知らないのか?
僕はOさんの顔は分かるし、話した事もある。

僕は、その会話が聞こえないふりをしていたが、内心ショックだった。
僕の影がいかに薄かったかを物語るエピソードだ。

可山さんは僕の事を覚えてくれていたようで、
「あれはシンジだよ」
と言ってくれたのが救いか…。

やがて花火を始めた。
手持ち花火、線香花火、小さな打ち上げ花火、ロケット花火などがあった。
周りが団地に囲まれた公園なので、ロケット花火なんかは、高々と打ち上げる事はできない。
だから、地面を這わせるように打ち出すしかない。
何発かのロケット花火が地面に並べられた。

公園の端に、長内さんという子の自転車が止めてあった。
その場所は、ロケット花火の軌道上であった。

シュンッ!シュンッ!シュンッ!

ロケット花火が自転車目掛けて飛んでいく。

パァン!パァン!パァン!

ロケット花火は、自転車のタイヤやボディに当たって弾けた。
長内さんが叫んだ。
「アタシの自転車が〜!」


自転車は無事だった。
みんな笑っていた。

「また集まろうね!」
そう言って、みんなは解散した。
それから15年以上経つが、中学3年の同窓会は開かれていない。
ちなみに、卒業時に決めた幹事役は、三上君である。
ニックネーム SNJ at 00:09| Comment(0) | 思い出ボロボロ
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