窓の外にいた大量の蚊はいなくなっている。
今日は5月6日、G.W.最終日、家に帰る日だ。
喉が痛くて、体がダルい。
パンツ一丁で寝たのがいけなかったのだろう。
疲れも溜まっているはずだ。
7時半、宿をテェックアウトし、まずは熊野市内にある『花の窟(はなのいわや)神社』に向かう。
花の窟神社は、高さ45mの岩がご神体の神社だ。

雨の中、鳥居をくぐって森の中をゆくと、巨大な岩が現れる。
上を見ると、雨と共に巨岩が視界を埋める。
遠くから見れば、街並の中にこの巨岩だけが目立つ事だろう。
これで、熊野市ともサヨナラだ。
熊野街道に沿って北に向かう。
途中の道の駅で朝食。また、めはり寿司を食べた。
道は山道になった。
山を越えたら、別の街。
街との別れがあれば、新たなる街への出会いがある。
次の道の駅で、僕に運転を交替した。
また、めはり寿司を買った。この旅中、4回目のめはり寿司だ。
関東ではあまり見ないので、つい買ってしまう。
途中の渋滞を、山道を通って回避する。
迂回しても掛かる時間は同じかもしれないが、景色が流れるので飽きない。
国道42号から伊勢自動車道へ乗り、そのまま伊勢神宮に向かう。
伊勢神宮には、内宮(ないくう)と外宮(げくう)がある。
まずは内宮へ。
雨は大降りだが、伊勢神宮周辺は混んでいた。
駐車場から内宮までは距離があり、徒歩で15分程度かかる。
歩き出してすぐ、靴はビチョビチョになった。

みやげ物店、飲食店、資料館などが立ち並ぶ、おかげ横丁という通りを歩いていく。
道沿いに店舗がずらっと並んだ商店街みたいなものだが、店の作りは時代がかっていて雰囲気がある。
内宮に到着。
鳥居をくぐって橋を渡り、砂利道を歩いていく。
参拝客は多い。

広い敷地を延々と歩いていくと、ようやく正宮に辿り着く。
日本の最高神『天照大御神』が祀られているが、社殿は観ることが出来ない。
社殿の前に門があり、さらに門があるので、遠くに社殿の屋根が見える程度だ。
門の前にある布の中に賽銭を入れるしかない。
ガードマンがいて、社殿の写真を撮ることも出来ない。
ここには、三種の神器の一つ『八咫鏡(やたのかがみ)』が納められているようだが、もちろん見せてはくれない。
位が高いのだろうが、高貴すぎて僕には面白く感じられない。
昨日行った神倉神社の方が面白かった。
とっとと内宮を後にする。
帰り際、おかげ横丁で、伊勢うどんを食べた。
たまり醤油のつゆが美味しかった。
駐車場に戻ると、外宮へ向かった。
内宮から外宮までは、車で15分程度だ。
外宮には、食物を司る『豊受大御神(とようけのおおみかみ)』が祀られている。
衣食住の守護神だ。
内宮では社殿が観れなかったので、外宮では観れると思ったが、造りは内宮とほぼ一緒で、やはり観れなかった。
江戸時代は、誰も彼もお伊勢参りだったが、歴史や神話に想いを馳せないと、僕には面白くも何ともない。
最高神の祀られている最高位の神宮だったが、僕の中ではランクが低くなった。
こうして、お伊勢参りは終わった。
しかも、外宮から内宮へと参拝していくのが慣わしだったようだ。
間違ってばかり…。
もう帰ろう。
〜続く〜
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言い伝え的なもんだしね。
神器にまつわる話は面白いけど。