次に向かう先は今治城だ。
運転は小野君だ。松山市内は行きも帰りも僕は運転しなかった。
ガソリンスタンドに寄ると、店員さんが「千葉から運転して来たんですか?大変ですね」と言ってきた。
僕らはびっくりした。
マイナーな『野田ナンバー』なのに千葉県のナンバーと分かるとは、さすがにスタンド店員だ。
途中、『坊ちゃん』で有名な道後温泉を抜けていく。
道後温泉にも入って行きたかったが、今回は温泉はなしだ。
僕は朝、ホテルの露天に入ったので、まぁ良しとしよう。
松山市内には、高知市内と同じく路面電車が走っていて、目を楽しませてくれた。
今治城は、築城の名手『藤堂高虎』によって築かれた。
瀬戸内海に臨み、向かいに来島海峡を挟んで芸予諸島の島々が点在する海洋交通の要のような城だ。
海水を引き込んだ大きな堀は、平城ながらも堅固な城であったことを彷彿させる。
ちなみに、昨日行くのを断念した宇和島城も高虎の築城だ。
高虎はいくつもの城を残している。
『藤堂高虎』という名前もカッコいい。

今治城の天守内部は、完全に博物館となっている。
戦国の歴史だけでなく、今治市の歴史、四国の歴史、生物、鉱物など多岐に渡って展示してある。
城としてはイマイチかもしれないが、博物館だと思えばけっこう面白かった。

今治城を見終えると、いよいよ伊予(愛媛県)から帰路に着く。
しまなみ海道は渡らずに、高松経由にした。
先に本州側に渡ってしまうと混んでいるかもしれないからだ。
時刻は1時半。
運転は僕に交替だ。
高速に乗って東に向かうが、うどんが食べたくて、高速を下りてうどんの店に立ち寄った。
二人とも釜揚げうどんを食べた。
火のついた釜ごと運ばれてきて、そこからすくってつゆに浸けて食べるのだが、とても熱かった。
濃厚なくらい味のついた昆布だしが美味しかった。
高速を下りたとこは、『こんぴらさん』でお馴染みの琴平町に近かった。
うどん屋の店員さんが、こんぴらさんや善通寺を薦めてくれたが、寄ると今夜中に帰れなくなるかもしれないので、寄らずに帰った。
本当は高松城や栗林公園にも寄りたかったが、諦めた。
また運転を小野君に替わり、四国を出た。
淡路島を渡る。もう四国は見えない。
相変わらずフロントガラスは鳥のフンと虫の死骸だらけだ。
毎日2回は拭いているのだが…。
本州に入った。
明石市から神戸市に向かうと、渋滞が起きていた。
ナビ情報によると、数キロ先で事故のため渋滞しているらしかった。
松山からここまではスイスイ来たのに、まったく進まなくなった。
ナビに表示されてる千葉への帰宅時間が、当初は12時半だったのが、2時、3時と遅れていく。
4、5、6、7、9、11…14時。翌日の昼を越えた。
そして夕方5時、ついには夜の8時になった。
まぁ、この渋滞を考慮した平均速度からの算出だから、そこまではいかないと思ってたが、明日の朝にはなるんじゃないかと覚悟した。
5月3日、ゴールデンウィークなのだから…。
〜続く〜
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もう少し宿をとらないと寄れないね。
果たして、何キロ走ったでしょうか?