タカトモ君という友人がいる。なかなかのキレ者だ。
中学2年の時の事だ。
ついにドラクエVが発売になった。
大人気ソフトである。売り切れは必至だ。
僕は、大人気ソフトだと、反骨精神から逆に買わないようにしていたのだが、そんな僕が発売日が近付くにつれて、ドラクエVが欲しくなってきた。
しかし、予約はしていなかったので、発売日GETは諦めるしかない。
そんな僕に、タカトモ君が救いの手を差し伸べてくれた。
自分の予約券を、僕に500円で売ってくれたのだ。
なんと、彼は用意周到に、別々の店で二つの予約をしていたのだった。
発売日当日。朝から学校内は慌ただしく思えた。
「早くドラクエやりてぇ〜」
「オレの分、残ってるかな」
そんなざわめきが聞こえる中、急にタカトモ君のお腹が痛くなった。
そしてそのまま、早退していった。
もちろん次の日は、タカトモ君のドラクエはけっこう進んでいた。
僕は、タカトモ君からドラクエVの発売日前に、とある以来を受けていた。
ドラクエVには特にキャラがなく、プレイヤーが自由にキャラの職業を変えられる。
タカトモ君はクラスメイトの名前でキャラを作り、その仲間たちと冒険に出ようと考えていたのだ。
クラスメイト一人一人に、どんな職業かいいか選んでもらってキャラを作るので、僕はタカトモ君から、クラスメイトの似顔絵を描いて欲しいと頼まれた。
「シンジ君の描いた絵を、横に置いてドラクエやるよ」
ゲームの中ではキャラはドット絵なので、まぁこんなヤツが冒険に出てるというイメージイラストな訳だ。
そうして、タカトモ君の冒険は進んでいった。
僕が選んだ職業は「商人」だったが、商人には戦闘後に貰えるお金が増える能力があるので、タカトモ君は商人の僕を、よく冒険パーティーに加えていたようだ。
「シンジ君のキャラが、レベル20を超えたよ」
「金稼いでくれるからありがたいね」
タカトモ君のパーティーでは、20人くらいいるキャラ達の中でも、僕の商人は最前線で活躍してくれてるようだった。
なんだか、僕自身も嬉しかった。
そんなある日。
「シンジ君、ゴメン…」
タカトモ君が謝ってきた。
「どうしたの?」
「ドラクエで新しい街に行ったら無人の街だったんだけど、その街は商人が開拓してくれる街でね…そこにシンジ君の商人を置いてきたんだ。
そしたら、だんだん街が発展していったんだけども、シンジ君は帰って来なくて…」
「え、じゃあ僕のキャラは街に居座ってるの?」
「うん…もう戻って来ない気がするよ。せっかくレベル30近くまで上げたのに…」
「街がMAXまで発展したら戻ってくるんじゃない?」
だが、戻ってくる事はなかった。
後で僕自身がドラクエVをやって、その街に商人を置いてきたのだが、置いてくるのはレベル1の急造の商人で良かったのだ…。
僕は、タカトモ君の冒険の最後まで付いて行く事は出来なかった…。
どこかの島で街を発展させ、タカトモ君の冒険をサポートする役に回ったのだった。
2006年01月31日
DQV・置き去りにされた僕
ニックネーム SNJ at 02:37| Comment(6)
| ゲーム
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ちなみにシンジ君のキャラは「まお」でしたよね。まおパークには何色だったかのオーブがあったハズです。懐かしいなあ!
笑えるかと思って書いてました。
なので、ご心配なさらず。
学生時の話題を書くと、あまりよろしくない事ばかりで…。
思い返すと哀しくもあります。
DQの事は、面白でしたよ。
僕が置いてかれて、ナァ〜イス!って感じでした。
僕の場合ウチの親父がやっていたFF4で、竜騎士カインに僕の名前をつけられました。
ある日深夜に親父が怒鳴り込んできて、何事かと思ったら「またお前が裏切った!!」
・・・知らんよそんなの、って感じでした(笑)
オヤジ殿との確執がよく伝わる話ですね。
FFWのカインは、カッコいいイメージですが、裏切るのですよね〜。
当時の僕には裏切る意味が分かりませんでした(笑)
さておき。シンジ君のキャラの名前を忘れてしまって。確か「ちゃま」だったと思うんだケド違いますか?
「ちゃまパーク」うーんそんな気がする…
中2だった事を考えると「ちゃま」だったかも知れないね。
他に付けそうな名前、なさそうだしねぇ。
僕がDQVをやった時は、勇者&武闘家&商人&遊び人でパーティーを組んだな。
僧侶がいないから、つらいの何の!
でも、遊び人が賢者になれたんだよね。僕は意地でも、遊び人を貫き通したけど。