2006年01月28日

僕の下敷き

僕のお気に入りの下敷きがあった。
雑誌の付録に付いていた、戦隊モノの下敷きだ。

小学2年の時の事だ。
僕はその下敷きを、自分の机の上に置いておいた。
同じ班のGさんが、いつの間にか僕の下敷きを持って遊んでいた。

ベコベコ、ベコベコ

Gさんは両側から押してクニャクニャさせながら遊んでいる。

「これ、誰の下敷き〜?」
Gさんが周りに訊いた。
もちろん、僕の下敷きだったのだが、僕はその頃、自分の一人称を「僕」にするか、「俺」にするか悩んでいた。
(僕のって言おうかな?…いや、待てよ。俺って言った方がいいのかな?でもな〜、俺ってキャラじゃないかな〜?)

ベコベコ、ベコベコ

その間も僕の下敷きは曲げられたり、伸ばされたりしている。
「これ、誰のでもないの〜?」
Gさんは、尚も訊く。
僕はGさんに近付き、自分のだと言おうとしたが、一人称が出てこない。
(自分のって言おうかな?…自分のって変かな?みんな、自分の事は俺って言ってるよな〜)
言いあぐねていた時だった。

ベコベコ、ベリッ!

ついにGさんが、僕の下敷きを真っ二つに折った。
(ええっ!?そんなんなっちゃうの!?)
僕はビックリした。
そしてそのまま、下敷きは窓のサッシのところに置き去りにされた。

僕は後で、自分の下敷きを拾い上げた。
戦隊の写真が真ん中で折れていた。
折り目が付き、ところどころ、紙と表面のビニールのコーティングが剥がれている。
これでは、もう使えない。
(へ〜、紙だったんだ、この下敷き。下敷きって、こうやって作られてんだな…)
僕は一つ、お利口になった…。
ニックネーム SNJ at 05:07| Comment(2) | 思い出ボロボロ
この記事へのコメント
snjく〜ん!この一連のストーリーはいとあわれな受難の日々ですか?ひょっとして僕もなんかやっちゃったかしら?
Posted by タカトモ at 2006年01月28日 09:39
受難でも、まだ笑える受難ですね。
タカトモ君は別に何もなかったよ。
…とか言っといて、恨み辛みを書いたりして〜(笑)

タカトモ君のネタもいくつかあるからね〜。
書くとしても、ゲーム関連が多そうだね。
Posted by SNJ at 2006年01月28日 23:16
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: