2006年05月08日

Drive物語・四国編7 〜5/2 岬めぐり〜

朝6時に起きようと思ってたら、5時半前に千葉に残してきた友人の浅野君からメールが来た。
その着信音で目が覚めた。浅野君は相変わらずの早起きだ。

「千葉は天気が悪い」

メールにはそう書いてあった。
外を見ると、ここ高知は天気が良い。旅に出てからというもの、行く先々ずっと晴れている。
僕は運転疲れと登城疲れと寝不足で、晴れ晴れしい寝起きではなかった。

今日は早めに7時には出発する。
四国最南端の足摺岬まで行くためだ。
同じ高知県内なのに、地図で見ると距離がある。3時間はかかるだろう。
この後の予定のためにも、足摺は午前中に回っておきたい。

高知市内を出るとすぐ高知自動車道に乗る。
今日も鳥のフンがフロントガラスに落ちてきて飛び散った。
高知道はまだ建設途中なのか、足摺までの距離の半分も行かない内に終わってしまった。
そこから延々とのどかな道が続く。
僕は寝た。

目覚めると、海が見えていた。
細い分かれ道があった。ナビはそちらを示している。
小野「ホントにこんなとこ入っていくのか?」
僕「そうだね。ここを入って行けば海沿いに行けるんじゃないのかな」

細い道を入っていくと、ガードレールもない道だった。
対向車も来ない。
狭いし、崖だし、木々に囲まれてるし、小野君の運転も慎重になる。
普通は足摺岬に行くのに通らない道なのかもしれない。
ナビの中ではショートカットとして推奨しているのだろう。

小野君が運転に疲れてきた頃、やっと広めの道に出た。
視界も開け、海も真横に見える。
小野「これぞ、オーシャンビューだな」
僕「というか、うちらじゃオッサンビューだな」

その時たまたまカーオーディオから流れてた曲は、山本コウタロー&ウィークエンドの『岬めぐり』だった。
僕が用意してきた曲だが、偶然この場でかかるとは何と言うタイミングの良さであろうか。
普段、間の悪い僕にしては運がいい。
小野君に言わせれば、鳥のフンでウンがついたという事だろう。

♪岬〜めぐりの〜バスは〜走る〜
 僕は〜どうして〜生きて〜ェゆこう〜
 悲しみ〜深く〜胸に〜沈めたら〜
 この旅〜終え〜て〜街に〜ィ帰ろう〜♪

素晴らしい名曲の『岬めぐり』が流れているうちに、足摺岬に到着。
まだ10時半だ。思ったより早く着けた。
朝食を食べずに出てきたので、レストランで二人ともに、うどんを食べると、すっかり満腹になって足摺岬の先端へと向かった。

足摺岬.jpg

展望台からの眺めは素晴らしかった。
僕らの地元の千葉県銚子市にある『犬吠崎』と比べると、景観的に残念ながら犬吠崎の完敗だろう。
そういえば、前々日の4月30日には、千葉に残してきた友人のマナブ君がひとり寂しく犬吠崎まで遊びに行っていて、写真をメールしてくれていた。
マナブ『犬吠崎』、僕ら『足摺岬』。
僕らの勝ちというわけだ。

足摺岬2.jpg

岬の下を覗き込むと、すごい高さだ。
落ちれば、下の岩場でグッチャリいくだろう。
足もすくむ。あしずりならぬ、後じさり岬という事か。強引だ。
小野「なんか、運転してて足が攣っちゃったよ」
足つり岬。まぁ良しとしよう。

足摺岬の向かいには、四国八十八ヶ所めぐりの第三十八番『金剛福寺』がある。
背後に山を背負って、岬に向かい大海原を望む、なかなかの立地条件である。
お遍路さんも多い。
この岬に至るには山を越えて来なければならず、第三十七番からの距離も90kmあるらしく、歩きでお参りされるお遍路のみなさんには頭が下がる。
僕らは第一番の霊山寺にお参りしたっきり、間を飛ばして三十八番だ。しかも車で。

さて、足摺も無事に見れたし、次はまた北上していこう。
気温も上がってきて、駐車してあった車内が熱くなっている。
僕らも次々に現れる四国の素晴らしい景観にヒートアップだ。

当初の予定では前日の夜に、高知県の弧を描いた南岸の東端にある『室戸岬』にも行きたかったのだが、片道2時間半以上かかりそうで、観光してホテルに戻って来ると夜の12時を過ぎるので、行くのを断念した。
両方見てこそ、岬めぐりだったのだが…。

   〜続く〜
ニックネーム SNJ at 01:36| Comment(0) | Drive物語T
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