2007年01月24日

Drive物語・東北編11 〜蔵王温泉〜

仙台の次はどこに向かうか迷った。
とりあえず、昨日の栗駒の温泉に続いて温泉をもう一つ行っておきたい。
いくつかの温泉が候補に挙がったが、時間とその後の行程を考えて『蔵王温泉』というところに決めた。

仙台から東北自動車道で南に向かった後、山形自動車道で西に向かう。
運転手のRA君が疲れたと言うので、NK君に運転を替わった。
昨日はRA君は運転中に半分寝てしまい、危うく事故るとこだったので、今日は早めの交替だ。

昨日、久しぶりの運転だというのに雨に降られたNK君だったが、今日もまた途中で雨が降ってきた。
昨日から降られっぱなしである。

RA君の愛車パジェロioのナビゲーション通りに進み、途中で高速を降りると、道を間違えた。
ナビの表示が、急に残り20kmから60kmに増えたのだ。
「あれ?すごい遠回りになってるよ」
RA君は寝ている。

「何だよ、全く性能の悪いナビだな」
「まぁ、こんな山奥だからね。ある程度の誤差はしょうがないよ」
車の持ち主のRA君は寝ている。

結局、高速に乗り直して山形蔵王インターで降りる。
西蔵王高原ラインという有料道路で、蔵王温泉を目指す。
雨は途中で止んだ。

リスが車の前を横切った。
のどかな高原ラインである。
そういや、前日はイタチが横切ったんだっけ。

硫黄の匂いが立ち込める蔵王温泉のエリアに辿り着いたが、温泉がたくさんありすぎて迷う。
細い路地を入っていった先の『源七露天の湯』という温泉で入浴。
メインの通りより、奥まったとこの方が雰囲気が良いとの理由だ。

さっと体を洗うと、内湯ではなく露天風呂に出る。
露天には先客が何人かいた。
見ると、みなさんお身体にペイントが入っていらっしゃる。

肩から腕にかけて絵の入った若い男と、ボディにも絵の入った兄貴分らしき男。
背中に般若が描かれた年配の人、日本語を話さない人、様々だ。

露天の形は楕円形で、真ん中を遮るように岩が置かれている。
そのど真ん中で般若の顔を僕の方に向けながら、年配の方が鎮座している。

僕と小野君はけっこう長湯をしたが、絵の入った方々も長湯である。
そろそろ出ようと、3つしかない洗い場に行くと、これまた絵の方々と同じタイミングである。
僕の方が少し早かったので先に洗ったが、絵の方々を待たせてるので、何だか気が引けた。

風呂から出ると、出たばかりなのにもう汗びっしょりになった。
気温というより、温泉の成分で体が温まっているのだろう。
長湯しすぎたようだ。

温泉から出て車に戻ると、また雨が降ってきた。
しかも、かなりの豪雨で前が見えないほどだ。
全く、この旅に出てから雨ばかり降るが、何故か降るのは車に乗ってる時だけだ。
もし、露天に入っている時に降っていたら、長湯は出来なかったろう。

雨が止むまで駐車場で待機してから出発。
時刻は午後6時過ぎ。
雨雲のせいもあって、少し暗くなってきた。
次の運転手は僕だ。
雨で滝のようになった坂道を慎重に下って、温泉地を後にした。

蔵王温泉から下りてくると、上山(かみのやま)市に入る。
ここにも上山温泉があるが、温泉街の方は通らずに国道13号線で一気に南下していく。

この辺の13号は、真っ直ぐで新しそうな何もない道であった。
渋滞はないが、上山温泉を素通りしてしまうのも、もったいなく思えた。
しかし、次の目的地はすでに決まっている。

「みんな、米沢牛というのはどうかね?」
「いいね、いいね」
「米沢牛なんて食べたことないよ〜」

そう、僕らは米沢に向かっているのだ。
仙台の牛タンに続き、米沢牛。
この旅最後で最高の食事になるだろう。

   〜続く〜
ニックネーム SNJ at 20:26| Comment(0) | TrackBack(0) | Drive物語U
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