2006年11月04日

自転車奇行・箱根編20 〜箱根の下り〜

楽しい。
下りは楽しい。
ツラい上りがあったからこそ、この下りがある。
僕は、1コーナー1コーナーを味わいながら下っていった。

昨日初めて越えた高尾山の大垂水峠の下りより、山中湖から越えた夜の篭坂峠の下りより、箱根の下りは変化に富んでいた。
少し車が多かったが、180度のヘアピンの連続など、素晴らしいコーナーが待ち構えている。
上りで一切回らなかった脚のはずだが、この下りでは良く回る。

だが昨日、下り坂で転んでいるので、スピードは抑え目だ。
抑え目でも50km近く出てるけど。
これだけ出ると、急ブレーキで自転車が揺れ、実に危なっかしい。
自転車本体の4倍以上の体重が上に乗っているのだ。
いくら腰を落としても、このスピードでは不安定になって当然だ。

一回、急ブレーキで車体が浮きそうになった。
思えばダウンヒルのテクニックなど、僕にはない。
ブレーキ掛けっぱなしのダウンヒルでも良いくらいだ。
でも、ブレーキが磨り減って急に利かなくなったら死ぬな。

ユネッサン前.jpg

あっという間に20個近いコーナーを抜け、多数のお風呂が楽しめる箱根ユネッサンの前を通り、小涌谷の集落を駆けていった。
小涌谷には美術館や温泉宿が多いのだが、見る見る内に僕の後方へ過ぎ去っていく。
やがて、宮ノ下の国道1号と138号の分岐の交差点が見えてくると、車が渋滞しだした。

宮ノ下.jpg

だが、こちらは小回りの利く自転車だ。
車の間をすり抜けながら進んでいった。
もちろん、急に車のドアが開いてもぶつからないよう、車の中の人の動きは見ている。

箱根渋滞.jpg

一旦は渋滞がなくなって快適に下れたが、大平台という集落でまた渋滞した。
渋滞で身動きの取れないバスを何台も追い抜いた。
芦ノ湖からの上りで僕を追い越していったバス達だろう。
ここでは僕に軍配が挙がったようだ。

急カーブでミラーがない箇所もあった。
しかも渋滞に囲まれて身動きが取れない。
そんな時は、空いている対向車線にはみ出てかわしていくのだが、左コーナーなら対向車は見えるが、対向車線に出ての右コーナーはブラインドだ。
耳を澄ませて、対向車のエンジン音を聞きながら右コーナーを曲がっていった。
他にも、車の窓をミラー代わりに、右コーナーの向こうを映し見ながら曲がっていった。

箱根湯本駅.jpg

そうやって次々に車を追い抜いて、箱根湯本の街中に下りてきた。
渋滞ながらも素晴らしい下りだった。
渋滞のお蔭で、ちゃんと景色も見れたし。

ロマンスカー.jpg

箱根湯本駅には、小田急ロマンスカーが停車していた。
なかなか良い駅だ。ロマンスカーが引き立っている。

箱根湯本.jpg

そのまま僕は箱根湯本を通り過ぎていった。
温泉に立ち寄りたかったが、昨日転んだ傷が滲みるのでやめた。
こうして箱根八里、天下の険を上って下っての32kmは終わった。

バイバイ、箱根。

   〜続く〜
ニックネーム SNJ at 03:00| Comment(2) | 自転車奇行2006
この記事へのコメント
箱根駅伝の6区はその下り坂を駆け下りて、ブレーキを掛けすぎても足に負担がかかり、気持ちよくとばしても平地に下りた途端に大減速してしまう難関の区間だそうで。高校の同級生のジョージは最終10区を走ったんだよ。
「旅は少年を成長させる」そんな思いで読んでおります。
Posted by しゅう at 2006年11月04日 07:46
あの箱根の下りを自分の足で下るとなると、相当の負担になるね。
ブレーキかけると、反動でかなり負荷がかかるし、飛ばしすぎると足の回転がついていかないし。
その点、自転車の下りは楽だ。

僕は走るのは苦手なので、箱根駅伝走れる人は尊敬するね。
Posted by SNJ at 2006年11月04日 11:04
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