買い物に行った。
自転車を停めて、店の入り口に向かう。
僕の前に客がひとり店内に入って行った。
入り口は自動ドアだ。
僕も続いて店内に入ろうとドアの前に立つ。
…開かない。
自動ドアが開かない。
足元を見る。
立つ位置を変える。
開かない。
僕の体重が軽いということは絶対ない…。
ドア上を見る。
センサーがある。
なんのことはない。センサーの下に立てばいいんだ。
僕はセンサーの下に立った。
開かない。
近すぎると思い、ドアから少し離れてみる。
開かない。
(実は自動ドアじゃなかったりして?)
僕は手でドアを横に開けようとした。
開かない。
そりゃそうだ、自動ドアなんだから。
もちろん、ドアに押しボタンもない。
僕はセンサーの下に手を何度も往復させた。
連続水平チョップだ。
開かない。
手を挙げてセンサーの真ん前で振ってみた。
開かない。
これでは遠くからみたら怪しい人物だ。
店内から人が出てくればその隙に入れるが、いつ出てくるのか分からない。
窓ガラスを叩いて店員を呼ぶのも恥ずかしい。
僕は店の前から離れた。
自転車の鍵を外していると、店内から人が出てきた。
ドアは普通に開いている。
でも僕はもう、買い物する気が失せていた。
閉まるドアを見届けた後、何も買わずに帰ったのだった…。
僕はこの日、死ぬんじゃないかと思った。
すでに霊体になってるよというオチかと…。
2008年04月26日
2008年04月23日
かー
今、寝ようと思ってた。
よく眠れるように耳栓を付けていたが、何かが聞こえる。
蚊の音だ!
耳栓をしていても伝わってくる高周波数。
これでは気になって眠れやしない。
音は気にならなくとも、ヤツの存在が僕の意識を覚醒させる。
目を開けた。
すでに夜は明けている。
部屋の中が見える。
そして目の前にヤツがいた!
僕は自分の顔をひっぱたいた!
蚊はダメージを受けて布団に落ちた。
僕はとどめを刺した。
蚊には悪いが、これで眠れる。
僕は再び目を閉じた。
………。
手に違和感を感じた。
耳栓ごしに不穏な音。
また目を開けると、そこに2匹目の蚊がいた。
(もう〜!)
僕は耳栓を取り外した。
手が痒い…。
よく眠れるように耳栓を付けていたが、何かが聞こえる。
蚊の音だ!
耳栓をしていても伝わってくる高周波数。
これでは気になって眠れやしない。
音は気にならなくとも、ヤツの存在が僕の意識を覚醒させる。
目を開けた。
すでに夜は明けている。
部屋の中が見える。
そして目の前にヤツがいた!
僕は自分の顔をひっぱたいた!
蚊はダメージを受けて布団に落ちた。
僕はとどめを刺した。
蚊には悪いが、これで眠れる。
僕は再び目を閉じた。
………。
手に違和感を感じた。
耳栓ごしに不穏な音。
また目を開けると、そこに2匹目の蚊がいた。
(もう〜!)
僕は耳栓を取り外した。
手が痒い…。
2008年04月03日
カレー屋にて
友人と夕飯を食べにカレー屋に行った。
店内に入り、席について注文。
友人は野菜カレー、僕はチーズカレーにした。
しばらくすると、隣の席に若者がやってきた。
ピアス&鎖アクセサリー、茶髪のチャラチャラした男と、すぐ化他を気にするギャル女、それに冴えないメガネの小太り男の3人だ。
ギャル女は短すぎるスカートで太ももをさらけ出していたので、そのすぐ横に座ってる僕は気になって仕方ない。
僕らのカレーが運ばれてきた。
食べてみると、とても美味しい☆
焼けたゴーダチーズが旨すぎる。
チャラ男が僕らのカレーを横から見ている。
「ほら、見ない!」
ギャル女がチャラ男を注意する。
まったく、だから若者は嫌いだ。
バカっぽい。
ギャル女の携帯が着信した。
「え〜?もう駅に着いちゃったの?ちょうど今オーダーしたところなんだよ」
どうやら、食後に友人と合流する予定だったようだ。
「超タイミング悪くね?」
ギャル女が、外見通りの言葉遣いでしゃべる。
(バカそ〜)
僕の苦手なタイプだ。
その若者たちにカレーが運ばれてきた。
カレーを食べてメガネの小太り男が口を開いた。
なんと彼は英語をしゃべった。
中国か韓国の留学生なのかもしれない。
でも、チャラ男もギャル女も黙ったままだ。
留学生を交友のために連れてきたものの、持て余しているのだろう。
だがここで僕は驚愕した。
ギャル女がしゃべり始めたのだが、よく分からんギャル語かと思ったら、なんと英語だった!
ギャル女は英語が話せたのだ!
僕の心に風穴が空いた。
目の前の友人が、「英語話してる」というふうに目配せする。
もちろん、チャラ男も英語を話し始めた。
ギャル女より流暢だ。
メガネ男もあわせて、英語トークに花が咲いている。
チャラ男がカッコ良く見え、ギャル女が美しく見えた。
太ももがステキだ!
(こいつらカッコいい〜)
僕らは店を出てから話し合った。
『人を外見で判断してはいけません』
店内に入り、席について注文。
友人は野菜カレー、僕はチーズカレーにした。
しばらくすると、隣の席に若者がやってきた。
ピアス&鎖アクセサリー、茶髪のチャラチャラした男と、すぐ化他を気にするギャル女、それに冴えないメガネの小太り男の3人だ。
ギャル女は短すぎるスカートで太ももをさらけ出していたので、そのすぐ横に座ってる僕は気になって仕方ない。
僕らのカレーが運ばれてきた。
食べてみると、とても美味しい☆
焼けたゴーダチーズが旨すぎる。
チャラ男が僕らのカレーを横から見ている。
「ほら、見ない!」
ギャル女がチャラ男を注意する。
まったく、だから若者は嫌いだ。
バカっぽい。
ギャル女の携帯が着信した。
「え〜?もう駅に着いちゃったの?ちょうど今オーダーしたところなんだよ」
どうやら、食後に友人と合流する予定だったようだ。
「超タイミング悪くね?」
ギャル女が、外見通りの言葉遣いでしゃべる。
(バカそ〜)
僕の苦手なタイプだ。
その若者たちにカレーが運ばれてきた。
カレーを食べてメガネの小太り男が口を開いた。
なんと彼は英語をしゃべった。
中国か韓国の留学生なのかもしれない。
でも、チャラ男もギャル女も黙ったままだ。
留学生を交友のために連れてきたものの、持て余しているのだろう。
だがここで僕は驚愕した。
ギャル女がしゃべり始めたのだが、よく分からんギャル語かと思ったら、なんと英語だった!
ギャル女は英語が話せたのだ!
僕の心に風穴が空いた。
目の前の友人が、「英語話してる」というふうに目配せする。
もちろん、チャラ男も英語を話し始めた。
ギャル女より流暢だ。
メガネ男もあわせて、英語トークに花が咲いている。
チャラ男がカッコ良く見え、ギャル女が美しく見えた。
太ももがステキだ!
(こいつらカッコいい〜)
僕らは店を出てから話し合った。
『人を外見で判断してはいけません』
2007年10月04日
献血
先週のフットサルで突き指し、指の根元がかなり腫れ上がっていた。
長引くかと思いきや、二日ほどで痛みが引いた。
代わりに他の場所が痛くなってきた。
試合の翌日から腰が痛くなりだし、腰もすぐに痛くなくなったが左太股が痛みだした。
そんなに痛いわけではないが、仕事で座っているのがつらかった。
打撲や筋肉痛ではなさそうだから、腰からくる太股の痛みだと長引きそうだ。
ついてない…。
いや、突き指したから、ついているのか?贅肉もついているぞ。
憑いている…?
いや、運が悪いからついてないはずだ。
憑いているのか、憑いていないのか?
それはまた後日…。
今日は仕事帰りに、初めての献血をした。
以前から献血はしてみようと思っていたが、献血所の前を通り掛かる時は徹夜明けなどで体調が芳しくなくて、献血を見送っていた。
決して、注射が怖かった訳ではない!…はず…。
だが、昨日のラジオで若者の献血が減っていると言っていたし、今日は体調も良かったので、ついに意を決して献血ルームに飛び込んだ。
緊張の面持ちで献血ルームに入っていく。
「こんにちは、献血カードは持ってらっしゃいますか?」
「いえ、ありません。初めてです」
問診表などに記入し、無料でジュースなどが飲めるので、飲みながら待つ。
ハンバーガーやクッキーも置いてある。献血後に食べていこうかな。
本棚には漫画本があり、あたち充の『H2』もあった。
先週、ラーメン屋で12巻を読めなかったのを思い出し、12巻を探すも見当たらない。
11巻まではあるし、14巻以降も見付けたが、12巻と13巻が見付からない。
なぜ僕は、H2の12巻が読めないのか?
「田中さ〜ん」
「はい〜」
受付けに呼ばれて行くと、血圧を測る。
緊張で脈拍が早くなってるが、血圧は正常だ。
後は、血を抜くだけである。
採血する前に、医師が問診表をチェックする。
「ふんふん、だいたい大丈夫ですね〜……あ!」
医師が何かに気付いた。
「これね、最後に食事を摂った時間が昨日の夜12時となってますね」
「はい」
今は昼の12時過ぎだ。
昨夜、寝る前に食べたので、12時間以上食べていない。
「献血の前には、きちんと食事を摂って、睡眠も十分でなければいけません。万が一にでも、倒れられたら営業停止になってしまいますから。善意で献血に来て頂いたのに、裏目に出てしまいます」
「そうですか、ではあそこにあるハンバーガーでも食べます」
「う〜ん、食事というのはですね〜…」
医師が言うには、ハンバーガー1個とかでなく、ちゃんとした昼食を食べて来なさいという事だった。
「そういうの、厚生省がうるさいのよ…」
医師は口の横に手を持ってきて、こっそりと言った。
僕は仕方なく一旦外に出て、回転寿司を食べにいった。
20分ほどで食べ終わって、また献血ルームに戻ってきた。
「食べて来ました!」
「もう食べたの?早いね〜」
医師の許可を貰い、まずは検査のための採血場所に座る。
「献血は初めてでございますね?」
「はい」
「それでは、血液型を確かめます。血液型は何型ですか?」
「A型です」
少量の血を抜かれる。
右腕に針が刺さった途端に、右腕に力が入らなくなる。
献血なんか怖くないと思いながらも、実は注射を怖れていたのだろう。
自分の血が注射器に吸い取られていくのを見て、全身に力が入らなくなってきた。
顔の力が抜け、笑った感じになってしまった。
いや、むしろ笑って噴き出しそうになっている。
「痛かったでしょ〜?」
採血する女性に訊かれ、半分笑いながら「大丈夫です」と答える。
「A型ですね〜」
検査でA型と確定し、いよいよ400mlの採血場所へ。
そちらにはベッドが置いてあり、今の検査の注射器よりも太い注射針が待ち構えている。
全身の力は戻ってきたが、右腕だけ力が入らない。
顔は笑っている。
「こちらへどうぞ〜」
靴を履いたまま、ベッドに寝かされる。
脚を上げて上体を起こし、Vの字というか、逆ヘの字の状態になる。
血が多く循環している脚を、心臓より高い位置に持ってくるためだろうか。
寝かされたベッドの左側に針があるので、どうやら左腕から抜かれるようだ。
右腕に続いて、左腕も力が入らなくなりそうだ。
僕は観念して目を閉じた。
ヒヤリッ!
消毒液の冷たい刺激が、目を閉じていたので一瞬、針を刺された刺激かと勘違いした。
身構えている証拠だ。
「それでは刺しますね〜」
チクッ!
針が太いだけに、けっこう痛かった。
もう顔は笑いっぱなしだ。
何とか無表情を装わなければと思うが、意識し過ぎると逆に噴き出しそうになってしまう。
「あとは自動で機械で混ぜながら抜き取るので、引っ張られるような感じがありますが大丈夫ですから」
「はい〜」
確かに、血を抜き取られる感触が伝わってくる。
血を抜かれてると思うと、また全身の力も抜けていく。
んで、顔は笑う。
5分ほど経った。
「はい、半分ほど入りましたので、あと半分ですね〜」
まだ200mlしか抜かれていないようだ。
もう限界が近いのに、まだ半分だけとは!
痛みではなくて、笑うのを我慢する限界だ。
長い……、時が進むのが長く感じる。
採血する女性が向こうを向いた隙に、僕も横を向いて笑った。無言で。
針が痛いのに、何で笑えてくるのだろう?
全身の力が抜けて、腑抜けているのだろうか?
