仙台に入る前に雨はやんだが、まったく、この旅行中はよく雨が降る。
初めて訪れた仙台に、僕はキョロキョロしていた。
思ったより栄えている。G.W.に行った四国の都市とは大違いだ。
だが、栄えていることが良いとは言えない。旅行者にとっては、情緒が感じられないからだ。
その点、県庁所在地に城のある四国はかなり良かった。
ベガルタ仙台のスタジアムを右手に見ながら、仙台市内を縦断していく。
『ベガルタ』とは、七夕に織り姫『ベガ』と彦星『アルタイル』が出会うということからの合体名だ。
僕らが来る1週間前には、名物の仙台七夕まつりが行われている。
まつり中は人出も多くなり、宿泊代も千円以上高くなっていた。
せっかくの七夕まつりを外して仙台にやってきた僕ら4人だが、今夜宿泊する予定のホテルに向かうも、なかなか見付からない。
久しぶりの運転のNK君に仙台駅周辺をグルグル回らせて、やっとホテルに辿り着いた。
部屋に荷物を置くと、さっそく飲みに出た。
狙いは、名物の牛タンである。
だが、僕は牛タンが好きではなかった。しかし、牛タンに期待する他の3人には言えるはずもない。

牛タンの前に、駅ビルのデパートまで酒を買いに向かった。
目的の一つ、東北の地酒などを買っておくためである。
試飲しながら銘柄を選び、4人それぞれに日本酒を買った。
試飲してのほろ酔い加減で牛タン店を探すと、そこいら中牛タン店だらけだった。
しかし、店はどこも混んでいて、なかなか良い店が見付からない。
ようやく店を探し当てて入った。雑誌に載っていたお店だ。
とりあえず、ビールと牛タンを注文する。
「すみません、牛タンが切れていまして…」
「え?……」
なんと目的の牛タンが在庫切れだった。
僕的には牛タンがなくても構わなかったが。
「では、こちらの刺身をお願いします」
「それも切れてまして…」
「え?……」
僕は魚介類もそんなに好きではないので構わなかったが。
「では、こちらのおつまみを…」
「それも切れてまして…」
「え?……」
何もかも在庫切れである。
「では、何ができるのですか?」
「こちらの、イカのおつまみが一品だけできますが…」
「何もないなら、入る前に一言いって下さいよ」
温和なNK君が少し怒った。
もう僕の食べるものはなかった。
仕方ないのでビールだけ飲んで店を出た。
僕とRA君が店を出るも、NK君らが出てこない。
RA君が店の方を覗き込む。
「NK、怒って交渉してるのかな?」
「しかし、何も注文できないのはひどいね」
僕もガックリだ。
NK君が出てきた。
店の計らいにより、格安で会計を済ませたようだ。ナイス!
気を取り直して、他の店に入った。
そこで牛タンをたらふく食べた。
僕も恐る恐る牛タンを食べてみたが、美味しかった。
「いや〜、牛タン美味しいね」
仙台に来るまでは、焼肉店の牛タンを想像していたのだが、仙台の牛タンはタレに漬けてあって味が滲みてて美味しい。
僕はコロッとスタンスを変えた。
途中、店の中が急に盛り上がった。
店のおばちゃんが言った。
「今日、ベガルタ勝ったからビール半額だよ」
「お〜っ!やった〜!」
僕らも盛り上がった。
さすが仙台だ。ベガルタの活躍を喜んでいる。
ちなみに、僕らは僕らの地元の柏レイソルのファンだ。
食べも食べたが、飲みも飲んだ。
その割りに、会計は意外に安かった。良い飲みだった。
「帰りにラーメン食べたいね」
NK君が言った。
「え〜!?」
僕と小野君はお腹いっぱいだった。
「いいね」
RA君もまだ食べれるようだ。
しかし夜も遅く、ラーメン店も見付けられなかったので、カップラーメンをそれぞれ買ってホテルで食べることにした。
ホテルの部屋に戻ると、僕はノートPCでこのブログを書こうとしたが、酔いと満腹と睡眠不足で意識朦朧として何も書けない。
考え事をしている内に時刻は1時を回った。
(座ってぼんやりしてても時間の無駄だな…)
僕は、栗駒の温泉の匂いを落とそうと部屋のお風呂に入った。
せっかくなので石鹸を入れて、普段やらない泡風呂にしてみた。
これなら匂いも落ちるかもしれない。
(いい湯だな〜………)
湯舟で寝そうになった。
風呂から出ると、すぐにベッドに横になった。
時刻は2時を回った。
明日は7時集合だ。6時半には起きないといけない。
〜続く〜
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旅先の料理はきっと美味しいね。
青字はスポンサーなの?
いつか本場で食べれることを願います。
文の中の青字は、久しぶりに見てみたらいつの間にかになっていました。
広告なのでしょうけど、僕には何も入ってきません。
こういうので儲けようと思ったら、それらしい固有名詞をたくさん使った文章にしてしまいそうだし、面倒なので何もやってませんな。
広告も、うざったらしいね。