2007年04月08日

カブトムシ

子供の頃はカブトムシが大好きだった。
夏休みに田舎の秩父の家に泊まりに行く度に、カブトムシを何匹も捕まえた。
クワガタも捕まえたが、カブトムシの方が好きだった。
Tの字に開いた角、太い脚、とてもカッコ良く感じた。

夏休みが終わる頃、千葉に戻ってくるのだが、もちろんカブトムシも一緒だ。
帰りの車の中でカブトムシで遊んでいたら、おしっこをされた。
スイカやキュウリの混ざったような匂いだった。
エサがスイカなどだったからだ。
とても匂いが強かったので、少しカブトムシが嫌いになった。

友人の浅野君にカブトムシをあげた事がある。
「大切に育てるよ」
彼はそう言って持って帰ったが、数日後…。

「朝起きたら死んでた。虫カゴが開いてて、窓に当たって脳震盪を起こして死んだっぽい」
夏が終わればカブトムシは死んでしまう。
僕の家のも、次々に死んでいく。
死んだら、庭に埋めてあげる。

もちろん、翌年も懲りずに捕まえるのだが、そんなカブトムシ生活にもいつか終焉がくる。

そろそろ夏休みも終わる頃、田舎の家の外に設置してあったカブトムシ小屋の中を覗くと、カブトムシが死んでいた。
最初は生きているかと思ったが、木に掴まったまま死んでいた。

僕は、カブトムシの頭の角を持って持ち上げようとした。
カブトムシの脚は木をガッチリ掴んでいて、死んでいるのになかなか離れない。

少し力を入れて引っ張ると、カブトムシの頭がもげた。
胴体を木の上に残したまま頭だけが取れてしまって驚いたのだが、それ以上にビックリする事があった。

(うわ〜ッ!!)

カブトムシの頭の中には、何匹もの蛆虫が詰まっていたのだ!
胴体にも蛆虫が詰まっている!
蛆虫が食べてしまったのか、中身はスカスカだ!
蛆虫が蠢いている!

僕はカブトムシの頭を投げ捨てた。
生き残っていたカブトムシは逃がした。

それ以来、カブトムシを捕まえるのは好きではなくなった。
今では、触るのも好きではない。
ニックネーム SNJ at 01:55| Comment(2) | TrackBack(0) | 思い出ボロボロ
この記事へのコメント
僕も小さい頃好きだったカブトムシ、今じゃあまり触りたくないね。なんであまり好きじゃなくなちゃたんだろね。
Posted by RA at 2007年04月08日 11:37
カブトムシはおもちゃみたいなもので、そういう意味では残酷に扱っていたんだろうね。

それが今では生命としてみていて、虫という外見や動きが気色悪く見えるんだろう。

大人になった今なら、高価だった外国産のカブトムシも安くなったし、飼えるんだけどね。
Posted by SNJ at 2007年04月08日 13:09
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