10分以上経って、ようやく400mlの献血が終わった。
「これで終わりですので、ゆっくり立ち上がってくださ〜い」
僕はゆっくり立ち上がる。笑顔で。
「頭がクラクラしませんか?」
「しません。大丈夫です」
僕は笑顔で答えた。
献血後に水分補給を勧められたので、無料のジュースとハンバーガーで栄養補給。
400mlも血を抜かれたら、それなりにフラフラになるかと思っていたが、何も感じない。
こうして初めての献血は終わった。
笑いそうになるのを堪えるのが、いちばんの難関だった…。
長引くかと思いきや、二日ほどで痛みが引いた。
代わりに他の場所が痛くなってきた。
試合の翌日から腰が痛くなりだし、腰もすぐに痛くなくなったが左太股が痛みだした。
そんなに痛いわけではないが、仕事で座っているのがつらかった。
打撲や筋肉痛ではなさそうだから、腰からくる太股の痛みだと長引きそうだ。
ついてない…。
いや、突き指したから、ついているのか?贅肉もついているぞ。
憑いている…?
いや、運が悪いからついてないはずだ。
憑いているのか、憑いていないのか?
それはまた後日…。
今日は仕事帰りに、初めての献血をした。
以前から献血はしてみようと思っていたが、献血所の前を通り掛かる時は徹夜明けなどで体調が芳しくなくて、献血を見送っていた。
決して、注射が怖かった訳ではない!…はず…。
だが、昨日のラジオで若者の献血が減っていると言っていたし、今日は体調も良かったので、ついに意を決して献血ルームに飛び込んだ。
緊張の面持ちで献血ルームに入っていく。
「こんにちは、献血カードは持ってらっしゃいますか?」
「いえ、ありません。初めてです」
問診表などに記入し、無料でジュースなどが飲めるので、飲みながら待つ。
ハンバーガーやクッキーも置いてある。献血後に食べていこうかな。
本棚には漫画本があり、あたち充の『H2』もあった。
先週、ラーメン屋で12巻を読めなかったのを思い出し、12巻を探すも見当たらない。
11巻まではあるし、14巻以降も見付けたが、12巻と13巻が見付からない。
なぜ僕は、H2の12巻が読めないのか?
「田中さ〜ん」
「はい〜」
受付けに呼ばれて行くと、血圧を測る。
緊張で脈拍が早くなってるが、血圧は正常だ。
後は、血を抜くだけである。
採血する前に、医師が問診表をチェックする。
「ふんふん、だいたい大丈夫ですね〜……あ!」
医師が何かに気付いた。
「これね、最後に食事を摂った時間が昨日の夜12時となってますね」
「はい」
今は昼の12時過ぎだ。
昨夜、寝る前に食べたので、12時間以上食べていない。
「献血の前には、きちんと食事を摂って、睡眠も十分でなければいけません。万が一にでも、倒れられたら営業停止になってしまいますから。善意で献血に来て頂いたのに、裏目に出てしまいます」
「そうですか、ではあそこにあるハンバーガーでも食べます」
「う〜ん、食事というのはですね〜…」
医師が言うには、ハンバーガー1個とかでなく、ちゃんとした昼食を食べて来なさいという事だった。
「そういうの、厚生省がうるさいのよ…」
医師は口の横に手を持ってきて、こっそりと言った。
僕は仕方なく一旦外に出て、回転寿司を食べにいった。
20分ほどで食べ終わって、また献血ルームに戻ってきた。
「食べて来ました!」
「もう食べたの?早いね〜」
医師の許可を貰い、まずは検査のための採血場所に座る。
「献血は初めてでございますね?」
「はい」
「それでは、血液型を確かめます。血液型は何型ですか?」
「A型です」
少量の血を抜かれる。
右腕に針が刺さった途端に、右腕に力が入らなくなる。
献血なんか怖くないと思いながらも、実は注射を怖れていたのだろう。
自分の血が注射器に吸い取られていくのを見て、全身に力が入らなくなってきた。
顔の力が抜け、笑った感じになってしまった。
いや、むしろ笑って噴き出しそうになっている。
「痛かったでしょ〜?」
採血する女性に訊かれ、半分笑いながら「大丈夫です」と答える。
「A型ですね〜」
検査でA型と確定し、いよいよ400mlの採血場所へ。
そちらにはベッドが置いてあり、今の検査の注射器よりも太い注射針が待ち構えている。
全身の力は戻ってきたが、右腕だけ力が入らない。
顔は笑っている。
「こちらへどうぞ〜」
靴を履いたまま、ベッドに寝かされる。
脚を上げて上体を起こし、Vの字というか、逆ヘの字の状態になる。
血が多く循環している脚を、心臓より高い位置に持ってくるためだろうか。
寝かされたベッドの左側に針があるので、どうやら左腕から抜かれるようだ。
右腕に続いて、左腕も力が入らなくなりそうだ。
僕は観念して目を閉じた。
ヒヤリッ!
消毒液の冷たい刺激が、目を閉じていたので一瞬、針を刺された刺激かと勘違いした。
身構えている証拠だ。
「それでは刺しますね〜」
チクッ!
針が太いだけに、けっこう痛かった。
もう顔は笑いっぱなしだ。
何とか無表情を装わなければと思うが、意識し過ぎると逆に噴き出しそうになってしまう。
「あとは自動で機械で混ぜながら抜き取るので、引っ張られるような感じがありますが大丈夫ですから」
「はい〜」
確かに、血を抜き取られる感触が伝わってくる。
血を抜かれてると思うと、また全身の力も抜けていく。
んで、顔は笑う。
5分ほど経った。
「はい、半分ほど入りましたので、あと半分ですね〜」
まだ200mlしか抜かれていないようだ。
もう限界が近いのに、まだ半分だけとは!
痛みではなくて、笑うのを我慢する限界だ。
長い……、時が進むのが長く感じる。
採血する女性が向こうを向いた隙に、僕も横を向いて笑った。無言で。
針が痛いのに、何で笑えてくるのだろう?
全身の力が抜けて、腑抜けているのだろうか?
10分以上経って、ようやく400mlの献血が終わった。
「これで終わりですので、ゆっくり立ち上がってくださ〜い」
僕はゆっくり立ち上がる。笑顔で。
「頭がクラクラしませんか?」
「しません。大丈夫です」
僕は笑顔で答えた。
献血後に水分補給を勧められたので、無料のジュースとハンバーガーで栄養補給。
400mlも血を抜かれたら、それなりにフラフラになるかと思っていたが、何も感じない。
こうして初めての献血は終わった。
笑いそうになるのを堪えるのが、いちばんの難関だった…。
2007年09月29日
8月下旬
8月の下旬、夏の暑さが全開だった頃、僕はポケモンの映画を観に行った。
前売り券を買ってあったので観に行かなければと思いつつ、7月13日から公開していたのに、旅行に行ったりしていてついつい遅くなってしまった。
夜から池袋で仕事だったので、夕方に池袋へ向かった。
上映は、18時20分くらいからだったろうか。
18時前に池袋駅に着けばいいだろう。
そのつもりで家を出ると、発電所への落雷があったらしく電車が遅れていた。
(マズイ!映画に間に合わなくなる!)
18時過ぎ、池袋駅に着くと大急ぎで映画館まで走った。
夏の最中なので、すぐに大汗をかいてしまった。
汗だくで受付けに前売り券を提示し、映画館に入る。
ギリギリ間に合った。
ポップコーンとジュースを買って、席に着く。
館内は親子連ればかりで、おっさん一人で席に着く僕は気まずい感じだ
。
この映画を観ている間に、ニンテンドーDSのポケモンのソフトにポケモンを受け取れる。
場内の無線電波をDS本体で受信すると、ポケモンが送られてくる仕組みだ。
映画が始まる前に、僕はDSの電源を入れた。
場内のライトは消されているので、DSの液晶画面だけが明るく光る。
その光で。僕の顔は下から照らされているはずだ。
暗闇の中に、汗まみれのおっさんの顔が浮かび上がる図。
親子連れから見たら、さぞかし不気味だろう。
ポケモンの映画は、ツッコミどころは多かったが面白く観れた。
映画館を出ると、仕事までまだ時間があったので、仕事場まで3.5kmの道のりを歩いていく事にした。
歩いていく前に、ビックカメラの西口店に入る。
西口店の玩具売り場はけっこう広く、ミニカーの種類も多い。
見てるだけでもなかなか楽しかった。
玩具を見たあとは、夕食にした。
西口のスパゲッティ屋に入ったが、ほぼ満席状態。
カップルや女性グループが多く、おっさん一人の僕は場違いな感じだ。
禁煙席が4人掛けのテーブルしか空いてなかったので、4人掛を独り占めするのも気が引けて喫煙席に座った。
煙たい中でスパゲッティを食べたが、なかなか美味しかった。値段は高かったけど。
僕が食べてる間にもグループ客が入ってきたので、4人掛けを独占していなくてよかった。
僕の後ろの女性二人組みが、自分のカレシの話で盛り上がっている。
血液型の話でも盛り上がっている。
僕は埼玉県の地図を見ながら無言で食べている。
これでも、地図を見て内心は盛り上がっているのだ。
僕の横の席にカップルがいたが、男の方は無言でDSをやっていて、女の方も無言だ。
デート中でもDS。盛り上がってないカップルだな。
自分もカップルで入ったらこうなりそうだけど。
食べ終わると仕事場へ向かう。
歩き始めると、すぐに大汗をかいた。
バテバテになって歩いていると、夜のダイエットウォーキングのおばちゃん軍団に後ろから抜かれた。
汗だくになって仕事場に着いた。
仕事前にかなり疲れてしまったが、いろいろ見て回ったので精神的にはリラックスした。
前売り券を買ってあったので観に行かなければと思いつつ、7月13日から公開していたのに、旅行に行ったりしていてついつい遅くなってしまった。
夜から池袋で仕事だったので、夕方に池袋へ向かった。
上映は、18時20分くらいからだったろうか。
18時前に池袋駅に着けばいいだろう。
そのつもりで家を出ると、発電所への落雷があったらしく電車が遅れていた。
(マズイ!映画に間に合わなくなる!)
18時過ぎ、池袋駅に着くと大急ぎで映画館まで走った。
夏の最中なので、すぐに大汗をかいてしまった。
汗だくで受付けに前売り券を提示し、映画館に入る。
ギリギリ間に合った。
ポップコーンとジュースを買って、席に着く。
館内は親子連ればかりで、おっさん一人で席に着く僕は気まずい感じだ
。
この映画を観ている間に、ニンテンドーDSのポケモンのソフトにポケモンを受け取れる。
場内の無線電波をDS本体で受信すると、ポケモンが送られてくる仕組みだ。
映画が始まる前に、僕はDSの電源を入れた。
場内のライトは消されているので、DSの液晶画面だけが明るく光る。
その光で。僕の顔は下から照らされているはずだ。
暗闇の中に、汗まみれのおっさんの顔が浮かび上がる図。
親子連れから見たら、さぞかし不気味だろう。
ポケモンの映画は、ツッコミどころは多かったが面白く観れた。
映画館を出ると、仕事までまだ時間があったので、仕事場まで3.5kmの道のりを歩いていく事にした。
歩いていく前に、ビックカメラの西口店に入る。
西口店の玩具売り場はけっこう広く、ミニカーの種類も多い。
見てるだけでもなかなか楽しかった。
玩具を見たあとは、夕食にした。
西口のスパゲッティ屋に入ったが、ほぼ満席状態。
カップルや女性グループが多く、おっさん一人の僕は場違いな感じだ。
禁煙席が4人掛けのテーブルしか空いてなかったので、4人掛を独り占めするのも気が引けて喫煙席に座った。
煙たい中でスパゲッティを食べたが、なかなか美味しかった。値段は高かったけど。
僕が食べてる間にもグループ客が入ってきたので、4人掛けを独占していなくてよかった。
僕の後ろの女性二人組みが、自分のカレシの話で盛り上がっている。
血液型の話でも盛り上がっている。
僕は埼玉県の地図を見ながら無言で食べている。
これでも、地図を見て内心は盛り上がっているのだ。
僕の横の席にカップルがいたが、男の方は無言でDSをやっていて、女の方も無言だ。
デート中でもDS。盛り上がってないカップルだな。
自分もカップルで入ったらこうなりそうだけど。
食べ終わると仕事場へ向かう。
歩き始めると、すぐに大汗をかいた。
バテバテになって歩いていると、夜のダイエットウォーキングのおばちゃん軍団に後ろから抜かれた。
汗だくになって仕事場に着いた。
仕事前にかなり疲れてしまったが、いろいろ見て回ったので精神的にはリラックスした。
2007年09月27日
ラーメン
近所のラーメン店に、大量の漫画本が置いてあるところがある。
最近、僕はその店に週に1回のペースで通い詰めている。
ラーメンも普通に美味しいし、水餃子はタレが絶品だ。
いつもラーメン&餃子&ライスのセットで頼むので、カロリー過多である。
注文して待っている間、食べながら、食後と漫画を読む。
だいたい、2冊ほど読めるかな。
今、読んでいるのは、あだち充の野球漫画『H2』だ。
10年くらい前の作品で、当時はあまり面白いと思わなくて読んでいなかったが、今読み返すとなかなか面白い。
正直、ハマっている。
11巻まで読み終わり、次は12巻。
今日の昼に、12巻を読むのを楽しみにしてラーメンを食べに行った。
店の前に自転車を停めている間に、おじさんがその店に入っていった。
おじさんに続いて、僕も入店する。
注文をして、本棚からH2を取り出しにいった。
………ない!
