別に花が咲き誇ってるでもない小さな駅だ。
ここも子供の頃はよく使ってた駅なので懐かしい。
秩父には、秩父札所三十四ヶ所巡りというのがある。
四国三十三ヶ所、坂東三十三ヶ所と併せて百ヶ所の霊場となる。
道を走っていくと13番札所があったので、賽銭を入れて「今日も無事に走れますように」と願う。

そのまま走っていくと14番札所があるのだが、その手前に『秩父童子』というサッカーボールをモチーフにしたようなモニュメントがあった。
インパクトはある。
14番札所は今宮坊というのだが、今宮神社というのもあって間違える。
寺と神社は数十メートル離れたとこにある。
僕が行ったのは、鳥居があったので今宮神社だ。
今宮神社でも賽銭を入れ、安全を願う。

神社の境内には樹齢1000年の大きなケヤキの木と、龍の口から出るように作られた清めの水がある。
龍がかっこいい。

次は秩父神社に行く。
大きな神社で参拝客も多いが、今日はほとんど人がいなかった。

秩父駅と武甲山。
こうして秩父市街のどこからでも武甲山との対照のカットを撮る事ができるので、ありがたい山だ。
西武秩父駅と秩父駅は別物で、距離は離れている。

そろそろ目的地へ向かおうと、秩父駅から北上していく。
遠くに見える宝登山へは、10kmほどであろうか。1時間も掛からない距離だ。
しかし、寒風の向かい風が吹いていて、自転車を漕ぐのがツラい。

北風に抗って進んでいくと、19番札所の竜石寺に着いた。
岩盤が露出していて、その上に本堂が建っている。
昔、この地が干ばつに見舞われた折に、弘法大師が祈願すると大岩が二つに割れて龍雲が立ち昇り、雨が降ったという。
本堂の横のお堂に大きな人形が納められていて、少し怖い。
どの角度から見ても、視線が合うような感じのつぶらな瞳なのだ。
このシチュエーションでなければ可愛らしい人形だろう。
人形の前に賽銭箱があるが、怖くて近寄れない。
本堂側の賽銭箱に小銭を入れて紐をつかんで鐘を鳴らし、手を合わせて目を閉じていると、鐘を鳴らすのに振った紐が頭に当たった。
一瞬ビックリした。

また北に向かうと、秩父のセメント工場が見えてくる。
大きな規模だ。
敷地面積が広いのは分かるが、高さは何のためか気になる。
位置エネルギーが必要なのか、上に上げる理由があるのか中を見てみたい。
それにしても向かい風の北風が冷たい。
折り畳み自転車とはいえ、頑張って漕いでも時速20km以上出ない。
まるで坂を登っているかのようだ。

セメント工場を過ぎると、秩父市から皆野町に入る。
そして皆野町から長瀞(ながとろ)町へ入ると、目的地の宝登山はすぐだ。
〜続く〜
![Powered by 269g[ブログ・ジー]](http://269g.jp/img/269g.gif)