2006年10月29日

自転車奇行・箱根編14 〜三嶋大社〜

ホテルの部屋の風呂はとても狭かったが、僕は湯に浸かった。
擦り剥いた右肘と右足の甲をお湯に浸けないように長湯をした。

ピチャッ
「痛ッ!」
油断すると、患部がお湯に触れてとても痛い…。

それにしても今日は長旅だった。
移動に16時間以上とは、今までのどんな旅より長い移動時間だ。
富士山に向かって上り続けた時は、この先どうなることかと思ったが、こうして三島に辿り着けたのは良かった。

(さぁ、明日が本番だぞ!)

僕は風呂から出ると、ベッドに横たわった。
時刻は11時を過ぎていた。
(この日記も更新しておこう…。
何を書こうかな…)

…そう考えていて気付いたら、午前2時。
いつの間にかに3時間ほど寝ていたようだ。
そういえば、コインランドリーの服を取りに行くのを忘れてた。
明日の朝早く取ってこよう。
そして日記を更新して、デジカメの写真を整理して、筋肉痛の薬を塗って午前4時に眠りに就いた。

朝6時半起床。
脚を初め、全身が痛い。いろいろ筋肉痛だ。打撲も痛い。
今日は走れるのか?

ホテルから出て、コインランドリーに洗濯物を取りに行く。
戻ってきて、また1時間寝た。
さすがに疲れが溜まっている。

8時頃起きるが、部屋に散らかった荷物を見て思う。
(よくこんなに持ってきたな…)

朝食は、昨夜買ったコンビニのおにぎりを食べる。
この旅に出てから、ろくな物を食べてない。

9時過ぎ、大量の荷物をまとめて宿をチェックアウト。
スピードメーターを直してから出発。
今日もなんとか走れそうだ。
三島駅前を通って、有名な『三嶋大社』へと向かった。

三嶋大ミ鳥居.jpg

三嶋大社は、伊豆に流されたあの源頼朝が源氏再興を祈願して、お百度参りを敢行した由緒ある神社だ。
源氏最高の祈願だ。お百度参り観光。

三嶋大ミキンモクセイ.jpg

三嶋大社の金木犀は、樹齢は1200年という。頼朝よりも昔からあったのか、すごいなぁ。

三嶋大ミ.jpg

三嶋大社でお参りを済ませると、僕は東へと向かった。
途中で富士山が美しく見えるポイントがあったが、この日は曇っていて三島からの富士はほとんど見えなかった。
それは残念だったが、三島は街中に清流が流れていて良い佇まいだった。
富士の雪解け水が湧いているのだ。
(鰻、食べたかったな…)

その三島市内を抜けると、いよいよ辿り着いた。
ここは、国道1号線。
ここから始まる…。
何が始まるかと言えば、箱根への上りが始まるのだ。

箱根始まり.jpg

この先に箱根がある。
僕はまだ箱根に行った事がない。
数年前から、旅人として箱根を越えてみたいと常々考えていた。
それも、自転車で越えたい、と。

今、その願望を叶えようとしている。
きっと昨日以上の大変な坂道が待っている。

だが、もう逃げ道はない。僕は自分を追い込んだのだ。
途中で引き返しても三島に戻ってしまうだけだ。
関東に帰るには、ここを越えて行かなければならないのだから。

大きく息を吸い込むと、僕はペダルを回し始めた…。

   〜続く〜
ニックネーム SNJ at 00:47| Comment(4) | 自転車奇行2006
この記事へのコメント
大体計画通りなのかな?すごいことやっているね。二十歳頃ならがんばれそうだけど、まだまだ少年の心を忘れていないな。
でも、シボレーにのったSNJは客観的に見て、純粋な気持ちとはうらはらに怪しく映ってはいなかっただろうか?
まあ、大切なのは自分自身の充実感だよね。続き楽しみにしてるよ。
Posted by しゅう at 2006年10月29日 05:03
道筋は計画通りだね。
坂の具合は未知数だったけど。

荷物も多いので、怪しく見えると思うよ。だからこそ、警官も声を掛けてきたんだろう。

続きはまた来週末にまとめてUPします。
Posted by SNJ at 2006年10月29日 07:34
結構な旅行だよね電車とかで行っても疲れそうなのに自転車だもんね。僕も続き楽しみにしてます。
Posted by RA at 2006年10月30日 07:26
出発前は距離だけで考えていたよ。
一日で200kmくらいなら行けると踏んだんだが、どのくらいの上りがあるのか分かってなかった。

富士山には登らなくとも、麓の街々の標高がすでに高かったんだね。
Posted by SNJ at 2006年11月03日 00:16
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