H2がない!
いや、H2はあるのだが、12巻がない!
12巻から16巻までが抜けていて、本棚にポッカリとスペースが出来ている!
(誰か読んでいるのか!?)
数人の客をこっそりと見回す。
いた!
12巻を手に取り、13〜16巻を積み上げている客が!
…僕の直前に入店したおじさんだ…。
タッチの差で先を越された。
あだち充だけに『タッチ』の差でH2が……。
偶然とは怖ろしい…。
同じ作品を、しかも僕が読もうと思っていた巻を読まれているとは…。
漫画本は2000冊以上はありそうなのに、何でまた…。
次こそはH2を読んでやるぞ!
最近、僕はその店に週に1回のペースで通い詰めている。
ラーメンも普通に美味しいし、水餃子はタレが絶品だ。
いつもラーメン&餃子&ライスのセットで頼むので、カロリー過多である。
注文して待っている間、食べながら、食後と漫画を読む。
だいたい、2冊ほど読めるかな。
今、読んでいるのは、あだち充の野球漫画『H2』だ。
10年くらい前の作品で、当時はあまり面白いと思わなくて読んでいなかったが、今読み返すとなかなか面白い。
正直、ハマっている。
11巻まで読み終わり、次は12巻。
今日の昼に、12巻を読むのを楽しみにしてラーメンを食べに行った。
店の前に自転車を停めている間に、おじさんがその店に入っていった。
おじさんに続いて、僕も入店する。
注文をして、本棚からH2を取り出しにいった。
………ない!
H2がない!
いや、H2はあるのだが、12巻がない!
12巻から16巻までが抜けていて、本棚にポッカリとスペースが出来ている!
(誰か読んでいるのか!?)
数人の客をこっそりと見回す。
いた!
12巻を手に取り、13〜16巻を積み上げている客が!
…僕の直前に入店したおじさんだ…。
タッチの差で先を越された。
あだち充だけに『タッチ』の差でH2が……。
偶然とは怖ろしい…。
同じ作品を、しかも僕が読もうと思っていた巻を読まれているとは…。
漫画本は2000冊以上はありそうなのに、何でまた…。
次こそはH2を読んでやるぞ!
2007年09月26日
寿司
今年のG.W.に和歌山県に旅行した時、白浜や勝浦で食べた漬け丼の味が忘れられない。
マグロなどをタレで漬けたものだ。
千葉に帰ってきてからも、急に漬け丼が食べたくなったりする。
しかし、近所の僕の知ってる店には漬け丼がない。
サッカーの試合の帰りに入った寿司屋で、マグロの漬けの寿司を見つけて食べたら美味しかった。
だが、その寿司屋は自宅から少し遠いので、気安く行けない。
(漬けマグロが食べたいな〜)
そんな日々を過ごしていた。
元々、僕は魚介類が苦手なので、寿司を好んでは食べない。
魚は良いが、イカタコ、カニエビ、イクラウニ、貝類は食べられない。
ツナマヨとか納豆巻きとか、タマゴやキュウリなどがメインになる。
マグロ系統は美味しく食べられたので、ネギトロもメインだ。
この前、池袋の寿司屋で炙りトロサーモンを食べたらとても美味しかった。
焼き鮭は好きだが、生のサーモンマリネなどは好きではなかった。
だから寿司ではサーモン系統に手を出さなかったし、炙りのサーモンは焼き鮭かと思っていたので、冷めた焼き鮭は美味しくないだろうからと食べもしなかったのだ。
それが…、試しに食べた炙りトロサーモンに感涙だ。
炙っただけであんなに美味しくなるとは!
全然、焼き鮭ではなかったんだな…。
僕の寿司屋でのレパートリーが増えた。
寿司屋に行くのが、少し楽しみになった。
今日、仕事から帰ってきて、夕食は一人で近所の回転寿司に食べに行った。
一皿105円の『無添 くら寿司』というチェーン店だ。
無添加なのがウリだ。
今まで入ったことがなかったので敬遠していたが、普通に美味しかった。
そして!
メニューに漬けマグロあった!
もちろんすぐに食べた。
美味しかった。
漬けマグロだけで4皿も食べてしまった。
漬けサーモンも美味しかったし、炙りトロも美味しい。
煮たまご軍艦というのも、煮たまごが美味しく、海苔と合う。
思えば、ラーメンには煮たまごと海苔が入っているので、合わないわけがない。
他にゆば寿司を注文した。
注文品と書いてある台の上に皿が載って運ばれてきて、注文者のテーブル近辺に来ると「ピーピーピー」と音が鳴って知らせてくれる仕組みだ。
僕が頼んでから、すぐにゆば寿司が流れて来た。
僕の席でピーピー鳴ってるような気もするが、他のテーブルもピーピー鳴っていて僕の席が鳴っているのかよく分からない。
(もしかしたら他の席の注文品かも…)
僕は、ゆば寿司を遣り過ごしてしまった。
僕のだったら、また回って来るだろう。
しかし…。
待てども待てども、ゆば寿司は回って来ない。
(やっぱりさっきのは僕のだったんだ!)
遠くの席の方を見てみるが、ゆば寿司が流れているのかどうか分からない。
何分間で皿が一周してくるのか知らないが、10分経っても流れて来ないということは、店員が回収したか他の人が取ってしまったかだろう。
(どうしよう、もう一回頼もうかな?)
そうこうしている内にも他の皿を食べていたので、お腹いっぱいになってきた。
すでに9皿食べた。
(ゆば寿司が心残りだが、これで終わるか…)
周りを見ていて、気付いたことがあった。
僕は食べ終わった皿を、いつものように重ねていた。
後で店員が数えやすいように、5枚ごとに色の違う皿を交えて数えやすくしていた。
周りの人を見ると、誰も皿を重ねていない。
僕より先に食べていた人も、手元の皿以外に皿はない。
何故かと思ったら、テーブル横に食べ終わった皿を入れる穴があり、皿を入れると自動的にカウントしてくれて、食べた枚数がデジタル画面に表示されるのだ。
9枚も積み上げていた自分が恥ずかしい。
慌てて1枚ずつ皿を入れる。
ガシャン、ガコン、ガチャン、ゴトン、ゴトン
すると、5枚入れたところで、デジタル画面にルーレットが回りだした。
『はずれ』
どうやら、5枚ごとにルーレットが出来るようだ。
僕は今9枚。
お腹いっぱいだが、どうせならもう1枚食べてルーレットをやってみよう。
これはなかなか良い戦略だ。僕は店の術中にハマってもう1枚食べるのだから。
最後も漬けマグロにした。
食べ終わった10枚目の皿を、穴に入れる。
ルーレットが回る。
『大当たり!』
今度は当たった。
……だが、何も起こらない…。
ふと見上げると、デジタル画面の上にガチャガチャみたいな入れ物があり、そこからカプセルが出てきていた。
これが、大当たりの景品なのだろう。
開けてみると、玉子焼きの寿司の絵が描いてあるキーホルダーが入っている。
ボタンを押すと、「たまたまたま〜!」と音がなるおもちゃだった。
特にいらない…。
お腹いっぱいになって帰った。またデブくなるな。
マグロの漬けの寿司があったので、その内また行こうっと。
マグロなどをタレで漬けたものだ。
千葉に帰ってきてからも、急に漬け丼が食べたくなったりする。
しかし、近所の僕の知ってる店には漬け丼がない。
サッカーの試合の帰りに入った寿司屋で、マグロの漬けの寿司を見つけて食べたら美味しかった。
だが、その寿司屋は自宅から少し遠いので、気安く行けない。
(漬けマグロが食べたいな〜)
そんな日々を過ごしていた。
元々、僕は魚介類が苦手なので、寿司を好んでは食べない。
魚は良いが、イカタコ、カニエビ、イクラウニ、貝類は食べられない。
ツナマヨとか納豆巻きとか、タマゴやキュウリなどがメインになる。
マグロ系統は美味しく食べられたので、ネギトロもメインだ。
この前、池袋の寿司屋で炙りトロサーモンを食べたらとても美味しかった。
焼き鮭は好きだが、生のサーモンマリネなどは好きではなかった。
だから寿司ではサーモン系統に手を出さなかったし、炙りのサーモンは焼き鮭かと思っていたので、冷めた焼き鮭は美味しくないだろうからと食べもしなかったのだ。
それが…、試しに食べた炙りトロサーモンに感涙だ。
炙っただけであんなに美味しくなるとは!
全然、焼き鮭ではなかったんだな…。
僕の寿司屋でのレパートリーが増えた。
寿司屋に行くのが、少し楽しみになった。
今日、仕事から帰ってきて、夕食は一人で近所の回転寿司に食べに行った。
一皿105円の『無添 くら寿司』というチェーン店だ。
無添加なのがウリだ。
今まで入ったことがなかったので敬遠していたが、普通に美味しかった。
そして!
メニューに漬けマグロあった!
もちろんすぐに食べた。
美味しかった。
漬けマグロだけで4皿も食べてしまった。
漬けサーモンも美味しかったし、炙りトロも美味しい。
煮たまご軍艦というのも、煮たまごが美味しく、海苔と合う。
思えば、ラーメンには煮たまごと海苔が入っているので、合わないわけがない。
他にゆば寿司を注文した。
注文品と書いてある台の上に皿が載って運ばれてきて、注文者のテーブル近辺に来ると「ピーピーピー」と音が鳴って知らせてくれる仕組みだ。
僕が頼んでから、すぐにゆば寿司が流れて来た。
僕の席でピーピー鳴ってるような気もするが、他のテーブルもピーピー鳴っていて僕の席が鳴っているのかよく分からない。
(もしかしたら他の席の注文品かも…)
僕は、ゆば寿司を遣り過ごしてしまった。
僕のだったら、また回って来るだろう。
しかし…。
待てども待てども、ゆば寿司は回って来ない。
(やっぱりさっきのは僕のだったんだ!)
遠くの席の方を見てみるが、ゆば寿司が流れているのかどうか分からない。
何分間で皿が一周してくるのか知らないが、10分経っても流れて来ないということは、店員が回収したか他の人が取ってしまったかだろう。
(どうしよう、もう一回頼もうかな?)
そうこうしている内にも他の皿を食べていたので、お腹いっぱいになってきた。
すでに9皿食べた。
(ゆば寿司が心残りだが、これで終わるか…)
周りを見ていて、気付いたことがあった。
僕は食べ終わった皿を、いつものように重ねていた。
後で店員が数えやすいように、5枚ごとに色の違う皿を交えて数えやすくしていた。
周りの人を見ると、誰も皿を重ねていない。
僕より先に食べていた人も、手元の皿以外に皿はない。
何故かと思ったら、テーブル横に食べ終わった皿を入れる穴があり、皿を入れると自動的にカウントしてくれて、食べた枚数がデジタル画面に表示されるのだ。
9枚も積み上げていた自分が恥ずかしい。
慌てて1枚ずつ皿を入れる。
ガシャン、ガコン、ガチャン、ゴトン、ゴトン
すると、5枚入れたところで、デジタル画面にルーレットが回りだした。
『はずれ』
どうやら、5枚ごとにルーレットが出来るようだ。
僕は今9枚。
お腹いっぱいだが、どうせならもう1枚食べてルーレットをやってみよう。
これはなかなか良い戦略だ。僕は店の術中にハマってもう1枚食べるのだから。
最後も漬けマグロにした。
食べ終わった10枚目の皿を、穴に入れる。
ルーレットが回る。
『大当たり!』
今度は当たった。
……だが、何も起こらない…。
ふと見上げると、デジタル画面の上にガチャガチャみたいな入れ物があり、そこからカプセルが出てきていた。
これが、大当たりの景品なのだろう。
開けてみると、玉子焼きの寿司の絵が描いてあるキーホルダーが入っている。
ボタンを押すと、「たまたまたま〜!」と音がなるおもちゃだった。
特にいらない…。
お腹いっぱいになって帰った。またデブくなるな。
マグロの漬けの寿司があったので、その内また行こうっと。
2007年07月06日
ブランコの子供
僕がよく行くショッピングセンターは線路の向こう側だ。
行くには、陸橋を越えなければならない。
その陸橋は、円を描きながら緩やかに登っていくループのタイプで、ループの直径は15mくらいだろうか。
ループの中のスペースには小さな公園があり、ブランコなどが設置されている。
僕が自転車でループ橋を上っていると、公園のブランコで遊ぶ子供たちの姿が見えた。
小学3、4年生くらいだろうか、3人並んでブランコに乗っている。
3人は、漕がずに変なリアクションをしている。
ブランコに乗ったまま仰け反って、「うあ〜」とか「ぐお〜」とか叫んでいるのだ。
思うに、拳銃で撃たれたようなリアクションだ。
手はブランコの鎖を掴んでいるので、思いっ切り仰け反っても後ろに倒れないわけだ。
足は高く上がっている。
「おおわ〜」
「うお〜」
「あう〜」
ブランコに乗って、3人並んで変な叫び声を発しているのが面白かったのだが、端の子が横の二人を見て言った。
「これ、つまんないよ」
「……………」
「……………」
他の二人は一瞬、黙り込んだ。
ついに言ってしまったか。
3秒ほどの沈黙。
「ぐわ〜」
「おわ〜」
他の二人は何事もなかったように、再び仰け反って叫びだした。
つまらないと言った子のセリフが、心に突き刺さったというリアクションだろうか?
