普通の水族館だが、海中展望塔があり、水深6mほどの海中が覗ける。

海中では、小魚たちが海流に流されていた。
泳いでいったかと思うと、引き波でバックするように戻ってくる。
海面がけっこうな荒波なのだが、海中も荒波のようだ。
水族館の後は、いよいよ那智の滝だ。
渋滞している紀伊勝浦の街を過ぎ、山道を上っていく。
そのまま車で上まで行けるのだが、それでは面白くない。
僕らは途中の駐車場に車を停めると、徒歩で上を目指した。

民家の庭から熊野古道に分け入ると、さっそく石段のお出ましだ。
大門坂というのだが、昨日に比べれば楽な石段だ。

昨日は、石段の途中ですれ違った人たちと挨拶を交わしていたが、ここでは挨拶もない。
登山のようではないからだろう。

熊野那智大社の手前まで登ると雷鳴が聞こえたので、雨が降る前に那智の滝に向かった。

那智山青岸渡寺の三重塔の横手に、那智の滝が見える。

那智の滝より目立っているこの像は何だ?

せっかくここまで登ってきたのに、那智の滝に向けて下っていく。
さっきの大門坂よりキツい石段だ。

どんどん下りる。

やっと那智の滝の下に辿り着く。
(ようやく会えたぜ、ナッチー!)
那智の滝は、栃木の華厳の滝、茨城の袋田の滝と並んで、日本三大名瀑のひとつ。
その中でも、最も高い落差133mを誇る。

ナッチーの手前に葉っぱを入れて撮影したら、とても100m以上あるとは思えない構図になった。
その時、ふと気付いた。
(あれ、このカップル!?)
僕の後ろから来たカップルに見覚えがある。
さっき、水族館で僕らの前にいたカップルだ。
背の低い男性と背の高い女性のカップルで、仲睦まじく魚を観賞していた。
確か、水族館ではそのカップルを追い抜いて、僕らの方が先に那智の滝に向かったはずだ。
それが今、追い付かれている。
(なんで同じ目的地を回っているんだ!?)
僕らが滝を後にして歩きだすと、そのカップルも僕らの後をついてきた。
(ヤバイ、バレる)
向こうは覚えてないだろうが、なんとなく顔を見られるのがイヤだった。
カメラで顔を隠してやりすごす。
(危ないとこだったぜ…)
那智の滝から、先ほど下りてきた石段を登る。
登ったり下りたり、昨日以上かもしれない。

上まで登り、熊野那智大社に参拝。
その後は駐車場まで、大門坂を下る。
駐車場に着いた時には汗だくだった。
疲れきって駐車場に寝転ぶ。
(ふぅ〜、今日のメインイベントも終わりだ〜。後はのんびりと宿に向かうか)
しかし石段地獄はまだ終わってはいなかった。
〜続く〜
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滝は大小関わらず好きです。四国には行くチャンスがいつかあるのだろうか?行ったらぜひ寄りたいものだ。
那智周辺は近いようで遠い地域だね。
この辺り、滝はたくさんあります。