僕は、武田信玄が好きだ。
信玄と言えば甲斐の国、甲州。
僕は甲州街道で西に向かいたかった。
甲州街道は、江戸時代の将軍が緊急時に甲斐の国へと逃亡できる街道で、皇居の半蔵門から出発し、新宿を通って西に延びている。
僕は練馬区から斜めに南下しつつ甲州街道に合流するつもりだった。
まずは池袋から練馬駅前を通っている『千川通り』を西進する。
ず〜っと走っていくと、大通りに出た。
甲州街道かと思ったら『青梅街道』だった。
青梅街道で練馬区を脱して、別の大通りに入った。
今度こそ甲州街道かと思ったら、『五日市街道』だった。
なかなか甲州街道に入れないので、すぐにまた南下して中央線の東小金井駅を縦断する。
大通りに出たが、またもや甲州街道ではなく『連雀通り』という通りだった。
連雀通りから『小金井街道』を南下すると、さらに大通りに出たので、それが甲州街道かと思いきや『東八道路』だった。
東八とは、東京と八王子を結ぶ意味かと勝手に解釈して、この道を西進し続ける。
しかし、甲州街道はどこにあるのだろうか?
僕は道を間違えているのかと、少し心配になってきた。
国立駅に辿り着いた。
後で確認すると、やはり道を間違えていた。少し北上してしまったようだ。
さらに、西国立駅と西立川駅を間違えて、道に迷って行ったり来たり。
どちらの駅名にも『西』と『立』が入っているので勘違いしたようだ。しかも、すぐ側に西国分寺という駅もある。
自転車で走りながら『西』『国』『立』と、混乱する。
時刻は6時少し前。こんなとこで時間を食ってしまった。
西国立駅から南下して、大通りに出た。
急に交通量が多くなった。
そこは、ついに『甲州街道』だ。

甲州街道を進むと、五叉路があった。
分かりづらい交差点だが、八王子方面へ進めば問題ないだろう。

多摩川を渡り、長い坂を上り、日野自動車で有名な日野市を抜けてゆく。
そして日野市から長い下り坂を駆け下りた。
この長い下り坂で、本日の最高速に挑んでみた。
思いっきりペダルを漕いで、49km出た。
今までの最高速が、ママチャリで出した49kmだったのだが、それに並ぶ記録だ。
そして、この坂を下りたところは八王子市になっていた。
出発から3時間弱。午前7時少し前、40km近く走り八王子到着。

この交差点を左側に行けば八王子駅、右側に向かえば高尾方面だ。
僕は交差点を右折していった。
〜続く〜
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