僕はその声を聞きながら陸橋を渡っていった。
行くには、陸橋を越えなければならない。
その陸橋は、円を描きながら緩やかに登っていくループのタイプで、ループの直径は15mくらいだろうか。
ループの中のスペースには小さな公園があり、ブランコなどが設置されている。
僕が自転車でループ橋を上っていると、公園のブランコで遊ぶ子供たちの姿が見えた。
小学3、4年生くらいだろうか、3人並んでブランコに乗っている。
3人は、漕がずに変なリアクションをしている。
ブランコに乗ったまま仰け反って、「うあ〜」とか「ぐお〜」とか叫んでいるのだ。
思うに、拳銃で撃たれたようなリアクションだ。
手はブランコの鎖を掴んでいるので、思いっ切り仰け反っても後ろに倒れないわけだ。
足は高く上がっている。
「おおわ〜」
「うお〜」
「あう〜」
ブランコに乗って、3人並んで変な叫び声を発しているのが面白かったのだが、端の子が横の二人を見て言った。
「これ、つまんないよ」
「……………」
「……………」
他の二人は一瞬、黙り込んだ。
ついに言ってしまったか。
3秒ほどの沈黙。
「ぐわ〜」
「おわ〜」
他の二人は何事もなかったように、再び仰け反って叫びだした。
つまらないと言った子のセリフが、心に突き刺さったというリアクションだろうか?
僕はその声を聞きながら陸橋を渡っていった。
2007年06月06日
3人
昼下がり、仕事から戻ってくる途中。
信号で待っていると、向こうには自転車に乗った小学1年生くらいの女の子が、二人待っていた。
信号が青になると同時に、彼女たちの横を中学生の男の子が、自転車で立ち漕ぎしながら追い抜いていった。
女の子たちは言った。
「あ、3人〜!」
女の子に言われて、中学生は、はにかんでいる。
しかし、3人とはどういう事だろう?
自転車の中学生が僕の方へと向かってくる。
ハンドルを握る子と、後ろに乗ってる子が見えた。
そして、その二人に挟まれて、もう一人が窮屈そうに乗っていた。
なるほど、3人乗りだ。
間に挟まれた子はサドルに座ってて、顔は前の子の背中で押し潰されて見えない。
後ろの子は、荷台からはみ出して座っている。
漕いでる子は、サドルに座れないので立ち漕ぎしていたのだ。
その3人はゆっくりと、僕の横を通り過ぎていった。
女の子二人は、横断歩道を渡るのも忘れ、茫然と3人乗りを見ていた。
信号で待っていると、向こうには自転車に乗った小学1年生くらいの女の子が、二人待っていた。
信号が青になると同時に、彼女たちの横を中学生の男の子が、自転車で立ち漕ぎしながら追い抜いていった。
女の子たちは言った。
「あ、3人〜!」
女の子に言われて、中学生は、はにかんでいる。
しかし、3人とはどういう事だろう?
自転車の中学生が僕の方へと向かってくる。
ハンドルを握る子と、後ろに乗ってる子が見えた。
そして、その二人に挟まれて、もう一人が窮屈そうに乗っていた。
なるほど、3人乗りだ。
間に挟まれた子はサドルに座ってて、顔は前の子の背中で押し潰されて見えない。
後ろの子は、荷台からはみ出して座っている。
漕いでる子は、サドルに座れないので立ち漕ぎしていたのだ。
その3人はゆっくりと、僕の横を通り過ぎていった。
女の子二人は、横断歩道を渡るのも忘れ、茫然と3人乗りを見ていた。
2007年04月21日
たまには歩くか
この前、久しぶりに長時間歩いた。
まずは水道橋まで電車で行き、前から探していたCDを購入。
とても怪しいCDで、変な曲がたくさん収録されているのだ。
その後は仕事だったが、まだ時間があったので仕事場まで歩いていくことにした。
変なCDを買ったので気分も良い。

水道橋駅を北に越えて、東京ドームの南側を西に向かって歩く。
昔はこの辺をよく歩いたので懐かしい。
排ガス公害を訴える人々が座り込みのデモをしているトヨタ自動車の東京本社の前を通過し、北に進路を取ると文京区だ。
文京区を延々と歩いていくと、講談社の前を通って護国寺に出る。
護国寺から西に向かうと、若い女性ばかりが歩いていた。
日本女子大学だ。
そこを過ぎると鬼子母神に向かった。

都電荒川線の踏切を越えると鬼子母神はすぐだ。

初めて訪れる鬼子母神でお参りをする。
鬼子母神からはサンシャイン60が見えている。
都会と情緒の混ざった感じが、何だか不思議だ。
鬼子母神から池袋駅はすぐだ。
池袋駅の東口から西口に回り、そのまま真っ直ぐ3.5kmほど歩いていくと仕事場に着いた。
水道橋から2時間20分掛かった。
涼しい陽気だったが、汗だくだった。
久しぶりに歩いてみたが、時間ばかり掛かって道にも迷わないし何も起こらなかった。
やはり僕は自転車の方がいいな。
まずは水道橋まで電車で行き、前から探していたCDを購入。
とても怪しいCDで、変な曲がたくさん収録されているのだ。
その後は仕事だったが、まだ時間があったので仕事場まで歩いていくことにした。
変なCDを買ったので気分も良い。

水道橋駅を北に越えて、東京ドームの南側を西に向かって歩く。
昔はこの辺をよく歩いたので懐かしい。
排ガス公害を訴える人々が座り込みのデモをしているトヨタ自動車の東京本社の前を通過し、北に進路を取ると文京区だ。
文京区を延々と歩いていくと、講談社の前を通って護国寺に出る。
護国寺から西に向かうと、若い女性ばかりが歩いていた。
日本女子大学だ。
そこを過ぎると鬼子母神に向かった。

都電荒川線の踏切を越えると鬼子母神はすぐだ。

初めて訪れる鬼子母神でお参りをする。
鬼子母神からはサンシャイン60が見えている。
都会と情緒の混ざった感じが、何だか不思議だ。
鬼子母神から池袋駅はすぐだ。
池袋駅の東口から西口に回り、そのまま真っ直ぐ3.5kmほど歩いていくと仕事場に着いた。
水道橋から2時間20分掛かった。
涼しい陽気だったが、汗だくだった。
久しぶりに歩いてみたが、時間ばかり掛かって道にも迷わないし何も起こらなかった。
やはり僕は自転車の方がいいな。
2007年03月22日
始発の電車で
始発電車で帰宅したのだが、始発なのにけっこう人は乗っていた。
ノッている人もいた。
若者がヘッドホンで音楽を聴きながら、足で床を踏み鳴らしている。
風体は、いかにもな感じだ。
♪トン、トン、トトトン、トン♪
迷惑だと思う前に、気付いた事があった。
僕もヘッドホンで音楽を聴いていた。
僕は、若者が足を踏み鳴らしているのに気付いていない。
ふと、聴いている曲のフレーズに違和感があった。
(何か、音量が大きいな…)
♪トン、トン、トトトン、トン♪
視界の端に若者の姿が入った。
見ると、僕が聴いている曲のドラムと同じリズムで、若者が足を踏み鳴らしている。
偶然だったが、一瞬あせった。
ノッている人もいた。
若者がヘッドホンで音楽を聴きながら、足で床を踏み鳴らしている。
風体は、いかにもな感じだ。
♪トン、トン、トトトン、トン♪
迷惑だと思う前に、気付いた事があった。
僕もヘッドホンで音楽を聴いていた。
僕は、若者が足を踏み鳴らしているのに気付いていない。
ふと、聴いている曲のフレーズに違和感があった。
(何か、音量が大きいな…)
♪トン、トン、トトトン、トン♪
視界の端に若者の姿が入った。
見ると、僕が聴いている曲のドラムと同じリズムで、若者が足を踏み鳴らしている。
偶然だったが、一瞬あせった。
2007年03月19日
おじさんの携帯画面
電車の中で若い女性と冴えない風体の60歳近いおじさんが、並んで座っていた。
僕はその二人の前で吊革に捕まって立っていた。
若い女性は顔立ちの美しい人だった。
目は切れ長でつり上がっていて、キツい印象だ。
そのキツい目で、隣りのおじさんが携帯をいじっているのをジッと見ている。
おじさんは横から見られているとはつゆ知らず、一心にメールを打っている。
一駅が過ぎた。
おじさんは、まだ携帯をいじっている。
若い女性も、まだ横目でジッと携帯画面を見つめている。
僕は気になってきた。
(何でそんなに見ているんだ?
よほど面白い文章を打っているのかな?
それともおじさんは、携帯ゲームでもやっているのかな?
そんで女性も気になってるんだろうか?)
僕の立ち位置からは携帯画面は見えない。
女性は相変わらず、鋭い目でジッと見ている。
電車が揺れて、チラッと携帯画面が見えた。
読めはしないが、3行ほどの文章があった。
あんなに打ってて、まだ3行だ。
女性は飽きずにジッと見ている。
僕も飽きずに二人を見ている。
おじさんも飽きずにメールを打っている。
二駅目に電車が停まった。
おじさんは降りていった。
おじさんの座ってた席に若い男が座った。
男は携帯をいじり出した。
女性はまた携帯画面を見ている。
(この女、またか!?)
…と思ったら若い男と話し始めた。
耳に口を付けるようにして話している。
知り合いだったようだ。カレシだろう。
でも、おじさんは知り合いじゃなかったはずだ。
おじさんの携帯画面には、どんな文章が綴ってあったのだろう?
僕はその二人の前で吊革に捕まって立っていた。
若い女性は顔立ちの美しい人だった。
目は切れ長でつり上がっていて、キツい印象だ。
そのキツい目で、隣りのおじさんが携帯をいじっているのをジッと見ている。
おじさんは横から見られているとはつゆ知らず、一心にメールを打っている。
一駅が過ぎた。
おじさんは、まだ携帯をいじっている。
若い女性も、まだ横目でジッと携帯画面を見つめている。
僕は気になってきた。
(何でそんなに見ているんだ?
よほど面白い文章を打っているのかな?
それともおじさんは、携帯ゲームでもやっているのかな?
そんで女性も気になってるんだろうか?)
僕の立ち位置からは携帯画面は見えない。
女性は相変わらず、鋭い目でジッと見ている。
電車が揺れて、チラッと携帯画面が見えた。
読めはしないが、3行ほどの文章があった。
あんなに打ってて、まだ3行だ。
女性は飽きずにジッと見ている。
僕も飽きずに二人を見ている。
おじさんも飽きずにメールを打っている。
二駅目に電車が停まった。
おじさんは降りていった。
おじさんの座ってた席に若い男が座った。
男は携帯をいじり出した。
女性はまた携帯画面を見ている。
(この女、またか!?)
…と思ったら若い男と話し始めた。
耳に口を付けるようにして話している。
知り合いだったようだ。カレシだろう。
でも、おじさんは知り合いじゃなかったはずだ。
おじさんの携帯画面には、どんな文章が綴ってあったのだろう?
