新幹線の路線側の部屋は逆側の部屋より千円安かった。この騒音のためだ。
なので、3950円朝食付きで宿泊できた。まぁ、ビジネスホテルだけど。
新幹線が通る度に、部屋が揺れる。
僕は新幹線の姿をビデオに撮ろうと思って、通る音がすると急いで窓辺に寄って外を見るのだが、新幹線の姿が見えない。
音がしてから通り過ぎるのに、2秒もかからない。
ガガガーッ!ゴゴン、ゴゴン!
(来た!新幹線だ)
急いで窓の外を見る。
もういない。
新幹線は速すぎる。
起きた時間は朝6時前だった。
仕事の都合で千葉県に残してきた友人の浅野君からメールが来ていた。ずいぶん早起きだ。
そのメールからはニンテンドーDSを入手した喜びが溢れている。
朝食を済ませると、僕は新幹線を撮るチャンスを待ったが、出発の時間になってしまい、ついに一度も新幹線を見れなかった…。
残念だ。
明石市内は朝8時だというのに渋滞していた。通勤の方々だろう。
一時間近くかかってやっと明石大橋を渡った。
素晴らしい景色が広がる。
淡路島に上陸である。
圧倒的な存在感が高速道路を包み込んでいる。
山が、海が、こちらに迫ってくるようだ。
…と、一瞬何かが前方に迫る。
ビチャッ!
海鳥のフンがフロントガラスに当たって弾けた。
小野「ウンが付いたな。今日も安全だろう」
ビチャッ、ビチャッ!
立て続けにフンが落ちてくる。上空に海鳥が多いのだろう。
コンッ!ココンッ!
虫もフロントガラスに当たって弾けて死んでいく。
あっと言う間にフンと虫の死骸でフロントガラスが覆われていった。
虫は可哀相だが、見えても一瞬すぎて避けられない…。
四国が見えた!…と思ったら、まだ淡路島だった。
淡路島はけっこう広い。
60km近く走って、やっと淡路島を脱出した。
鳴門海峡を渡る。
鳴門は渦潮が有名だが、橋の上を車を運転しながらだったので、海面がよく見えなかった。
そしてついに四国に上陸だ。
四国八十八か所めぐりの第一番、霊山寺に立ち寄る。
お遍路グッズがいろいろ売っているが、今回はお遍路の旅ではないのですぐに出発して、徳島自動車を西へ向かった。
一般道に下り、山道を南へ向かうと、『大歩危・小歩危(おおぼけ・こぼけ)』という観光名所に着く。
大歩危小歩危は渓谷になっていて、素晴らしい眺めを堪能できる。
遊覧船があったので乗ってみた。

大歩危小歩危は急流もあるが、遊覧船が通るのは緩やかな流れのとこだけだ。
十数人ほどが乗れる大きさの遊覧船が川面を滑ってゆく。
のどかだ。静かに時が進む。
船頭兼ガイドさんが、大歩危の名の由来を説明してくれた。
「大歩危と言うのは、昔、大またで歩くと危険な道なので大歩危となりました。
小歩危は小またで歩くと危ないので小歩危です」
何かウソっぽいが、面白い地名だ。
初めてこの地名を見てから十数年、忘れる事のできなかった地名だ。
その場所に来れて、僕は感無量だった。

ゆったりと時間を過ごして遊覧船を降りると、時刻は1時半を回っていた。
この後の予定のために、昼ご飯を食べずに次の目的地に向かった。
お腹空いた…。
〜続く〜
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ホントは身も乗り出したかったが、注意されそうなのでやめました。
良い渓谷でしたわ。
まだ旅は続きます。
次はどこまで行くのでしょうか…。