2007年07月06日

ブランコの子供

僕がよく行くショッピングセンターは線路の向こう側だ。
行くには、陸橋を越えなければならない。

その陸橋は、円を描きながら緩やかに登っていくループのタイプで、ループの直径は15mくらいだろうか。
ループの中のスペースには小さな公園があり、ブランコなどが設置されている。

僕が自転車でループ橋を上っていると、公園のブランコで遊ぶ子供たちの姿が見えた。
小学3、4年生くらいだろうか、3人並んでブランコに乗っている。

3人は、漕がずに変なリアクションをしている。
ブランコに乗ったまま仰け反って、「うあ〜」とか「ぐお〜」とか叫んでいるのだ。

思うに、拳銃で撃たれたようなリアクションだ。
手はブランコの鎖を掴んでいるので、思いっ切り仰け反っても後ろに倒れないわけだ。
足は高く上がっている。

「おおわ〜」
「うお〜」
「あう〜」

ブランコに乗って、3人並んで変な叫び声を発しているのが面白かったのだが、端の子が横の二人を見て言った。

「これ、つまんないよ」

「……………」
「……………」

他の二人は一瞬、黙り込んだ。
ついに言ってしまったか。

3秒ほどの沈黙。

「ぐわ〜」
「おわ〜」

他の二人は何事もなかったように、再び仰け反って叫びだした。
つまらないと言った子のセリフが、心に突き刺さったというリアクションだろうか?

僕はその声を聞きながら陸橋を渡っていった。
ニックネーム SNJ at 14:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 街角・日常編
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