2007年03月02日
間が悪い
欲しい本を探しに、本屋へ行った。
欲しい本の出版社が並んでいる棚を見付けたが、ちょうど棚の前に客が入ってきて立ち読みを始めた。
客が邪魔で、本が探せない。
他の本を見てからその棚の前に戻ると、棚の前の立ち読み客が2人に増えている。
客の左右から隙間からチラチラ見たが、結局探していた本はなかった。
ヤツらがいなければすぐに探し終えたのに…。
本屋から出て自転車置き場に行くと、僕の自転車の後ろに他の自転車が停められていて、出しづらい。
しかも、僕の自転車のとこだけが混んでいて、他はまばらなのだ。
本屋に入る前は全体的に混んでいたのだが、なぜ僕のとこだけ詰まったままなんだろう?
その後、別の店で買い物をした。
レジに並ぼうとすると、レジが混んでいる。
店内をもう一周してまたレジに向かうと、さっきより混んでいる。
もう一周しても長引くだけなので、仕方なく並ぶ。
僕の前に5人、後ろに3人が並んだ。
レジはもう一つあるのだが、そちらは休止中になっている。
もう一人店員来ないかな〜と思ってる内に、僕の前はおばさん2人になった。
その時、もう一人店員が来た。
「こちらへどうぞ」
もう一つのレジが開いたが、僕の横にはレジ横の陳列棚があって、一歩下がらないと隣のレジに行けなかった。
後ろには並んでいるので、僕は下がれない。
僕の後ろに並んでいた若い女性3人が、隣りのレジに並んでしまった。
僕は待ち続ける事になった。
僕の前のおばさん2人は、買い物の量が多かったので会計が長い。
隣りのレジは早い。
若い女性3人はそれを見越して隣りに移ったのだろう。
僕の番がきた。
隣りのレジも最後のひとりになっていた。
隣りの若い女性は、僕が並んだ時間の3分の1も並んでいない。
僕が会計を済ませて、商品をカゴから袋に移すために台に乗せようとする直前で、隣りのレジで会計を済ませた女性がカゴを台に置いた。
その横の台も塞がっている。
レジ横の台は、若い女性に占拠されていた。
僕はレジから一番遠い奥の台まで、カゴを持って行かなければならなかった。
カゴから袋に商品を移していると、レジにはもう客はいなかった。
手の空いたレジのおばちゃん二人が、楽しそうに話している。
何で、こうも間が悪いのか?
レジに並ぶのを遅らせた事が、こんなにも長引いてしまうとは。
しかも、もう少し遅らせていれば、僕は隣のレジに行けたのだ。
これが、人生。
僕の人生はこういう事ばかり起こる。
たまには、楽しいとか運がいいとか思いたい。
何かいい事ないのかな?
あった!
そういえばこの前、駅で1円拾ったんだった。
僕が切符買おうとすると1円を落とした人がいたので、拾って渡してあげようと思ったら、拾ってる間に落とした人はいなくなっていた。
ラッシュ時でたくさん人が歩いていて、「1円落とした人いませんか〜?」とも聞けない。
1円儲けた。
1円拾わなくていいから、他で間が良くなりたい。
欲しい本の出版社が並んでいる棚を見付けたが、ちょうど棚の前に客が入ってきて立ち読みを始めた。
客が邪魔で、本が探せない。
他の本を見てからその棚の前に戻ると、棚の前の立ち読み客が2人に増えている。
客の左右から隙間からチラチラ見たが、結局探していた本はなかった。
ヤツらがいなければすぐに探し終えたのに…。
本屋から出て自転車置き場に行くと、僕の自転車の後ろに他の自転車が停められていて、出しづらい。
しかも、僕の自転車のとこだけが混んでいて、他はまばらなのだ。
本屋に入る前は全体的に混んでいたのだが、なぜ僕のとこだけ詰まったままなんだろう?
その後、別の店で買い物をした。
レジに並ぼうとすると、レジが混んでいる。
店内をもう一周してまたレジに向かうと、さっきより混んでいる。
もう一周しても長引くだけなので、仕方なく並ぶ。
僕の前に5人、後ろに3人が並んだ。
レジはもう一つあるのだが、そちらは休止中になっている。
もう一人店員来ないかな〜と思ってる内に、僕の前はおばさん2人になった。
その時、もう一人店員が来た。
「こちらへどうぞ」
もう一つのレジが開いたが、僕の横にはレジ横の陳列棚があって、一歩下がらないと隣のレジに行けなかった。
後ろには並んでいるので、僕は下がれない。
僕の後ろに並んでいた若い女性3人が、隣りのレジに並んでしまった。
僕は待ち続ける事になった。
僕の前のおばさん2人は、買い物の量が多かったので会計が長い。
隣りのレジは早い。
若い女性3人はそれを見越して隣りに移ったのだろう。
僕の番がきた。
隣りのレジも最後のひとりになっていた。
隣りの若い女性は、僕が並んだ時間の3分の1も並んでいない。
僕が会計を済ませて、商品をカゴから袋に移すために台に乗せようとする直前で、隣りのレジで会計を済ませた女性がカゴを台に置いた。
その横の台も塞がっている。
レジ横の台は、若い女性に占拠されていた。
僕はレジから一番遠い奥の台まで、カゴを持って行かなければならなかった。
カゴから袋に商品を移していると、レジにはもう客はいなかった。
手の空いたレジのおばちゃん二人が、楽しそうに話している。
何で、こうも間が悪いのか?
レジに並ぶのを遅らせた事が、こんなにも長引いてしまうとは。
しかも、もう少し遅らせていれば、僕は隣のレジに行けたのだ。
これが、人生。
僕の人生はこういう事ばかり起こる。
たまには、楽しいとか運がいいとか思いたい。
何かいい事ないのかな?
あった!
そういえばこの前、駅で1円拾ったんだった。
僕が切符買おうとすると1円を落とした人がいたので、拾って渡してあげようと思ったら、拾ってる間に落とした人はいなくなっていた。
ラッシュ時でたくさん人が歩いていて、「1円落とした人いませんか〜?」とも聞けない。
1円儲けた。
1円拾わなくていいから、他で間が良くなりたい。
2007年02月21日
どろろ
日曜に友人二人と映画『どろろ』を観に行った。
仕事中だったが、5時間ほど抜け出させてもらった。
当初は前の週に観に行く予定だった。
だが映画当日、友人の一人が二日酔いで、延期になった。
(まったく〜、肝心な時に酔ってちゃ困るな〜)
酔っていては、映画どころではない。
そして日曜日。
この日は都内では東京マラソンが開催されていたが、朝から冷たい雨が降っていた。
朝9時半、僕は仕事場から、友人二人は柏から池袋に集合して、映画館へ直行。
上映は10時から。
映画館の前に並ぶが、映画館がなかなか開かない。
「もう10時になっちゃうよ〜」
9時45分、映画館が開いた。
どろろは、11時半からの上映になっていた。
「あれ?10時じゃなかったっけ?」
「うん、ネットで調べてたら10時になってたよ」
すぐに携帯でその映画館を検索すると、やはり10時からの上映となっている。
上映時間が変更になったが、ネットの情報は書き換えられてなかったのかもしれない。
「他の映画館でもやってるかもしれない」
雨の中、池袋を歩き回ったが、やはりどろろはその映画館でしか上映してなかった。
なので映画を観る前に、映画館の前のゲームセンターで、友人の一人が以前からやりたかったというガンダムのゲームをやる事にした。
「一人でやるには勇気がいるんだよ」
友人がいう通りそのガンダムのゲームは、コックピット型の筐体に入って三面鏡のようなスクリーンに映し出されたバーチャル世界で遊ぶゲームだった。
3人で開店直後のゲーセンに乗り込み、ガンダムゲームに向かう。
店員の指示で、一人ずつ別の筐体に入り込みゲームスタート。
自分を囲うようなスクリーンに情報が表示される。
『パイロットカードを挿入して下さい』
どうやら、ゲームをやる前にカードを作らなければいけなかったようだ。
僕がコックピットから出ると、友人も出てきた。
「えへへ、カード持ってなかったです」
店員の指示でカードを作り、またコックピットに入り込む。
このゲームはネットに繋がっており、他のゲームセンターで同時刻にプレイしている人たちと、連邦軍VSジオン軍で4対4の対戦ができる。
てっきり、友人と対戦できると思っていたのだが、相手は他のゲーセンの人たちばかりだった。
いよいよゲームスタート。
僕が操るジムが、横歩きをしている。
僕は真っ直ぐ進みたいのだが、操作が難しい。
左右の操縦桿に、トリガーボタンが二つずつ。
さらにアクセルとブレーキペダルを足で操作しなければならない。
ザクに撃たれる。
倒れる僕のジム。
ザクに狙いを定めて僕も撃ち返す。
しかし、僕のジムは弾を撃つことなく空中に跳んでいった。
間違えてジャンプボタンを押したようだ。
どうにか、1機のザクを撃墜。
その後、僕のジムも破壊された。破壊されても、制限時間内ならすぐ復活する。
時間がきて、1ゲーム終了。
(やっと終わった〜)
画面の動きと、自分の予期している動きが全く噛み合わず、僕は少し3D酔いをしてしまった。
車酔いと一緒だ。
コックピットから出ようと思ったら、2ゲーム目が始まった。
500円で2ゲームという事だったらしい。
2ゲーム目。
僕は3D酔いをしている。
(横に動いたら酔うからな。まずは真っ直ぐ…)
真っ直ぐ歩いていたら、正面からザクに撃たれて倒れた。
(くそ〜、僕は横に動けないんだぞ。おのれ、見ておれ…)
僕は目を閉じた。
下手に動き回ると、目も回る。
じっと、時を待つのだ。
(見えるっ!)
目を開けてライフルを撃つが、そこには誰もいなかった。
後ろを向くと、同じ連邦軍のジムがザクにやられている。
(ジャ〜ンプ!)
僕のジムは建物を越えて、上からザクの前に下り立った。
すぐにザクのヒートホークで倒される。
(くそ…3D酔いさえしてなければ、上空からぶった斬ってやったのに)
最後の方は酔いが激しくなり、ジムを動かせなくなった。
目を閉じたまま適当に動かす。
3回も撃墜されて2ゲーム目も終わった。
コックピットから出ると、僕は屈みこんだ。
額には脂汗をかいている。
(吐きそ〜)
3D酔い恐るべし。僕は昔から三半器官が弱いのだ。
友人たちもゲームを終えコックピットから出てきた。
「いや〜、少し酔ったね」
友人たちも酔ったようだが、ひどくはないようだ。
僕はもう、歩けないほどに酔っている。
(映画までに復活できるかな〜?)
映画までは、まだ50分あった。
それまでハンズで買い物。
友人が買い物をしている間、僕はエレベーター前のベンチで休んでいた。
なおも気分は悪くなる。
手足は振るえ、お腹も痛くなってきた。
トイレにいくが、吐くことはできなかった。
上映時間が迫ってきたので、映画館へ。
席に座るが、気分は悪いまま。
(もう吐くしかない!)
僕はトイレに行って、無理やり吐いた。
少しは胃のムカつきが治まったが、映画が始まる直前にまた気分が悪くなってきた。
(マズイな…)
映画が始まった。
大きなスクリーンに映し出された景色がスクロールする。
(うっ!これは、酔う)
僕は目を閉じた。
酔っていては、映画どころではないのだ。
たまに目を開けるが、3秒以上観てられない。
目を閉じても、大きな音量が胃に響く。
(ダメだ…。ここから出ないと…)
僕は席から立つ代わりに、寝た。
なかなか眠れないが、目を閉じて呼吸回数を減らし、無理やり意識を遠退かせる事にしたのだ。
たまに意識が戻って画面を観ると、やっぱり吐きそうになる。
音だけを聞いていよう。
映画の登場キャラの体の一部が戻るたびに、「お〜!おぉあ〜!うおぁ〜」と苦しむ演技が入る。
(それ!僕も吐きそうなの!)
