小学4年生の時、僕の隣の席のFさんが怖かった。
性格がキツイのだ。
よく引っ叩いてくるし、無理難題を吹っ掛けてくる。出来なければ、また引っ叩かれる。
僕のお気に入りの書き方鉛筆があった。プリントされた絵柄も良い。
気に入っていたので、たまにしか使ってなかったのだが、ある授業中、それを床に落としてしまった。
すると、隣の席のFさんが僕より先に拾ってくれた。
「ありが…」
僕はお礼を言って、その鉛筆を受け取ろうとしたが、Fさんは鉛筆を自分の筆箱に仕舞ってしまった。
「……?」
僕は何が何だか分からず、Fさんに聞いてみた。
「その鉛筆、僕のだよ?」
Fさんは言った。
「これはアタシが拾ったのよ」
Fさんは奇妙な事を言い出した。
「え?僕が今、落としたんだよ」
「アタシは落ちてる物を拾っただけ。だからアタシの!」
「だから僕が落としたんだよ。それを拾ったんでしょ?」
「誰が落としたかなんて知らないわよ。だから拾った人のもんなの!」
「僕が使ってたの見てたじゃんか」
「知らな〜い」
お気に入りの書き方鉛筆は、Fさんの物になった…。
僕は、ますますFさんが怖くなった。
さて、物語だと、ここでFさんは僕に気があり、僕の持ち物が欲しかったというストーリーもあり得る。
しかし、現実はどうだろう。
Fさんも鉛筆の絵柄を気に入って欲しくなってしまったのか、人に意地悪するのが楽しかったのか…?
ともあれ、Fさんが怖かったので、僕は毎日ビクビクして過ごしていたのは事実だ。
2006年01月28日
先に拾われた鉛筆
ニックネーム SNJ at 04:37| Comment(2)
| 思い出ボロボロ
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こういうトラウマって、やった方は覚えてないんですよねー。
どうでもいいけど、トラウマってトラウム(独:夢)と関係有るんじゃろか。
虎、膿む!
でも、その辺が語源ぽいですね。
フロイト辺りかしら?
こういうのも、僕の心がおかしくなっていく一因ですかね…。