2006年02月20日

試合・05/2/19 後編

白いユニフォームのチームは、10番を軸に攻撃をしてくる。
守備では6番が最後尾に位置し、ボールを奪うとすぐに10番に縦パスを入れてくる。
10番がボールを持てば、ドリブル、パス、シュートと多彩な攻撃が始まり、防ぐ手立ては難しい。

その10番を、僕がマンマークする事になった。
10番にボールが入らないよう密着マークをし、もしボールが入ったら抜かれないよう間合いを取る。
1歩目で抜かれない間合いを取るのでパスは出されてしまうが、そこから先は他の味方に任せてある。
僕は、10番に抜かれない事と、いい体勢でシュートを打たせないのが目的だ。

10番がボールを持った。
僕は一定の間合いで守る。
10番は体を左右に振りながら、いろいろな技を見せてくる。
このボディフェイントに惑わされてはいけない。
向こうが少し近付いてくれば、僕は少し下がって間合いを保つ。
向こうが下がれば、僕は少し前に出る。
この時、僕が前に出た瞬間に相手に前に出られると抜かれるので、そこだけは注意する。
それほどのスピードが、10番にはあった。

10番はワンツーを狙ってパスミスをした。
「いいぞ、シンジ!そのディフェンスだ!」
味方のN谷君が、コートサイドから指示をくれる。

その調子で、僕は10番を封じていたが、一度抜かれそうになり、ファールで止めた。
故意のファールではなかったのだが、僕はイエローカードを貰ってしまった。
体勢を崩されてよろめきながら回転し、相手に乗り掛かって倒したので、イエローを出されても仕方ない。

他にも白のプレーヤーを倒した。
故意ではなかったが、10番を見ながら走っていたら、他の人に体当たりをして吹っ飛ばしてしまった。
運動不足で体重過多だったので、体当たりが強烈だったのだろう。
審判は見てなかったようで、ノーファールだった。二枚目のイエローを出されたら危ないとこだ。

その内、こちらが先取点を取った。
キーパーのA野君が投げたボールが、相手ゴール前で待ち構えるH田君に通り、トラップで相手キーパーをかわしたH田君が無人のゴールに決めた。

またもや作戦がハマって先制だ。
その後も10番をマークし続け、前半は0点に抑えた。

後半は僕がキーパーを務め、10番のマークはマナブ君がした。
守りきれれば良かったのだが、10番が抜け出し、残念ながらシュートを決められてしまった。
同点だ。動転する。

しかし、N谷君が強烈なロングシュートを決め、またリードを奪った。
N谷君はすごい喜びようだ。残り2分だった。

そこからは、怒涛の守りだ。
10番が力を振り絞り攻撃してくるが、放ったシュートは僕が防ぐまでもなく、味方がブロックしてくれた。

僕も、少し時間をかけてゴールスローを行う。時間を稼いで試合を終わらせる為だ。
相手もイラついている。かなり焦っている証拠だ。
つまり、こちらのリズムである。

そのまま試合終了。
2−1で白チームに勝った。
みんな両手を挙げながら喜んでいる。
N谷君が勝利の咆哮を上げる。
僕は、こんなに喜んでいるみんなを見た事がない。まるで優勝したかの様だ。
それほど、白チームは強かったし、そこに勝てたのが嬉しかったのだ。

これで2勝1敗1分けでリーグ2位になり、Bブロックの2位と3位決定戦を行った。
しかし、もう白チームとの対戦で力を使い果たした僕らのチームは、走り回る事ができずに0−1で敗退した。

成績は、10チーム中4位だった。
今年最初の大会にしては好成績だと言える。

帰りのファミレスでも、好成績のお蔭で話が弾んだ。
僕は、ほとんど攻撃に参加できなかったものの、赤の17番と白の10番を封じた事は嬉しかった。
でも、僕以上に、その作戦を立てたN谷君が喜んでいたのだった。
ニックネーム SNJ at 23:02| Comment(0) | 日記
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