登場人物に共感だ。
どろろの上映時間は2時間半ほど。
僕がやっと画面を観ることが出来たのは、最後の対決シーンだった。
(おお、面白い。この映画けっこう面白いな)
そこで初めて映画を観たと言ってもいいだろう。
そのままエンディングテロップへ。
僕がどろろを観れたのは、最後の20分くらいだけだった。
「思ったより面白かったね」
「けっこう良かったじゃん」
どろろに満足した友人たち。
「妻夫木クン、アクション頑張ってたね」
僕も話を合わす。
映画館から出ると雨は止み、空は晴れ渡っていた。
しかし、僕の気分は晴れ渡らない。
映画の後は池袋でラーメンを食べる予定だったが、僕が食べれないのですぐに解散。
僕は仕事場に戻った。
仕事場に戻ると、仕事場の人たちがどろろの感想を聞いてきた。
「話せば長くなるのですが…。ええ、面白かったですよ。特に最後の20分。DVD買いたいですね(ほとんど観てないから)」
その日は、ずっと吐き気が続いていた。
3日経った今でもまだ、胃の調子が悪い。
仕事中だったが、5時間ほど抜け出させてもらった。
当初は前の週に観に行く予定だった。
だが映画当日、友人の一人が二日酔いで、延期になった。
(まったく〜、肝心な時に酔ってちゃ困るな〜)
酔っていては、映画どころではない。
そして日曜日。
この日は都内では東京マラソンが開催されていたが、朝から冷たい雨が降っていた。
朝9時半、僕は仕事場から、友人二人は柏から池袋に集合して、映画館へ直行。
上映は10時から。
映画館の前に並ぶが、映画館がなかなか開かない。
「もう10時になっちゃうよ〜」
9時45分、映画館が開いた。
どろろは、11時半からの上映になっていた。
「あれ?10時じゃなかったっけ?」
「うん、ネットで調べてたら10時になってたよ」
すぐに携帯でその映画館を検索すると、やはり10時からの上映となっている。
上映時間が変更になったが、ネットの情報は書き換えられてなかったのかもしれない。
「他の映画館でもやってるかもしれない」
雨の中、池袋を歩き回ったが、やはりどろろはその映画館でしか上映してなかった。
なので映画を観る前に、映画館の前のゲームセンターで、友人の一人が以前からやりたかったというガンダムのゲームをやる事にした。
「一人でやるには勇気がいるんだよ」
友人がいう通りそのガンダムのゲームは、コックピット型の筐体に入って三面鏡のようなスクリーンに映し出されたバーチャル世界で遊ぶゲームだった。
3人で開店直後のゲーセンに乗り込み、ガンダムゲームに向かう。
店員の指示で、一人ずつ別の筐体に入り込みゲームスタート。
自分を囲うようなスクリーンに情報が表示される。
『パイロットカードを挿入して下さい』
どうやら、ゲームをやる前にカードを作らなければいけなかったようだ。
僕がコックピットから出ると、友人も出てきた。
「えへへ、カード持ってなかったです」
店員の指示でカードを作り、またコックピットに入り込む。
このゲームはネットに繋がっており、他のゲームセンターで同時刻にプレイしている人たちと、連邦軍VSジオン軍で4対4の対戦ができる。
てっきり、友人と対戦できると思っていたのだが、相手は他のゲーセンの人たちばかりだった。
いよいよゲームスタート。
僕が操るジムが、横歩きをしている。
僕は真っ直ぐ進みたいのだが、操作が難しい。
左右の操縦桿に、トリガーボタンが二つずつ。
さらにアクセルとブレーキペダルを足で操作しなければならない。
ザクに撃たれる。
倒れる僕のジム。
ザクに狙いを定めて僕も撃ち返す。
しかし、僕のジムは弾を撃つことなく空中に跳んでいった。
間違えてジャンプボタンを押したようだ。
どうにか、1機のザクを撃墜。
その後、僕のジムも破壊された。破壊されても、制限時間内ならすぐ復活する。
時間がきて、1ゲーム終了。
(やっと終わった〜)
画面の動きと、自分の予期している動きが全く噛み合わず、僕は少し3D酔いをしてしまった。
車酔いと一緒だ。
コックピットから出ようと思ったら、2ゲーム目が始まった。
500円で2ゲームという事だったらしい。
2ゲーム目。
僕は3D酔いをしている。
(横に動いたら酔うからな。まずは真っ直ぐ…)
真っ直ぐ歩いていたら、正面からザクに撃たれて倒れた。
(くそ〜、僕は横に動けないんだぞ。おのれ、見ておれ…)
僕は目を閉じた。
下手に動き回ると、目も回る。
じっと、時を待つのだ。
(見えるっ!)
目を開けてライフルを撃つが、そこには誰もいなかった。
後ろを向くと、同じ連邦軍のジムがザクにやられている。
(ジャ〜ンプ!)
僕のジムは建物を越えて、上からザクの前に下り立った。
すぐにザクのヒートホークで倒される。
(くそ…3D酔いさえしてなければ、上空からぶった斬ってやったのに)
最後の方は酔いが激しくなり、ジムを動かせなくなった。
目を閉じたまま適当に動かす。
3回も撃墜されて2ゲーム目も終わった。
コックピットから出ると、僕は屈みこんだ。
額には脂汗をかいている。
(吐きそ〜)
3D酔い恐るべし。僕は昔から三半器官が弱いのだ。
友人たちもゲームを終えコックピットから出てきた。
「いや〜、少し酔ったね」
友人たちも酔ったようだが、ひどくはないようだ。
僕はもう、歩けないほどに酔っている。
(映画までに復活できるかな〜?)
映画までは、まだ50分あった。
それまでハンズで買い物。
友人が買い物をしている間、僕はエレベーター前のベンチで休んでいた。
なおも気分は悪くなる。
手足は振るえ、お腹も痛くなってきた。
トイレにいくが、吐くことはできなかった。
上映時間が迫ってきたので、映画館へ。
席に座るが、気分は悪いまま。
(もう吐くしかない!)
僕はトイレに行って、無理やり吐いた。
少しは胃のムカつきが治まったが、映画が始まる直前にまた気分が悪くなってきた。
(マズイな…)
映画が始まった。
大きなスクリーンに映し出された景色がスクロールする。
(うっ!これは、酔う)
僕は目を閉じた。
酔っていては、映画どころではないのだ。
たまに目を開けるが、3秒以上観てられない。
目を閉じても、大きな音量が胃に響く。
(ダメだ…。ここから出ないと…)
僕は席から立つ代わりに、寝た。
なかなか眠れないが、目を閉じて呼吸回数を減らし、無理やり意識を遠退かせる事にしたのだ。
たまに意識が戻って画面を観ると、やっぱり吐きそうになる。
音だけを聞いていよう。
映画の登場キャラの体の一部が戻るたびに、「お〜!おぉあ〜!うおぁ〜」と苦しむ演技が入る。
(それ!僕も吐きそうなの!)
登場人物に共感だ。
どろろの上映時間は2時間半ほど。
僕がやっと画面を観ることが出来たのは、最後の対決シーンだった。
(おお、面白い。この映画けっこう面白いな)
そこで初めて映画を観たと言ってもいいだろう。
そのままエンディングテロップへ。
僕がどろろを観れたのは、最後の20分くらいだけだった。
「思ったより面白かったね」
「けっこう良かったじゃん」
どろろに満足した友人たち。
「妻夫木クン、アクション頑張ってたね」
僕も話を合わす。
映画館から出ると雨は止み、空は晴れ渡っていた。
しかし、僕の気分は晴れ渡らない。
映画の後は池袋でラーメンを食べる予定だったが、僕が食べれないのですぐに解散。
僕は仕事場に戻った。
仕事場に戻ると、仕事場の人たちがどろろの感想を聞いてきた。
「話せば長くなるのですが…。ええ、面白かったですよ。特に最後の20分。DVD買いたいですね(ほとんど観てないから)」
その日は、ずっと吐き気が続いていた。
3日経った今でもまだ、胃の調子が悪い。
2006年12月08日
乗るには乗れたが…
ショッピングセンター内にあるゲーセン横を通った。
ゲーセンには、子供が遊ぶ車の乗り物があった。
お金を入れると、数分間揺れ動くアレだ。
車の形はワンボックスカータイプ。屋根付きで雰囲気が良い。
見ると、車の中に大きな人影が二つ。
子供ではない。二十歳前後の若者が乗り込んでいる。
後部座席に一人、運転席に一人だ。
どちらも体は大きい。車内の幅いっぱいだ。
パーマがかった髪型の運転席の若者が言った。
「ヤベ、挟まって降りれねェわ」
彼は半身になって座席から身体を抜こうとするが、ハンドルが邪魔で余計に挟まっている。
「お前が出ないとオレも出れね〜じゃん」
後部座席の帽子を被った若者も、屋根ギリギリで頭をすくめて動けなくなっている。
運転席の横に乗り込み口があるので、後部座席にちょこんと座ったまま何もできない。
彼らは、何を思ってそこに乗り込んだのか?
いや、僕もそういう気持ちは分かる。
分かるけど…。
僕は笑いそうになりながら横を通り過ぎていった。
後でまたそこを通ると、若者達は車内からいなくなっていた。
無事に脱出したようだ。
ゲーセンには、子供が遊ぶ車の乗り物があった。
お金を入れると、数分間揺れ動くアレだ。
車の形はワンボックスカータイプ。屋根付きで雰囲気が良い。
見ると、車の中に大きな人影が二つ。
子供ではない。二十歳前後の若者が乗り込んでいる。
後部座席に一人、運転席に一人だ。
どちらも体は大きい。車内の幅いっぱいだ。
パーマがかった髪型の運転席の若者が言った。
「ヤベ、挟まって降りれねェわ」
彼は半身になって座席から身体を抜こうとするが、ハンドルが邪魔で余計に挟まっている。
「お前が出ないとオレも出れね〜じゃん」
後部座席の帽子を被った若者も、屋根ギリギリで頭をすくめて動けなくなっている。
運転席の横に乗り込み口があるので、後部座席にちょこんと座ったまま何もできない。
彼らは、何を思ってそこに乗り込んだのか?
いや、僕もそういう気持ちは分かる。
分かるけど…。
僕は笑いそうになりながら横を通り過ぎていった。
後でまたそこを通ると、若者達は車内からいなくなっていた。
無事に脱出したようだ。
2006年11月30日
電車内の酔いどれ
夜、終電間際の電車での帰宅途中。
車内は混んでいたが、一緒に乗っていた友人H氏が下りる駅で、多くの乗客が降りた。
少し空いた車内、僕のすぐ後ろに、酔った年配のおじさんがドアにもたれ掛かって立っているのに気付いた。
見ると、おじさんはかなり酩酊していて、電車が揺れるたびによろめいている。
むしろ、電車の揺れよりもおじさんは揺れている。
直径80cmほどの円を描くようにステップを踏んで、なんとかドアのところに留まっている感じだ。
まるで酔拳の動きだ。
手にはペットボトルの水を持ち、いとしそうに水を眺めてはキャップを開けて飲んでいる。
見る見る間に水は減っていく。
こぼさないかと見ていたが、おじさんは水をしっかりと手に持ち、大事に飲んでいく。
少し飲んではキャップを閉めて胸元にペットボトルを抱きしめ、それを少し見つめ続けるとまた飲む。
その一連の動作は素早く、なかなかよい動きをしている。
駅が近付いた。
電車は減速を始める。
よろめいていたおじさんはバランスを崩した。
おじさんは一歩脚を踏み出し、のけ反りながら踏みとどまろうとする。
もろ、マトリックスのポーズだ。
しかし、電車は尚も減速を続け、ついにおじさんは半回転しながら減速方向に崩れていった。
僕は、転びゆくおじさんの手首をギリギリ掴んだ。
おじさんの前方に居た人もおじさんを掴もうとしたが、僕が掴んだので掴まなかった。
電車が停まった。
なんとかおじさんは転ばずに済んだ。
おじさんの腕を掴んだまま、2秒ほどの間があった。
おじさんは、自分の腕を見て僕が掴んでいるのに気付き、「すみません」と言った。
おじさんは、またドアのポジションに戻った。
電車が発車する。
おじさんは揺れている。
おじさんの前方に位置する人は、またおじさんが突っ込んでこないかと気になるのか、本を読みながらもチラチラとおじさんを見ている。
おじさんは揺れ続ける。
もしかしたら気分も悪いのかもしれないが、そこまで酩酊して帰れるのは、なんだか幸せそうに思えるのだった。
車内は混んでいたが、一緒に乗っていた友人H氏が下りる駅で、多くの乗客が降りた。
少し空いた車内、僕のすぐ後ろに、酔った年配のおじさんがドアにもたれ掛かって立っているのに気付いた。
見ると、おじさんはかなり酩酊していて、電車が揺れるたびによろめいている。
むしろ、電車の揺れよりもおじさんは揺れている。
直径80cmほどの円を描くようにステップを踏んで、なんとかドアのところに留まっている感じだ。
まるで酔拳の動きだ。
手にはペットボトルの水を持ち、いとしそうに水を眺めてはキャップを開けて飲んでいる。
見る見る間に水は減っていく。
こぼさないかと見ていたが、おじさんは水をしっかりと手に持ち、大事に飲んでいく。
少し飲んではキャップを閉めて胸元にペットボトルを抱きしめ、それを少し見つめ続けるとまた飲む。
その一連の動作は素早く、なかなかよい動きをしている。
駅が近付いた。
電車は減速を始める。
よろめいていたおじさんはバランスを崩した。
おじさんは一歩脚を踏み出し、のけ反りながら踏みとどまろうとする。
もろ、マトリックスのポーズだ。
しかし、電車は尚も減速を続け、ついにおじさんは半回転しながら減速方向に崩れていった。
僕は、転びゆくおじさんの手首をギリギリ掴んだ。
おじさんの前方に居た人もおじさんを掴もうとしたが、僕が掴んだので掴まなかった。
電車が停まった。
なんとかおじさんは転ばずに済んだ。
おじさんの腕を掴んだまま、2秒ほどの間があった。
おじさんは、自分の腕を見て僕が掴んでいるのに気付き、「すみません」と言った。
おじさんは、またドアのポジションに戻った。
電車が発車する。
おじさんは揺れている。
おじさんの前方に位置する人は、またおじさんが突っ込んでこないかと気になるのか、本を読みながらもチラチラとおじさんを見ている。
おじさんは揺れ続ける。
もしかしたら気分も悪いのかもしれないが、そこまで酩酊して帰れるのは、なんだか幸せそうに思えるのだった。
2006年10月15日
100人に1人
ビックカメラに、「100人に1人レシートに当たりが出たらタダ」というキャンペーンが年に数回ある。
少し前の夏のキャンペーン期間中のことだ。
僕は今までに、このキャンペーン中にビックカメラで計50回ほど買い物をしているので、そろそろ当たる気がしていた。
友人のたっつぁんが引越した時に、僕と他の友人二人が買い物を頼まれて、ビックカメラで買い物をした。
まずは1万円のラジカセを買ったのだが、10%のポイント千円分を無駄にするのももったいないので、僕のビックカメラのポイントカードにポイントをつけてもらった。
僕は買い物のお駄賃代わりに、千円のポイントをゲットしたわけだ。
次にガスコンロとポットを買った。これもたっつぁんの商品だ。
占めて1万8千円ほど。
これのポイント10%分も僕のポイントカードに入れてしまえば、1000+1800で、2800円分のポイントになる。
僕は、こりゃあ割のいい買い物だとばかりに、自分のポイントカードをレジに出した。
レジに2万円出すと、店員のお姉さんがアッと言って、お釣りではなくその2万円が戻ってきた。
「当たりです」
レジのお姉さんがそう言った。
同時に、他の店員さんも、カラン、カラン、カラ〜ンと鐘を鳴らし、
「おめでとうございま〜す」
と祝福してくれた。
ついに当たった。このキャンペーンで当たった。
今まで、僕の目の前、僕のすぐ後ろ、僕のすぐ横と、当たった人を見てきたが、ついに僕にも当たりがきたのだ。
……でも、待てよ?
