2007年06月14日

自転車奇行・日光〜足尾編3 〜竜頭の滝〜

せっかく日光まで自転車を運んで来たのに、バスに持ち込むことが出来ないとなると、自走していくしかない。

バスの切符売り場で、自転車を運ぶ交通手段がないか訊いてみた。

「バスで運べると思いますよ」
「さっき断られたんですよ。混んでたからかもしれないけど」
「混んでると断られるかもしれませんね。運転手さんによるんじゃないですかね」
「そうですか。では、次のバスでもう一度トライしてみます」

次のバスは15分後だった。
バス停には、すでに10人ほど並んでいる。
今は空いてるが、次の電車が到着してしまうと、客が降りてきてバス停がまた混んでしまう。
(電車来るな。電車来るな〜)

バスが来た。
客は僕らの後ろには並んでない。
これなら持ち込めそうだ。

作戦として、無言で自転車をバスに持ち込むという手段に出た。
何か言われたら諦めるつもりだったが、狭い通路に引っ掛かりながらも無事に持ち込む事が出来た。
これで、いろは坂の上まで楽に行ける。

東照宮の前を通り過ぎる。
日光まで来たが、今日は素通りだ。

いろは坂は、シートの間に置いてある自転車が傾くくらい、急カーブだった。
バスは、次々に乗用車に抜かれながらも、ゆっくりと標高を上げていく。
10人ちょっとしか乗ってないのに、車体が重そうだ。満員だったら、もっと遅いのかもしれない。

日光駅周辺が標高550mないくらいだったが、やがて1200mを越えた。
自転車で登っていたら、とんでもない事になっていたろう。

そして、中善寺温泉に到着。
我々は、さらに先の竜頭の滝まで乗っていく。

中禅寺湖を左手に眺めながら、バスは奥日光へと進んでいく。
時は6月1日。車道沿いの木々は新緑、キレイな黄緑色だ。
車内のおばちゃん達が話していた。

「あら〜、新緑がキレイね〜」
「ホントだわ。汚ねぇ色になる前に観れて良かったわぁ」

おばちゃんの『汚ねぇ色』という表現に、笑いそうになった。


午前11時、竜頭の滝に到着。
自転車を組み立てて出発。
…と思ったら、キューピーさんの自転車の鍵がない。
折り畳んで運んでいる間に失くしたようだ。
僕の自転車とキューピーさんの自転車のタイヤ同士を、チェーン錠で繋いで停めてから滝を観に行った。

竜頭の滝.jpg

竜頭の滝の水量は多かった。
「うわぁ、流されそ〜」

お雑マ.jpg

滝の横の茶屋で、滝を見ながら食を摂る。
キューピーさんはうどん、僕は雑煮にした。
雑煮の餅は揚げ餅で、香ばしくて美味しかった。
僕は、朝にも揚げ煎餅を食べてきたので、揚げ物ばかり食べている。

竜頭の滝2.jpg

竜頭の滝は、長い距離を緩やかに流れ落ちていく滝だ。
場所によって、異なる表情を見せる。
一気に落ちる滝とは違う趣きがある。

竜頭の滝3.jpg

滝の上まで登っていくと、眺めはさらにダイナミックになる。
緩やかな角度で流れているが、流れは激しい。

竜頭の滝4.jpg

滝のほとりに座ってみる。
流されたら、一気に段差を滑り落ちていきそうだ。

竜頭の滝5.jpg

そろそろ戻ろうと振り返ると、滝の向こうに中禅寺湖が見えた。
あそこまで流れているのだろうが、滝と湖、素晴らしい景観だ。

小学6年の時もここに来たのだが、こんな眺めにときめいた覚えはない。
確か旅行中に熱を出して、頭が痛くてずっと俯いて歩いていた記憶がある。

竜頭の滝6.jpg

その時と違って、今は清々しい気分でここにいる。
QP「ここの滝、かなり良いですねェ」
僕「そうですね〜、こんなに良い滝だとは…。侮ってましたよ。ここまで来て良かったですね」

さて、次なる目的地は華厳の滝だ。
我々は自転車に跨ると、中禅寺湖に沿って華厳の滝へと向かった。

   〜続く〜
ニックネーム SNJ at 09:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 自転車奇行2007
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