電気のバスなので、トンネル上部には架線が吊り下がっている。
客が多いからか、バスは5、6台が連なって走っており、まるで列車のようだ。
レールがあればモロに列車だが、トンネル内は勾配があるので鉄の車輪よりはゴムタイヤの方が良いのだろう。
トンネルは、バスが擦れ違うには狭い。
トンネルを抜けるには15分ほど掛かるので、対抗車が来たときにバス同士が擦れ違うための道幅の広い区間がある。
その区間にさしかかるとバスは速度を落とす。
天井で、ガコンと物音がする。
架線のポイント切り替えが行われたのだろう。
道幅の広くなったところでバスが停車すると、対抗車線のバスが6台連なって走ってきた。
対抗車線を全車が通過すると、僕らの乗ったバスは再び加速を始める。
このトンネル内には『破砕帯』という部分があって、トンネルを掘る時に困難を極めたそうだ。
破砕の通り、細かい岩で構成された岩盤で、そこに水温4℃の地下水が溜まっていて、土砂が噴き出して工事は中止になりかけた。
そんな状況を切り開いてこの関電トンネルが開通したと思うと、昨日のトロッコ電車と同じく感謝の気持ちが湧いてくる。
黒部ダム建設の殉職者は171名。
詳細は黒部ダムの公式HPでムービーなどが観れるので、良かったらどうぞ。
http://www.kurobe-dam.com/movie/index.html
そして黒部ダム駅に到着。
220段の階段を登っていくと、僕らの前に黒部ダムが姿を現した。

デッケェ〜!
高さは全国1位の186m。
米粒みたいのが人の大きさだから、どれほどの高さか分かる。
貯水量は約2億立方m。よく分からない数字だ。

周りを見渡すと、後立山連邦の山々。
壮観だが、冬には全部が雪に埋もれる。
そう考えると、なんと厳しい場所であろうか。

堤の上から放水を見下ろしてみる。
高すぎて高低差が実感できないが、186mある。
滝を上から見たらこんな感じだろう。
堤防を渡ると、ケーブルカーの駅がある。
このケーブルカーに乗り、ロープウェイに乗り換え、立山トンネルをトロリーバスで抜け、高原バス、ケーブルカーと乗り継ぐと富山県側の平野部に下りていける。
僕らは今日はここで引き返すので、ケーブルカーには乗らずに散策路を歩いていった。

吊り橋を渡ると、天気が怪しくなってきたので戻る。

逆側からダムを見ると、こんな感じだ。
山肌を見ると、切り立った崖である。
この辺の山は、ほとんどが急峻な山だ。
よくもまぁ、こんなとこに施設を作れたものだ。
発電所は、景観を損ねる関係から地下150mに設置されているらしい。
要塞みたいでカッコいい…。
引き返している途中に、雷鳴が聞こえた。
雷鳴のせいか、時間のせいか、周りの人々も引き返す人が多い。
案の定、バスは満員で立ち乗りになった。
関電トンネルを戻る。
トンネルを抜けると、扇沢駅側は大雨だった。
早めに引き返して良かった。
これで予定していた旅の目的は全て果たした。
あとは帰るだけだ。
帰り際に、僕は売店でお焼きを買って食べたが、あまり美味しくなかった。
ナスのお焼きだったが、味がほとんどないのだ。他の味にしておけば良かった。
雨の中を駐車場の車まで走って出発すると、雨がやんだ。
もう少し売店で待ってれば良かった。
雨上がりに、遅めの昼食。
長野県なので、蕎麦にした。
と言っても、僕はちょくちょくツマミ食いをしていたので、お腹は空いてない。
みんなでお焼きの付いたセットを頼んだのだが、こちらのお焼きは美味しかった。
〜続く〜
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