昔、子供の頃はゴキブリに触れた。
とは言っても、カブトムシのように捕まえるのではなく、触角を掴むのだ。
ゴキブリが現れると、僕はそっと近付いてゴキブリの触角を掴んで外に捨てる。
これが、対ゴキブリの戦術であった。
素早いゴキブリの触角をいかに掴むか、という勝負であった。
ある日、友人の西沢君の家で遊んでいるとゴキブリが出た。
僕はいつも通りにゴキブリの触角を掴んだ。
ゴキブリは宙ぶらりんのまま、僕に運ばれていく。
そして、外に捨てようとした時だった。
飛んだ。
ゴキブリが羽ばたいて飛んだ。
でも触角は僕が掴んでいる。
そうなると、どうなるか?
ゴキブリは羽ばたきながら、なんと僕の親指にしがみ付いてきたのだ。
(あああ!?ああ〜っ!!)
僕は予期せぬ出来事にビックリして、ゴキブリを振り払おうと手を振った。
しかし、僕が手を振るほどに、ゴキブリは振り落とされまいとますます僕の指にしがみ付いてくる。
「ゴキブリが〜!」
僕は思いっきりゴキブリを振り払った。
プツン
僕はゴキブリを振り払おうとしているのに、焦りからか触角を放すのを忘れていた。
ゴキブリは僕の指の間に触角を残したまま床に落ちて、方向感覚を失ったのか、ウロウロと動き回っている。
パンッ!
西沢君が雑誌でゴキブリを叩いた。
雑誌を持ち上げると、床にゴキブリはいなかった…。
…そう、ゴキブリは潰れて雑誌の裏にへばり付いてしまったのだ。
「あまり見たくないね…」
西沢君は雑誌ごとゴミ箱に捨てた。
僕も触角を捨てた。
触角を失ったゴキブリの動きを見て、僕はとても可哀相な事をしたと思った。もう触角には触らない。
その日から僕はゴキブリに触れなくなっている。
2006年07月02日
ごきぶりグラフィティ
ニックネーム SNJ at 23:58| Comment(4)
| 思い出ボロボロ
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ゴキブリはすごく苦手だけど、ほっとくとどこから奇襲されるか分からないので、見かけたら必ず殺すよう(変な言い方)に心がけてるよ。
今の部屋は古い部屋なのに何故かゴキブリが出ません。 食料がほとんど無い部屋は、ゴキブリも寄り付かないということでしょう。
かわりに(?)、何故か玄関のドアにやたら色んな虫がたかってます。 多いのはカナブンみたいな甲虫で、この前は小さいクワガタがいたよ。
ちょっと前には日本国内ではありえないくらい大きな蝶(蛾?)がとまっていて、戦慄を覚えた、、、
触角が切れたのがショックだったんだろうね。
僕の部屋にもカナブンは来るなぁ。
電灯にカンカン当たるんだよね。
クワガタなら来ても大丈夫なんだけどね。同じ虫なのに。
蝶や蛾の麟粉系は、ご飯食べてるとこに飛んでくると嫌だね。
食卓の上の電灯のとこでバタバタ羽ばたいてたりすると、粉が飛び散っているのが見えたりするんだ。
3−4年ぶりに見ちゃったよ。
部屋に入られたら、恐ろしくいられないので、勇気を持って殺しました。幸い、ほんとついてたんだけど、なぜか最初からひっくり返っていたので。
殺虫剤を5分以上かけました。それからもしもの時に備え買っていた泡で固める殺虫剤をかけ、姿をまったく隠し、速攻捨てました。
人間ものすごい恐怖に出会うとすごい声がでるものなのか、私の悲鳴?に娘がこわがり泣きました・・・。
「ママちゃん怒ってるの?みーちゃん悪いことしてた?」と言われてしまいました・・・。
悪いのはゴキブリだーーー!
ウソです。
さて、その状況を推理するに、他の部屋で退治されかけて逃げてきて、力尽きかけてひっくり返っているところを止めを刺されたという事でしょうか。
殺虫剤を5分噴射とは、かなりビチョビチョになったでしょう。
ベランダだといいけど、部屋の中だと殺虫剤浸しは掃除が大変です。
僕も、殺虫剤をかけすぎてビチョビチョになって亡くなったゴッキーを、ティッシュで包んで捨てようとしたら、殺虫剤が滲みてきてゴッキーの姿が露わになった事があります。
怖いですね〜。