前方に安全運転のおばあさんがいて、時速40〜50しか出せない。
道路は空いていて、周りは田んぼばかりで見通しもいいのだが、おばあさんは安全運転だ。
雨晴海岸から1時間半も掛からずに、黒部峡谷の入り口『宇奈月(うなづき)温泉』に着いた。
ここまで来る道すがら、看板に『う』と表記してあったのが面白かった。もちろん、宇奈月の『う』だ。
時刻は11時前。
僕らが乗る予定の列車は11時48分発なので、まだ1時間ほど時間がある。
駐車場そばの展望台から、列車を待ち構える。

来た!
これが、黒部峡谷のトロッコ電車だ。
時速は30kmも出ないが、宇奈月駅から終点の欅平(けやきだいら)駅までの約20kmを1時間20分で結ぶ。
乗車時間になったので、トロッコ電車に乗り込む。
シーズンなので、それなりの混雑で発車。
僕らは窓のない車両に乗り込んだ。
軋み音を立てながら、トロッコ電車は加速していく。

この路線は峡谷に沿って進んでいくので景観は良いのだが、トンネルが多い。41ものトンネルがあるようだ。
左手に壁、右手に崖や川があるので、乗るなら右側が眺めが良いようだ。
僕は左側に座ったので、崖ばかりだ。
崖スレスレなので、手を出してると危ない。
浅野君が乗車前に買ったお菓子は、発車前に食べ終えてしまったので手持ち無沙汰だ。
やがてトロッコの揺れによってか、眠りに落ちた。
左側が壁なので、眠ってバランスを崩して、頭が窓の外に出て壁に激突しないか心配だ。

橋も多く、22ほどある。

下を見れば、峡谷が垣間見える。
高さはあるが、こういうのが面白い。

のどかな時間が過ぎた。
出発から1時間20分後の午後1時10分、欅平駅に到着。
黒部峡谷の奥深くへとやってきたわけだ。
有名な話だが、かつて戦国大名の佐々成政が秀吉に攻め立てられて、江戸の徳川家康を頼ろうと冬の黒部峡谷に分け入って、何人もの部下を亡くしている。
そんな険しい峡谷だ。
このトロッコ電車を開通させるのにも、多くの犠牲者が出ている。
僕らは¥1440円払うだけで、この地まで来れてしまう。
ありがたい事だ。
欅平駅周辺は散策路になっていて、多くの人々が自然の中の散策を楽しんでいる。
駅で蕎麦を食べ終えると、僕らも散策に出た。
〜続く〜
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には苦労して開通し、仕事で使用していたんだよね 確かに感謝だ。
眠ってしまったの?もったいない。
今がある事に感謝だ。
僕はギンギンに起きてたよ。旅先ではあまり寝ないね。