何件か飲食店はあるが、朝10時半ではまだ開店していない。
ホントにこのまま山に入ってしまうのかと不安になったが、無事にコンビニを発見。
おにぎりとパンを食べながら走る。
戦国時代なら、馬に乗って食べるようなものか。
ともあれ、これで戦に臨めるってもんだ。

国道299号を秩父に向かって進むと、市街地からだんだんと山道らしくなってくる。

僕の後方から、レッドアローが走ってくるのが見えた。
僕が乗ってきたレッドアローの1本後の列車だろう。
1時間ごとのダイヤなので、僕が飯能駅に着いてから1時間以上は経った計算になる。
しかしまぁ、折り畳み自転車はスピードが出ない。
けっこう頑張って漕いでも時速30kmがいいとこだ。
もともとスピードには期待していないのだが。
問題はギアだ。
長い上り坂で、一番軽い1速に落としてもまだ重いのだ。
この後の山道を考えると気が遠くなる。
飯能から軽いアップダウンを数キロ走っただけで息が上がった。
意気は上がらない。
向こうからロードレーサーが走ってきた。秩父から走ってきたのだろうか。
さすがロードは速い。思わず見とれてしまう。
僕も頑張らなければ。
道端で上着を脱ぎ、短パンに着替え、いざ登坂フォームにチェンジ。
武蔵横手駅手前の林道から、いよいよ登坂開始だ。
目指す敵陣は標高500mの顔振峠。
武蔵横手駅の標高が100mちょっとなので、400mほど登れば辿り着く。
薄暗い山道に入ると、一気に気温が下がった。
寒いが、寒いくらいがちょうどいい。漕いでいれば暑くなるのだから。
林道の横には沢が流れている。
路面は舗装路だが、前々日の大雨と強風で折れた木の枝が散乱していて走りづらい。

勾配はどんどんキツくなる。
ギアを1速に落とす。もう後がない。
箱根では自転車を手押ししまくりだったので、今日はなるべく自転車を降りないようにしたい。
写真を撮るのを理由に休むのも言い訳がましいので、走りながら写真を撮っていく。
呼吸も乱れ、早くも脚が攣りそうになる。
(降りてたまるか〜!)
トットットット
脈拍が180以上になってる気がする。
それでも無理やり漕いでいくが、路面がスリップ防止のガタガタ路面になると、ついに自転車を降りた。
スリップしそうなほどに急勾配だ。
12〜14%はあるだろう。

自転車を降りた途端に動悸が激しくなり、呼吸困難に陥る。
無理をしすぎたかもしれない。
これでは自分の力量を知らない愚か者だ。
早々にギブアップするのも空しいので、余力を残しつつ進むことにしよう。
僕はもともと体力はないのだから、一気に使い果たしてはいけないのだ。

動悸が収まると、自転車を押して歩き出した。
箱根の時同様、登山の始まりである。
地図には途中に滝があると表記されてたが、疲れていたため見逃した。
思い返せば、視界の端に滝っぽいのが見えていた気がする。
次の観光スポットは見逃さないようにしよう。
『北向地蔵』
これが次に通過するポイントだが、分岐に立っている看板標識では左に向かうと書いてあった。
真っ直ぐ行けば舗装路、左に向かうとダートだ。

ダートを少し進んでみたが、さらなる分岐が現れた。
こうして迷子になっていくのだろう。
第一、路面状況が折り畳み自転車で走るには適していない。
僕は戻ることにした。
先ほどの分岐を真っ直ぐ、舗装路の方へ登っていく。
民家が現れた。
人が住んでるとなると、山の中では心強い。
登っていく気力が湧いてきた。
〜続く〜
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新しい記事を見つけては癒されてます!
次回の記事も楽しみにしています(^O^)/
明日で今年も終わりますね。良いお年をお迎えくださいm(__)m
なるべく、見たまま聞いたままを伝えたいので、それが臨場感に繋がるのかもしれませんね。
画像も、撮った写真の中から使えそうなものを選んでおりますが、中には一部分だけ拡大とか、全体を縮小すれば何とかギリギリ使えるのもありますね。
今日は掃除と鍋パーティーなので、秩父への旅の続きは来年に持ち越しになってしまいそうです。
それではお互い、良いお年を/('.’)