2006年04月23日

Drive物語・青森編4 〜青森の夜も更けて〜

酸ヶ湯の勧めでは、入浴後は湯の効用のためにそのまま寝た方が良いらしいが、僕らは三上宅に帰るとすぐにシャワーを浴びた。
体に染み付いた硫黄の匂いを消すためである。

シャワーを浴びて一息つくと、夜の街に飲みに繰り出した。
しかし、連休とあってどこの店も満員だった。
空いてる店を求めて歩き回ったが、なかなか見付からない。
歩き疲れてきた頃、地元人間である三上君が言った。
「ここ、入ってみる?」
三上君が提案したのは、ロシアンパブであった。
久しぶりに再会した同級生が飲んで語り合うには、あまり相応しくない。

却下。

また歩き回ってやっと空いてる店を見付けた。
こじんまりとした小料理屋だが、語らうにはちょうどいい。
飲み、食べ、語り、笑い、時間はいつの間にか過ぎていった。
かなり酔ったところで店を出た。
みんな酔っているのだが、僕はことさら酔っている。
みんなの歩くスピードに追いつけないまま、どんどん置いてかれた。
知らない街である。はぐれたら一大事だ。
僕が20m以上離されているのに、三人は笑いながらどんどん歩いていく。
酔いと動悸の激しさで僕は思うように歩けない。
大声でみんなを呼び止めようとしたら、浅野君が携帯で電話をし始め、やっと追いついた。

浅野君が電話した相手は千葉に残っているマナブ君だった。
「マナちゃ〜ん!アハハハ〜!元気か〜!」
「おお、楽しそうじゃん」
「今からマナちゃんもこっち来なっつ〜の!」
「無理だっつ〜の」
たぶんパイレーツが流行っていた頃だろう。

マナブ君は三上君と話したそうだった。
「三上もいるの?換わってよ」
浅野君が三上君に携帯を渡した。
「もしもし〜?」

・・・・・・

三上君が呼びかけたがマナブ君の応答がない。
「あれ?切れてるよ」
「ゴメ〜ン!オレ、切っちゃったかも〜」
どうやら浅野君が渡す時に切ってしまったようだった。

アハハハ!アハハハ!ワハハ!アハ〜!


夜の住宅街に浅野君の笑い声が響き渡る。
静かな街だ。夜も早いのだろう。

アハハ〜!


三上宅に戻ると、お笑いのビデオを観ながらまた飲んだ。
浅野君は自分で買ってきた北海道みやげの酒を自分で飲み干した。

アハハハハ〜!

そして酔って寝てしまった。
残された僕ら三人も寝る事にした。

明日はいよいよ千葉に帰る日だ。
遠いと思ってた青森も、何だか愛着が出て身近に思えてきた。
あっと言う間の二日間。もう一日居たいが、休みももう終わりだ。
奥入瀬や十和田湖、八甲田山の風景を思い返しながら、僕は眠りについた。
ニックネーム SNJ at 23:36| Comment(3) | Drive物語T
この記事へのコメント
ロシアンパブなんて誘ったかな?記憶にありません。SNJがうちの狭い廊下に寝ていたので、トイレに行きずらかったのおぼえてるよ。浅野君はにぎやか上機嫌でよかったね。
Posted by しゅう at 2006年04月24日 18:58
確かに僕は廊下に寝ていた。狭いとこで寝るのは毎度の事だね。
ロシアンパブは、しゅう君とRA君が入り口から少し入って様子を見てたよ。
てっきり行き着けかと思った。
Posted by SNJ at 2006年04月25日 01:07
Posted by at 2007年09月19日 14:11
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