2007年03月31日

自転車奇行・鹿島鉄道編8 〜偕楽園〜

水戸に辿り着いたものの、目的の一つであった水戸藩ラーメンを食べられずに、僕らはしばし茫然としていた。

他のラーメン店を探そうにも、僕らには時間がなかった。
キューピーさんがこの後に予定が入っており、夕方6時までに、遅くとも午後7時前までに自宅に戻らなければならなかったのだ。

現在時刻は午後3時20分。
携帯で調べると、16時52分に水戸駅を出発する特急に乗らなければ間に合わないのが分かった。
特急でなければ7時を過ぎてしまうし、水戸駅発の時刻を早めるなら4時過ぎにはもう水戸駅にいなくてはならない。

さらに、自転車を畳んで、特急の切符を買って、自転車をホームに運ぶ時間を考えると、25〜30分くらい余計に考えておきたい。
使える時間は、1時間ない。

「時間がなくなりましたね…。偕楽園をやめてラーメン屋を探すか、偕楽園に行くかですね」
「う〜ん、偕楽園行きましょう」
キューピーさんは偕楽園を選んだ。
僕も実は偕楽園が良かった。

「では偕楽園へ!」

僕らは偕楽園を目指したが、偕楽園は水戸駅から2kmほど離れたところに位置する。
水戸駅周辺は道がよく分からない造りになっている。
万が一、道に迷おうものなら時間切れでアウトだ。

「川沿いに行きましょう」
桜のまだ咲いてない桜並木の土手を走っていく。
これなら信号もなく行けて、時間短縮になる。

…と思ったら川の土手を工事していて、土手から下りる羽目になった。
「しまった〜。結局、駅の前を通っていかなければなりませんよ〜!」
左折すれば済むところを、右折を3回して回り込んで行かなければならない造りがあったり、歩道がなくて車に煽られたりして偕楽園を目指す。

3時半を回った。
偕楽園を見て水戸駅に戻ってくるまで、あと50分といったところか。
分刻みのスケジュールだ。

千波湖.jpg

また川の土手に入れる道があったので、迷わず土手に。
左に見えるのは、千波湖という周囲3kmほどの人造湖。
春になれば桜並木が圧巻だが、今は咲いていない。

千波湖2.jpg

お尻も脚も痛くて遅れるキューピーさん。
この後、カルガモの群れが道端を歩いていて、疲れを癒してくれた。

そして3時45分、偕楽園に到着。
丘を登り、売店で団子を買い、東門から入場する。

偕楽園の梅.jpg

甘めの団子を頬張りながら、見事な梅を観賞する。
僕にとっては、2月に登った宝登山のロウバイに続いての梅だ。
ロウバイは黄色だったが、ここの梅は白や赤やピンクだ。
見頃は過ぎているが、それでもまだ鮮やかに咲き誇っている。

偕楽園の梅2.jpg

「あんたたち、気を付けなさい。カラスが団子を狙ってくるよ」
おばちゃんに注意を促され、カラスから逃げるように梅の林の中を早歩き。

時刻は4時を回った。
偕楽園には日本庭園もあるが、そちらを観ている時間はない。

偕楽園.jpg

慌ただしく園内を半周し、再び東門に戻ってくると、僕らはそれぞれに土産の梅干を買い、水戸駅に戻るべく自転車に跨るのだった。

特急の発車時刻は、16:52。
現在、16:13。
水戸駅までは2km弱。
駅に着いても、特急券を買って、自転車を折り畳んで、ホームまで運ばなければならない。

果たして間に合うのだろうか?

   〜続く〜
ニックネーム SNJ at 20:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 自転車奇行2007
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