雪が降った。
そして積もった。
新雪に、犬が足跡を残していく。
雪はそんな事はさせまいと、足跡を消しにかかる。
僕はそんな雪を、犬の足跡ごと踏みしめて歩く。
雪は音を消し、明かりを跳ね返す。
街の明かりが空を照らし、一面に覆った雪雲が、街を照り返す。
夕方の5時を回っても、まだ明るく見える。
街をゆく車のエンジン音やロードノイズも、雪に和らげられて、なんだか車が大人しくなったみたいだ。
実際、慎重な運転になっているからだな。
白夜とはこんな感じだろうか。
そんな事を考えながら歩いていると、突然、足が滑った。
まったく雪は、僕に不意打ちを食らわしてくる。
気が付けば、顔もメガネも雪まみれ。クツだってビチョビチョだ。
肩に積もった雪を払いながら、空を見上げれば、降ってくる雪に遠近感を狂わされ、なんだか自分が空に向かっていってるみたいだ。
次々に口に飛び込んでくる雪を食べながら、足元の雪を踏み固めてやった。
でも、そんな固めた雪に誰かが足を滑らせたら危ないと思って、横の新雪を乗せてみる。
なんだか、どうやら、僕は雪で遊んでいたんだな。
飛び交う雪を手で捕まえながら、僕は帰路についた。
2006年01月21日
雪
ニックネーム SNJ at 23:51| Comment(2)
| 街角・日常編
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今日も凍り付いてます…。受け身は欠かせません!