この買い物はたっつぁんの買い物であって、僕の買い物ではない。
僕はいっさい得をしていない。
むしろタダになったので、1800円分のポイントが入らないということだ。
なんということか…。
小賢しく小ズルい心で自分のポイントを増やそうとしていた罰が当たったのではないか。
一緒に買い物をしていた他の友人二人も、当たったのがたっつぁんなので、たいして嬉しそうな顔をしていない。
商品を受け取りながら僕は考えていた。
100回買い物をする前に当たりが来たのは運が良かったと言える。
しかし、僕の買い物ではない。
ここで僕のポイントカードを使ったことで、僕はキャンペーンに当たった人としてコンピュータに記録が残り、次からは僕はまた100回近く買い物をしないと、当たることはないのではないか。
同じ人が立て続けに当たらないように、そういうシステムがあるのではないかと疑ってしまう。
単に、僕は100分の1を当てたので、また100回近く買わないと運が回ってこないというだけなのだが…。
ホントにこの日は当たる予感がしていたので(このキャンペーン期間中はいつも当たる予感してるが)、予感通りだったと言える。
まぁ僕の運はたっつぁんに吸われたのだ。
そして夏は終わっていた。
僕の良い予感はもう湧いてこない…。
少し前の夏のキャンペーン期間中のことだ。
僕は今までに、このキャンペーン中にビックカメラで計50回ほど買い物をしているので、そろそろ当たる気がしていた。
友人のたっつぁんが引越した時に、僕と他の友人二人が買い物を頼まれて、ビックカメラで買い物をした。
まずは1万円のラジカセを買ったのだが、10%のポイント千円分を無駄にするのももったいないので、僕のビックカメラのポイントカードにポイントをつけてもらった。
僕は買い物のお駄賃代わりに、千円のポイントをゲットしたわけだ。
次にガスコンロとポットを買った。これもたっつぁんの商品だ。
占めて1万8千円ほど。
これのポイント10%分も僕のポイントカードに入れてしまえば、1000+1800で、2800円分のポイントになる。
僕は、こりゃあ割のいい買い物だとばかりに、自分のポイントカードをレジに出した。
レジに2万円出すと、店員のお姉さんがアッと言って、お釣りではなくその2万円が戻ってきた。
「当たりです」
レジのお姉さんがそう言った。
同時に、他の店員さんも、カラン、カラン、カラ〜ンと鐘を鳴らし、
「おめでとうございま〜す」
と祝福してくれた。
ついに当たった。このキャンペーンで当たった。
今まで、僕の目の前、僕のすぐ後ろ、僕のすぐ横と、当たった人を見てきたが、ついに僕にも当たりがきたのだ。
……でも、待てよ?
この買い物はたっつぁんの買い物であって、僕の買い物ではない。
僕はいっさい得をしていない。
むしろタダになったので、1800円分のポイントが入らないということだ。
なんということか…。
小賢しく小ズルい心で自分のポイントを増やそうとしていた罰が当たったのではないか。
一緒に買い物をしていた他の友人二人も、当たったのがたっつぁんなので、たいして嬉しそうな顔をしていない。
商品を受け取りながら僕は考えていた。
100回買い物をする前に当たりが来たのは運が良かったと言える。
しかし、僕の買い物ではない。
ここで僕のポイントカードを使ったことで、僕はキャンペーンに当たった人としてコンピュータに記録が残り、次からは僕はまた100回近く買い物をしないと、当たることはないのではないか。
同じ人が立て続けに当たらないように、そういうシステムがあるのではないかと疑ってしまう。
単に、僕は100分の1を当てたので、また100回近く買わないと運が回ってこないというだけなのだが…。
ホントにこの日は当たる予感がしていたので(このキャンペーン期間中はいつも当たる予感してるが)、予感通りだったと言える。
まぁ僕の運はたっつぁんに吸われたのだ。
そして夏は終わっていた。
僕の良い予感はもう湧いてこない…。
ニックネーム SNJ at 03:09| Comment(2)
| 街角・日常編
2006年10月12日
子供たちの抗争2
僕が通り掛かった時には、それは始まっていた。
スイミングスクールの前で、小学校3、4年ほどの子供たちが、3人と3人に分かれてケンカをしていたのだ。
ケンカと言っても口ゲンカだが。
もちろん僕は聞き耳を立てた。
攻撃側の3人の中で一番体格の大きいヤツが主導権を握っている。
「お前ら、オレがどこの小学校の何て名前なのか知ってるのかよ!」
推測するに、守勢の子の誰かが、悪さをするその体格のいい子のことを小学校に言いつけるとか言ったんだろうか。
「早くオレの名前と小学校を言ってみろよ〜。あと5秒の内に言ってみろよ〜」
そう言いながら、守勢の3人の方へずんずんと歩み寄ってゆく。
守勢の3人の子らは、その歩みに対して引き下がってゆく。
「は〜い、5、4、3、2、1〜。おしま〜い。言えねェじゃね〜かよ〜。ぶっ殺すぞ〜!」
体格のいい子が守勢の3人の方へ走り出した。
「そ〜だ、ぶっ殺すぞ〜!」
攻勢の他の二人の子もそう言って、カバンを振り回しながら襲い掛かっていった。
もちろん、もし殴り合いでも始めれば僕が止めるつもりで聞いている。
攻勢3人の突撃に対して、守勢の3人は植え込みのある60cmほどの高さの花壇に上り、電灯の柱の陰に隠れこむ。
隠れると言っても体は丸見えだが、攻撃側より高く、物陰に隠れられるポジショニング。防衛ラインとしては良い陣地取りだ。
「お前の名前は栗きんとんだ〜」
守勢の中の一人がそう名付けた。
すると、攻撃側の取り巻きタイプのヤツが栗きんとんに乗ってきた。
「何だよ〜、栗きんとんて。オメ〜らなんか栗きんとんになっちゃえよ〜」
体格のいい子も乗ってきた。
「オレ、栗きんとん嫌いだもんね〜。お前らが栗きんとんになったって食べないで捨ててやるよ〜」
「そ〜だそ〜だ、俺も捨てるもんね〜」
体格のいい子と、取り巻き君のナイスコンビネーションだ。
そのケンカを少し離れて横で見ている二人組みの子がいた。
「…あいつら、うるせェよな…」
「…頭わるそ〜だな」
ボソボソとそう呟いている。
なかなかキャラの立った3グループだ。
そこにスイミングスクールの引率のおじさんがやってきた。
「は〜い、そろそろ中に入って〜」
おじさんはケンカの光景を見て、ボソッと話していた二人組みの子に話し掛けた。
「まぁたケンカしてんの?しょうがないなぁ」
スクールの中からおばさんも出てきた。
「早く入りなさ〜い」
攻撃側の3人が、守勢の3人に背を向けてスクールに入っていこうとした時だった。
「へんっ、エロのすけ〜!おめーの名前はエロのすけなんだよ〜!」
守勢の一人が今度はそう名付けた。
「そ〜だそ〜だ!エロのすけ〜!エロのすけ〜!」
守勢のみんなでそう囃し立てる。攻勢に立とうと必死だ。
「何だと〜!誰がエロだよ!お前がエロだろ〜!」
攻撃側だった体格のいい子も振り返って受けてたつ。
守勢側も声を合わせて、よりいっそう騒がしくなる。
「うるせ〜、エ〜ロ、エ〜ロ、エロのすけ〜」
そこでおばさんが言い放った。
「エロはいいから早く入りなさい!もう始まっちゃうわよ」
「…は〜い」
子供たちは全員、スイミングスクールの中に消えていった。
2時間後、またその場所を通り掛かると、スクールバスを待ってる子供たちがいた。
その数、6人。と、女の子二人。
仲が良さそうに話していた。
スイミングスクールの前で、小学校3、4年ほどの子供たちが、3人と3人に分かれてケンカをしていたのだ。
ケンカと言っても口ゲンカだが。
もちろん僕は聞き耳を立てた。
攻撃側の3人の中で一番体格の大きいヤツが主導権を握っている。
「お前ら、オレがどこの小学校の何て名前なのか知ってるのかよ!」
推測するに、守勢の子の誰かが、悪さをするその体格のいい子のことを小学校に言いつけるとか言ったんだろうか。
「早くオレの名前と小学校を言ってみろよ〜。あと5秒の内に言ってみろよ〜」
そう言いながら、守勢の3人の方へずんずんと歩み寄ってゆく。
守勢の3人の子らは、その歩みに対して引き下がってゆく。
「は〜い、5、4、3、2、1〜。おしま〜い。言えねェじゃね〜かよ〜。ぶっ殺すぞ〜!」
体格のいい子が守勢の3人の方へ走り出した。
「そ〜だ、ぶっ殺すぞ〜!」
攻勢の他の二人の子もそう言って、カバンを振り回しながら襲い掛かっていった。
もちろん、もし殴り合いでも始めれば僕が止めるつもりで聞いている。
攻勢3人の突撃に対して、守勢の3人は植え込みのある60cmほどの高さの花壇に上り、電灯の柱の陰に隠れこむ。
隠れると言っても体は丸見えだが、攻撃側より高く、物陰に隠れられるポジショニング。防衛ラインとしては良い陣地取りだ。
「お前の名前は栗きんとんだ〜」
守勢の中の一人がそう名付けた。
すると、攻撃側の取り巻きタイプのヤツが栗きんとんに乗ってきた。
「何だよ〜、栗きんとんて。オメ〜らなんか栗きんとんになっちゃえよ〜」
体格のいい子も乗ってきた。
「オレ、栗きんとん嫌いだもんね〜。お前らが栗きんとんになったって食べないで捨ててやるよ〜」
「そ〜だそ〜だ、俺も捨てるもんね〜」
体格のいい子と、取り巻き君のナイスコンビネーションだ。
そのケンカを少し離れて横で見ている二人組みの子がいた。
「…あいつら、うるせェよな…」
「…頭わるそ〜だな」
ボソボソとそう呟いている。
なかなかキャラの立った3グループだ。
そこにスイミングスクールの引率のおじさんがやってきた。
「は〜い、そろそろ中に入って〜」
おじさんはケンカの光景を見て、ボソッと話していた二人組みの子に話し掛けた。
「まぁたケンカしてんの?しょうがないなぁ」
スクールの中からおばさんも出てきた。
「早く入りなさ〜い」
攻撃側の3人が、守勢の3人に背を向けてスクールに入っていこうとした時だった。
「へんっ、エロのすけ〜!おめーの名前はエロのすけなんだよ〜!」
守勢の一人が今度はそう名付けた。
「そ〜だそ〜だ!エロのすけ〜!エロのすけ〜!」
守勢のみんなでそう囃し立てる。攻勢に立とうと必死だ。
「何だと〜!誰がエロだよ!お前がエロだろ〜!」
攻撃側だった体格のいい子も振り返って受けてたつ。
守勢側も声を合わせて、よりいっそう騒がしくなる。
「うるせ〜、エ〜ロ、エ〜ロ、エロのすけ〜」
そこでおばさんが言い放った。
「エロはいいから早く入りなさい!もう始まっちゃうわよ」
「…は〜い」
子供たちは全員、スイミングスクールの中に消えていった。
2時間後、またその場所を通り掛かると、スクールバスを待ってる子供たちがいた。
その数、6人。と、女の子二人。
仲が良さそうに話していた。
ニックネーム SNJ at 23:46| Comment(2)
| 街角・日常編
