2006年11月04日

自転車奇行・箱根編22 〜東進〜

小田原からは道はほぼ平坦になり、たまに長い上り坂もあるものの、たいした坂ではなかった。

時速20km以上をキープしながら走り続けたが、長時間乗っていたので、やはり脚も痛けりゃお尻も痛い。
擦れて痛いのではなく、サドルの硬い角に太股の付け根が当たってて痛いのだ。

肩も痛い。
重さ10kgもないリュックなのに、ずっと背負って走っていると摩擦やら振動やらでダメージが蓄積してくる。
片手をハンドルに掛け、もう一方の手をリュックの下に回し、軽く持ち上げながら走った。

どうせなら海岸沿いに走りたかったので国道1号を外れてみたが、海岸沿いの道路は自動車専用道路で、自転車の通行は不可だった。
やむなく国道1号に戻る。
戻る途中、住宅街から出られなくなった。
こうやってうろうろしている時間で、より一層疲れる。

二宮駅周辺で、何故か箱根で嗅いだような肥料の匂いが漂っていた。
周りに牧場があるようには見えないが、もしかしたら暗闇の向こうに畑でもあったのかもしれない。

二宮を過ぎると、大磯ロングビーチがある。
僕は、今度こそ海岸沿いを走れるかと国道1号を外れていったが、この辺の海岸沿い一帯は大磯プリンスホテルの敷地のようで、入る事は出来なかった。

仕方ないので、また国道1号へ戻る。
もちろん、無駄な行動にまた疲れる。
行って、行き止まりなどで同じ道を戻ってくるのは精神的に疲れるものだ。
しかも、海岸沿いの道へはだいたい下っているので、戻ってくる時は上り坂なのだ。

やっと、サイクリングロードの看板があった。
車の進入できない、海岸沿いに走れる道だ。
夜の海岸沿いも乙である。
僕は喜び勇んでサイクリングロードに向かった。

夜のサイクリングロードは真っ暗だった。
入り口で、後輪が砂に取られて滑った。
やはり海岸沿いのこういう道は、砂が吹き溜まっているもんだ。
僕は国道1号へと引き返した。
昨夜、暗くて転んでいるので、慎重になっている。
(やっぱりこういう道は昼間に走るもんだし…)

平塚を通過した。
平塚の道は歩道も広く、よく整備されていて走りやすい。
なので、僕は歩道を走っていた。

…と思ったら、歩道が柵に覆われていて、歩道橋でしか向こう側に渡れない交差点があった。
しかも、スロープがなくて階段しかない。
自転車を持って登るのは嫌だったので、とりあえず横に向かって、歩道の柵の切れ目から渡ろうと思った。

しかし、行けども柵は途切れない。
結局300m以上行ったとこに交差点があった。しかもそこまで上り坂だった。
そこから国道1号に戻るのも癪なので、そのまま東に進んで行くと、国道1号に合流した。
三角形の底辺を行けば済むところを、わざわざ他の2辺を通っていった形だ。
まったくこれでは、距離ばかりが増えていく。

相模川を渡って茅ヶ崎市に入る。
この辺りは今まで来た事はないが、知っている地名ばかりだ。
湘南という地域のアピールが成功している事を思わせる。

横浜まではまだ遠い。
僕の脚もお尻も限界だ。肩も痛いし、腰も痛い。
もちろん、昨日打撲したところも痛い。

僕は、横浜を諦めて藤沢に目的地を変えた。
それでもまだ、10km以上ある。
気が遠くなる。

茅ヶ崎駅を通り過ぎ、辻堂駅も通り過ぎた。
ここから国道1号を外れて、藤沢駅に向かった。

そして夜9時過ぎ、藤沢のホテルに到着。
思ったより豪華な外装のホテルだ。

ホテルの前に自転車を停めて、汚らしい恰好でホテルに侵入してフロントで申し込むと、1泊1万円以上。
だが、携帯から申し込むと7千円台に割り引かれた。
高価過ぎるが、箱根を越えた今日は、自分へのご褒美で奮発した。

三島から藤沢まで来て、本日の走行距離は90kmとなった。
90kmを11時間半で走破。
遅い…。

   〜続く〜
ニックネーム SNJ at 14:03| Comment(5) | 自転車奇行2006
この記事へのコメント
お疲れさまだね。藤沢とかは電車で行ったことあるけどかなり遠いよね、自転車でだとやっぱりすごいね。話は変わるけどジャンプ見直したら僕の名前書いてあったのでそこだけ切って保存しました。単行本になったら買いたいと思います。どうもありがとう。
Posted by RA at 2006年11月07日 07:25
ジャンプ?なに?教えてください。
Posted by しゅう at 2006年11月07日 20:18
しゅうさん。
今ジャンプでやっている卓球のマンガです。
退部届けに僕の名前を書いてくれたので。
Posted by RA at 2006年11月08日 07:30
本当だ。好きな漫画なので、うれしいね。でも知らなかったよ。
荷台がない自転車は大変だ。僕の配達用は土を積むのでボロボロです。鍵も壊れてもがんばってます。
いっしょに苦労して登った相棒はいとおしくなったろうね。
Posted by しゅう at 2006年11月08日 07:59
いっしょに苦労して登った相棒も、徒歩で登る時には重荷の存在。
荷物も積めないし。
でも、サスペンションはいいね。衝撃を吸収してくれる。

以前フットサルの試合で、車で藤沢に行ったけど遠かったなぁ。
試合は全敗し、帰りは駅前で迷って、帰りはパンク。
藤沢に良い思い出がなかったな。

そういや、RA君にはこの前借りた150円を返さないとね。
今度会った時に返します。
Posted by SNJ at 2006年11月09日 16:43
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