もちろん参加する大会はビギナーズです。
今回の大会場所は千葉の市川市です。初参加。
今年初という事もあり、第1試合は緊張しました。
あれよあれよと言う間に、前半だけで3失点。
後半も4失点で、1−7で敗れました。
相手のプレスが早く、ほとんど攻撃できずに終わりました。
守備も全員のポジショニングが悪く、この失点に繋がりました。
チームのO君が言いました。
「うちのチームは、1試合目の動けなさは天下一品だ」
ともあれ、相手チームが強すぎたようです。5チームのリーグで、4戦全勝してましたから。
第2、第3試合で当たるチーム同士が対戦してたので、みんなで観戦。
赤ユニフォームX白ユニフォームのチームでしたが、どちらも動きが良く、うちらでは勝てないんじゃないかと思いました。
拮抗した試合展開で、白が勝ちました。
特に白の10番はテクニックがあり、ドリブル、シュート、パス、どれをとっても上手かった。
この10番が、ドリブルで二人くらい抜いてしまうのです。
おまけにディフェンスも強い。
うちらなら、この10番から何点取られるんだろうかと憂鬱になりました。
ここで、メンバーのN谷君が言いました。
「キープレイヤーは赤の17番と白の10番だな。
この二人に自由にやらせると、負ける。
マンマークで封じてこうぜ。そしたら勝機も見えてくる」
さらにN谷君の作戦が立てられます。
「前半シンジが10番をマークして、後半はマナブが10番をマークする。
絶対マークを外さずにいこう。パスはしょうがないが、絶対抜かれるな」
こうして、今までにないほどのマンマーク指示が出されました。
まずは赤のチームとの対戦。
キーマンは17番。
そいつを僕がマンマークする作戦です。
僕は、試合開始と共に早速17番をマーク。
下手に17番からボールを奪おうとするのではなく、抜かれない事とシュートを打たせないのが主な目的です。
17番に対しては、一定の距離を保って腰を落として、外へ外へ追いやります。
「シンジ、17番に付け!」
N谷君の指示が飛びます。
僕は17番をフリーにさせないよう追い回します。
「17番離すな!」
分かってます。
「17番後ろにいるぞ!」
ちゃんと横目で見てます。
そんな指示のお蔭か、17番がボールを持っても何も出来なくなり、赤チームのリズムも乱れ始めました。
そんな中、相手のオウンゴールにより、こちらが先制。ズバリ、作戦がハマった形です。
そのうち17番は自陣に下がり始めました。僕はそれでも付いていきます。
僕はかなり疲労していたのですが、相手も疲労している様でした。
もう僕を振り切ろうとする動きもしてこなくなりました。
しかし、最後の最後に17番を半身前に行かせてしまい、シュートを打たれました。
シュートはキーパーのA野君が防いだものの、こぼれ球がフリーの相手の前に転がってしまい、シュートを決められてしまいました。
そこで前半終了。あと十数秒の我慢だったのにもったいない…。
後半は僕に変わり、マナブ君がマンマーク。マナブ君は、得意のスピード勝負で17番を離しません。
やがて17番は疲れきってしまいました。
そのまま、赤チームとは引き分け。
格上と思われた赤と分けたので、作戦は成功と言って良いでしょう。
この勢いで、次の試合は3点も取って勝ちました。
これで戦績は1勝1敗1分け。
リーグ戦の最後は白チームです。
しかし10番が凄すぎて、勝てる見込みは薄そうです。
失点しないように戦い、引き分けを狙うか、失点覚悟で勝ちにいくか、チーム内で揉めましたが、結局は勝ちにいく事にしました。
もし白チームに勝てればリーグ2位になり、他リーグの2位チームとの3位決定戦に出られるからです。
引き分けで終わるメリットは、負けなかったという自己満足以外ありません。
(よし、10番を止めてやる!)
僕は意気込んで試合に臨みました。
〜続く〜
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