カメラの汚れかもしれない。
埃や塵、水滴にフラッシュが反射しているのかもしれない。
妄想かもしれない。
逆光なら直線状に並ぶだろうし、カメラの汚れならば同じ位置に写るはずだ。
水滴にしては落下のブレがないし、埃や塵ならもっと細かいのではなかろうか?
その玉みたいなモノは、我々のそばに寄ってきているようにも見受けられる。
果たして…?
ただ一つ言える事は、何かがそこにあり、光学的には捉えられたという事だ。
旧々吹上トンネルに入って1枚目の写真には、前述した通りに何も変化がなかった。
2枚目にもキューピーさんの後ろ姿以外は何も見えない。
そして少し奥に進んで、3枚目…。
出口のところに、丸い玉みたいのが薄っすらと写った。
僕は、出口の光がブレているのだろうと思っていた。

だが、家に帰ってパソコンで確認してみると、いくつかの玉が写っていた。
僕の真ん前、キューピーさんの前方にもある。
画像は見やすいようにコントラストを明るく変え、矢印を書き込んだが、それ以外に加工はしていない。
壁の模様かもしれないが、円状になっているので壁の模様ではないと思う。
僕は光の加減だと思って先に進む。
念のため、もう一枚撮ってみたが何もない。

…と思ってたが、帰宅後に確認すると、やはりキューピーさんの前方に小さく写っていた。
僕は気付かずに、そのまま出口へ。
今度はトンネルを戻る。
戻り始めてすぐに一枚撮る。
撮ってその場で確認をすると、キューピーさんの横に玉があった!
(え…!?また出口の光?…でも、位置が真横にきてる…)
しかも、キューピーさんの視線の先だ!
キューピーさんにはもちろん何も見えてない。
僕だけがデジカメのモニターを見て、それに気付いている。

PCで観ると、もっとたくさんの玉が写っていた。
僕はこの時、キューピーさんに声を掛けようと思ったがやめた。
(キューピーさんの横にあるという事は、自分の横や後ろはどうなっているのだろう?)
僕は振り返ってシャッターを押した。
すぐにモニターを見て、僕は絶句した!

僕の背後にもいくつかの玉が写っている!
(囲まれた!?)
瞬間、僕はゾクッと寒気がした。
昼間である!
こういうのは半信半疑だ!
なのに!?
トンネル内は涼しいが、寒気は恐怖から来るものだ。
僕はもう、キューピーさんにこの事を伝えられなかった。
(トンネル出るまで我慢だ…)
僕の後ろにいっぱい玉がある。
キューピーさんの横のはどうなったろうと思い、またキューピーさんを撮ってみた。

完璧に囲まれた!!
パッと見で、3つの玉が見えた!
(あららら…)
キューピーさんは、平然とすたすたと歩いていく。
ここに載せた画像はコントラストを明るくしてあるので、実際は真っ暗だ。
僕は懐中電灯を持ってないので、足元が見えない。
置いてかれまいと、デジカメのモニターの明かりで足元を照らしながら早歩きになった。

トンネルの半分くらいの位置で撮影。
我々が歩く位置を変えたからか、玉の位置も変わった。
(すごい密着マークだな)
これは付いて来て…いや、憑いて来てるのか?
(僕の後ろはどうなったかな?)

玉の数は減って、下に移動している。
もうすぐ出口だ。
ここで僕はキューピーさんを追い抜いた。
怖いから早く出たかったのかもしれない。
地面はグチャグチャだ。
ここでキューピーさんが、霊に足を捕まれたとかではないだろうが、足を滑らせた。
そして、脱出。
僕とキューピーさんで、お互いに清めの塩を振り掛けあう。
さらにお互いに写真を撮り合い、もう何も写らない事を確認。
この場を引き上げる事にした。
しかし、玉みたいのは何だったんだろう…?
たぶん埃や塵かな。
〜続く〜
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夜は怖いな。
古いトンネルは崩落の危険はないのかな?
夜は一人では行けません。
今のところは、二人とも何も見えないし聞こえないね。