僕がよく行くショッピングセンターは線路の向こう側だ。
行くには、陸橋を越えなければならない。
その陸橋は、円を描きながら緩やかに登っていくループのタイプで、ループの直径は15mくらいだろうか。
ループの中のスペースには小さな公園があり、ブランコなどが設置されている。
僕が自転車でループ橋を上っていると、公園のブランコで遊ぶ子供たちの姿が見えた。
小学3、4年生くらいだろうか、3人並んでブランコに乗っている。
3人は、漕がずに変なリアクションをしている。
ブランコに乗ったまま仰け反って、「うあ〜」とか「ぐお〜」とか叫んでいるのだ。
思うに、拳銃で撃たれたようなリアクションだ。
手はブランコの鎖を掴んでいるので、思いっ切り仰け反っても後ろに倒れないわけだ。
足は高く上がっている。
「おおわ〜」
「うお〜」
「あう〜」
ブランコに乗って、3人並んで変な叫び声を発しているのが面白かったのだが、端の子が横の二人を見て言った。
「これ、つまんないよ」
「……………」
「……………」
他の二人は一瞬、黙り込んだ。
ついに言ってしまったか。
3秒ほどの沈黙。
「ぐわ〜」
「おわ〜」
他の二人は何事もなかったように、再び仰け反って叫びだした。
つまらないと言った子のセリフが、心に突き刺さったというリアクションだろうか?
僕はその声を聞きながら陸橋を渡っていった。
2007年07月06日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのTrackBack URL
http://269g.jp/tb/4558150
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
http://269g.jp/tb/4558150
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
![Powered by 269g[ブログ・ジー]](http://269g.jp/img/269g.gif)