擦り剥いた右肘と右足の甲をお湯に浸けないように長湯をした。
ピチャッ
「痛ッ!」
油断すると、患部がお湯に触れてとても痛い…。
それにしても今日は長旅だった。
移動に16時間以上とは、今までのどんな旅より長い移動時間だ。
富士山に向かって上り続けた時は、この先どうなることかと思ったが、こうして三島に辿り着けたのは良かった。
(さぁ、明日が本番だぞ!)
僕は風呂から出ると、ベッドに横たわった。
時刻は11時を過ぎていた。
(この日記も更新しておこう…。
何を書こうかな…)
…そう考えていて気付いたら、午前2時。
いつの間にかに3時間ほど寝ていたようだ。
そういえば、コインランドリーの服を取りに行くのを忘れてた。
明日の朝早く取ってこよう。
そして日記を更新して、デジカメの写真を整理して、筋肉痛の薬を塗って午前4時に眠りに就いた。
朝6時半起床。
脚を初め、全身が痛い。いろいろ筋肉痛だ。打撲も痛い。
今日は走れるのか?
ホテルから出て、コインランドリーに洗濯物を取りに行く。
戻ってきて、また1時間寝た。
さすがに疲れが溜まっている。
8時頃起きるが、部屋に散らかった荷物を見て思う。
(よくこんなに持ってきたな…)
朝食は、昨夜買ったコンビニのおにぎりを食べる。
この旅に出てから、ろくな物を食べてない。
9時過ぎ、大量の荷物をまとめて宿をチェックアウト。
スピードメーターを直してから出発。
今日もなんとか走れそうだ。
三島駅前を通って、有名な『三嶋大社』へと向かった。

三嶋大社は、伊豆に流されたあの源頼朝が源氏再興を祈願して、お百度参りを敢行した由緒ある神社だ。
源氏最高の祈願だ。お百度参り観光。

三嶋大社の金木犀は、樹齢は1200年という。頼朝よりも昔からあったのか、すごいなぁ。

三嶋大社でお参りを済ませると、僕は東へと向かった。
途中で富士山が美しく見えるポイントがあったが、この日は曇っていて三島からの富士はほとんど見えなかった。
それは残念だったが、三島は街中に清流が流れていて良い佇まいだった。
富士の雪解け水が湧いているのだ。
(鰻、食べたかったな…)
その三島市内を抜けると、いよいよ辿り着いた。
ここは、国道1号線。
ここから始まる…。
何が始まるかと言えば、箱根への上りが始まるのだ。

この先に箱根がある。
僕はまだ箱根に行った事がない。
数年前から、旅人として箱根を越えてみたいと常々考えていた。
それも、自転車で越えたい、と。
今、その願望を叶えようとしている。
きっと昨日以上の大変な坂道が待っている。
だが、もう逃げ道はない。僕は自分を追い込んだのだ。
途中で引き返しても三島に戻ってしまうだけだ。
関東に帰るには、ここを越えて行かなければならないのだから。
大きく息を吸い込むと、僕はペダルを回し始めた…。
〜続く〜
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でも、シボレーにのったSNJは客観的に見て、純粋な気持ちとはうらはらに怪しく映ってはいなかっただろうか?
まあ、大切なのは自分自身の充実感だよね。続き楽しみにしてるよ。
坂の具合は未知数だったけど。
荷物も多いので、怪しく見えると思うよ。だからこそ、警官も声を掛けてきたんだろう。
続きはまた来週末にまとめてUPします。
一日で200kmくらいなら行けると踏んだんだが、どのくらいの上りがあるのか分かってなかった。
富士山には登らなくとも、麓の街々の標高がすでに高かったんだね。