小田原からは道はほぼ平坦になり、たまに長い上り坂もあるものの、たいした坂ではなかった。
時速20km以上をキープしながら走り続けたが、長時間乗っていたので、やはり脚も痛けりゃお尻も痛い。
擦れて痛いのではなく、サドルの硬い角に太股の付け根が当たってて痛いのだ。
肩も痛い。
重さ10kgもないリュックなのに、ずっと背負って走っていると摩擦やら振動やらでダメージが蓄積してくる。
片手をハンドルに掛け、もう一方の手をリュックの下に回し、軽く持ち上げながら走った。
どうせなら海岸沿いに走りたかったので国道1号を外れてみたが、海岸沿いの道路は自動車専用道路で、自転車の通行は不可だった。
やむなく国道1号に戻る。
戻る途中、住宅街から出られなくなった。
こうやってうろうろしている時間で、より一層疲れる。
二宮駅周辺で、何故か箱根で嗅いだような肥料の匂いが漂っていた。
周りに牧場があるようには見えないが、もしかしたら暗闇の向こうに畑でもあったのかもしれない。
二宮を過ぎると、大磯ロングビーチがある。
僕は、今度こそ海岸沿いを走れるかと国道1号を外れていったが、この辺の海岸沿い一帯は大磯プリンスホテルの敷地のようで、入る事は出来なかった。
仕方ないので、また国道1号へ戻る。
もちろん、無駄な行動にまた疲れる。
行って、行き止まりなどで同じ道を戻ってくるのは精神的に疲れるものだ。
しかも、海岸沿いの道へはだいたい下っているので、戻ってくる時は上り坂なのだ。
やっと、サイクリングロードの看板があった。
車の進入できない、海岸沿いに走れる道だ。
夜の海岸沿いも乙である。
僕は喜び勇んでサイクリングロードに向かった。
夜のサイクリングロードは真っ暗だった。
入り口で、後輪が砂に取られて滑った。
やはり海岸沿いのこういう道は、砂が吹き溜まっているもんだ。
僕は国道1号へと引き返した。
昨夜、暗くて転んでいるので、慎重になっている。
(やっぱりこういう道は昼間に走るもんだし…)
平塚を通過した。
平塚の道は歩道も広く、よく整備されていて走りやすい。
なので、僕は歩道を走っていた。
…と思ったら、歩道が柵に覆われていて、歩道橋でしか向こう側に渡れない交差点があった。
しかも、スロープがなくて階段しかない。
自転車を持って登るのは嫌だったので、とりあえず横に向かって、歩道の柵の切れ目から渡ろうと思った。
しかし、行けども柵は途切れない。
結局300m以上行ったとこに交差点があった。しかもそこまで上り坂だった。
そこから国道1号に戻るのも癪なので、そのまま東に進んで行くと、国道1号に合流した。
三角形の底辺を行けば済むところを、わざわざ他の2辺を通っていった形だ。
まったくこれでは、距離ばかりが増えていく。
相模川を渡って茅ヶ崎市に入る。
この辺りは今まで来た事はないが、知っている地名ばかりだ。
湘南という地域のアピールが成功している事を思わせる。
横浜まではまだ遠い。
僕の脚もお尻も限界だ。肩も痛いし、腰も痛い。
もちろん、昨日打撲したところも痛い。
僕は、横浜を諦めて藤沢に目的地を変えた。
それでもまだ、10km以上ある。
気が遠くなる。
茅ヶ崎駅を通り過ぎ、辻堂駅も通り過ぎた。
ここから国道1号を外れて、藤沢駅に向かった。
そして夜9時過ぎ、藤沢のホテルに到着。
思ったより豪華な外装のホテルだ。
ホテルの前に自転車を停めて、汚らしい恰好でホテルに侵入してフロントで申し込むと、1泊1万円以上。
だが、携帯から申し込むと7千円台に割り引かれた。
高価過ぎるが、箱根を越えた今日は、自分へのご褒美で奮発した。
三島から藤沢まで来て、本日の走行距離は90kmとなった。
90kmを11時間半で走破。
遅い…。
〜続く〜
2006年11月04日
自転車奇行・箱根編22 〜東進〜
ニックネーム SNJ at 14:03| Comment(5)
| 自転車奇行2006
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今ジャンプでやっている卓球のマンガです。
退部届けに僕の名前を書いてくれたので。
荷台がない自転車は大変だ。僕の配達用は土を積むのでボロボロです。鍵も壊れてもがんばってます。
いっしょに苦労して登った相棒はいとおしくなったろうね。
荷物も積めないし。
でも、サスペンションはいいね。衝撃を吸収してくれる。
以前フットサルの試合で、車で藤沢に行ったけど遠かったなぁ。
試合は全敗し、帰りは駅前で迷って、帰りはパンク。
藤沢に良い思い出がなかったな。
そういや、RA君にはこの前借りた150円を返さないとね。
今度会った時に返します。