2006年09月04日
散歩中の犬
少し前、夏真っ盛りの頃の事だ。
散歩中の犬が、日陰になる道端で伏せて休んでいた。
犬種は小型犬のテリアっぽい長毛種だ。
毛が長いので、暑さもより一層堪えるに違いない。
暑さもあるし歩き疲れたのだろう、伏せたままハアハア息切れしている。
その横で飼い主のおじさんが、散歩のリードを持って所在なさげに佇んでいる。
おじさんはリードをクイッと引っ張る。
紐がピーンと張る。
犬は動かない。
よく見てみると、伏せている犬は前後の足を投げ出して伸ばしている。
横から見るとスーパーマンのポーズ、上から見ると「H」の形で伏せているのだ。
これでは小型犬ながら、最大限の接地面積を作り出しているので、摩擦も最大になり、おじさんが少し引っ張ったくらいじゃ動かない。
接地面積が広いということは、アスファルトへの放熱効果も高いということだ。
日陰のアスファルトは少し冷たいのだろう。
犬は日陰に伏せているが、おじさんの顔には日が当たっている。
これでは、おじさんは暑いはずだ。
クイッ、クイッ
おじさんがリードを引く。
リードを見れば、おじさんがこっそり引っ張っているのは分かる。
おじさんは早く行きたいのだ。
犬はチラッとおじさんを見るとまた視線を戻し、前方を見ながらハアハアいっている。
夏の散歩は大変そうだ。
僕はその横を、夏の日差しを浴びながら自転車でゆっくりと通り過ぎていった。
散歩中の犬が、日陰になる道端で伏せて休んでいた。
犬種は小型犬のテリアっぽい長毛種だ。
毛が長いので、暑さもより一層堪えるに違いない。
暑さもあるし歩き疲れたのだろう、伏せたままハアハア息切れしている。
その横で飼い主のおじさんが、散歩のリードを持って所在なさげに佇んでいる。
おじさんはリードをクイッと引っ張る。
紐がピーンと張る。
犬は動かない。
よく見てみると、伏せている犬は前後の足を投げ出して伸ばしている。
横から見るとスーパーマンのポーズ、上から見ると「H」の形で伏せているのだ。
これでは小型犬ながら、最大限の接地面積を作り出しているので、摩擦も最大になり、おじさんが少し引っ張ったくらいじゃ動かない。
接地面積が広いということは、アスファルトへの放熱効果も高いということだ。
日陰のアスファルトは少し冷たいのだろう。
犬は日陰に伏せているが、おじさんの顔には日が当たっている。
これでは、おじさんは暑いはずだ。
クイッ、クイッ
おじさんがリードを引く。
リードを見れば、おじさんがこっそり引っ張っているのは分かる。
おじさんは早く行きたいのだ。
犬はチラッとおじさんを見るとまた視線を戻し、前方を見ながらハアハアいっている。
夏の散歩は大変そうだ。
僕はその横を、夏の日差しを浴びながら自転車でゆっくりと通り過ぎていった。
ニックネーム SNJ at 23:51| Comment(2)
| 街角・日常編
2006年09月03日
隣の電車
電車が駅に停車している。
僕は、その電車内の、ホームとは反対側の開いてない窓の側に立っている。
僕の乗った電車とは、ホームを挟まない側のすぐ隣にも電車が停車している。
僕の乗っている電車とは反対方向の電車だ。
その車内をひとりの女性が歩いていた。
僕が窓から見ている視界の中心にその女性が入ってきた。
その時だった。
女性が急にその場で足踏みを始めた。
僕の目の前、ガラスを2枚挟んだ向こうで、女性がその場で足踏みをしているのだ。
…と思ったら、隣の電車が動き始めたのだった…。
つまり、女性は車内後方に向かって歩いていたのだが、電車が前に動き始めたため、僕の目からは女性がその場で足踏みをしているように見えたのだ。
僕の目で女性を絶対的に見ていたからそういう認識をしたのだが、相対的に見れば何のことはない。
電車が加速するにつれ、女性は少しずつ後ろに下がっていく。僕の目から見てだが。
(頑張れ、あんた後ろに下がってるぞ)
僕の応援も空しく、やがて女性はものすごいスピードで後ろに下がっていった。前に進んでいるはずなのに。
そうこうしている内に、僕の電車も動き出した。
車窓を夏の風景が流れていった。
僕は、その電車内の、ホームとは反対側の開いてない窓の側に立っている。
僕の乗った電車とは、ホームを挟まない側のすぐ隣にも電車が停車している。
僕の乗っている電車とは反対方向の電車だ。
その車内をひとりの女性が歩いていた。
僕が窓から見ている視界の中心にその女性が入ってきた。
その時だった。
女性が急にその場で足踏みを始めた。
僕の目の前、ガラスを2枚挟んだ向こうで、女性がその場で足踏みをしているのだ。
…と思ったら、隣の電車が動き始めたのだった…。
つまり、女性は車内後方に向かって歩いていたのだが、電車が前に動き始めたため、僕の目からは女性がその場で足踏みをしているように見えたのだ。
僕の目で女性を絶対的に見ていたからそういう認識をしたのだが、相対的に見れば何のことはない。
電車が加速するにつれ、女性は少しずつ後ろに下がっていく。僕の目から見てだが。
(頑張れ、あんた後ろに下がってるぞ)
僕の応援も空しく、やがて女性はものすごいスピードで後ろに下がっていった。前に進んでいるはずなのに。
そうこうしている内に、僕の電車も動き出した。
車窓を夏の風景が流れていった。
ニックネーム SNJ at 23:55| Comment(0)
| 街角・日常編
2006年09月03日
電車の中の親子2
夏も終わりが近付く、ある日の朝。
電車に乗ると、席が空いていた。
二人ずつ向かい合って座るボックスタイプの席だ。
ボックス席の窓側にメガネを掛けた母親が座り、その膝上に1歳児を乗せている。
そしてその向かいに6、7歳の女の子が座っていた。
僕は通路側の席に座ることにした。
「すいません、横座っていいですか?」
僕は女の子の隣に座っていいか尋ねた。
「どうぞ」
母親が了解する。
僕が座ろうとすると、
「リュックは上に載せなさい!」
母親がぴしゃりと言い放った。
「あ、すみません、リュック上に載せます」
僕は自分のリュックの事を怒られたのかと思ってそう言ったのだが、母親はこちらを見ていない。
よくよく見ると、6、7歳の娘もリュックを抱えている。
母親は娘を見て言っていたようだ。
「リュック載せましょうか?」
僕はもう一度、その女の子のリュックを網棚に載せるか尋ねたが、女の子も母親も聞いちゃいない。
「……」
僕は無言でリュックを抱えて座席に着き、そのまま寝るつもりで目を閉じた。
電車はまだ停車している。
しばらくすると、僕の膝に打撃が入った。
目を開けると、お婆さんが僕の向かいに座ったとこだった。
何事もなかったので、また目を閉じた。
電車が出発した。
目は閉じているが、意識はあるので物音は聞こえている。
隣の母子の話しが聞こえた。
「おばあちゃん元気だった?」
「うん、元気だったよ」
推測するにどうやら、夏休みで女の子がおばあちゃんの家に泊まりに行っており、母親が1歳児を連れて迎えにきた帰りなのだろう。
僕は少し意識が遠ざかりかけた。
母親が娘に対して何か怒っている。
なかなか厳しい母親のようだ。
娘が何か言う度にぴしゃりと抑え込む。
それでもめげずに娘は話題を変えてはしゃべる。
話の最後は母親がビシッと言って終わる。
「抱っこする〜」
女の子は1歳児を抱っこした。
「ア〜ア〜」
1歳児はグズりだした。
「もう〜、泣かせないでよ」
母親が1歳児を自分の膝の上に戻した。
1歳児は大人しくなった。
その内、女の子がお菓子を取り出して食べ始めたようだ。
すると、母の膝上の1歳児の女の子が、それを見て羨ましくなったのだろう、グズりだした。
「ア〜、ア〜ア」
「だ〜め」
女の子は拒否した。
「アア〜アァ〜ア!」
1歳児は激昂してきた。
「だ〜めッ」
女の子はなおも拒否した
「アアァ〜!ア〜ッ!」
1歳児は泣き出した。
「○×ちゃんはいくつなの?」
「ア〜ッ!」
「O×ちゃんは何歳?」
「アァ〜アッ!」
「○×ちゃんはこれダメなの」
「アアア〜ァ!」
「○×ちゃんは3歳じゃないでしょ?これはダメなの」
「アア〜!アア〜!」
どうやら、女の子はお菓子の対象年齢が3歳以上とかの事を言っているのだろうが、1歳児には通用しない。
母親が懸命にあやしている。
何とか1歳児は大人しくなった。
「あっ」
女の子は、お菓子のゴミを床に落としてしまったようだ。
女の子はゴミを拾おうとしたが、
「後にしなさい」
母親に怒られた。
僕は、その間ずっと目を閉じていたのだが、やがて意識を失った。
ふと気付くと、何かが足に当たっている。
また向かいのお婆さんの打撃かと思って薄目を開けると、女の子が座席の下に潜り込もうとしていた。
「ああ〜、向こうにいっちゃった〜」
ゴミは床を転がっていったのだろう。
「もう〜、後にしなさい」
母親に怒られた。
女の子は座席の下から出てきて席に座ると、前傾姿勢になり、向かいの1歳児の足に頬ずりを始めた。
「○×ちゃ〜ん」
きっと1歳児の事が大好きなのだろう。
僕の中の設定では、女の子はおばあちゃんの家に泊まりに行ってたので、1歳児に会うのが久し振りに違いない。
凛々しい顔立ちの女の子だ。きっと親元を離れて泊まりに行って成長したのに違いない。
「○×ちゃ〜ん、あったか〜い」
何度も足に頬ずりしては、1歳児を撫でたりしている。
「ちょっと抱っこしてて」
母親は荷物を開けるために、1歳児を女の子に渡した。
また女の子は1歳児の抱っこを試みた。
頬ずりの成果だろうか、今度は1歳児はグズらなかった。
「あったか〜い、あったかいよ〜」
クーラーの効いた車内だ。子供には寒いのだろう。
「ママ〜、○×ちゃんあったかいよ〜」
女の子は不器用な抱き方で抱っこしていた。
1歳児はもう泣かない。
電車は駅に停車した。
僕はそんな光景を最後に横目でチラッと見ると、駅に降り立った。
駅の喧騒と、まだ衰えぬ夏の暑さが僕の身体を包んだ。
電車に乗ると、席が空いていた。
二人ずつ向かい合って座るボックスタイプの席だ。
ボックス席の窓側にメガネを掛けた母親が座り、その膝上に1歳児を乗せている。
そしてその向かいに6、7歳の女の子が座っていた。
僕は通路側の席に座ることにした。
「すいません、横座っていいですか?」
僕は女の子の隣に座っていいか尋ねた。
「どうぞ」
母親が了解する。
僕が座ろうとすると、
「リュックは上に載せなさい!」
母親がぴしゃりと言い放った。
「あ、すみません、リュック上に載せます」
僕は自分のリュックの事を怒られたのかと思ってそう言ったのだが、母親はこちらを見ていない。
よくよく見ると、6、7歳の娘もリュックを抱えている。
母親は娘を見て言っていたようだ。
「リュック載せましょうか?」
僕はもう一度、その女の子のリュックを網棚に載せるか尋ねたが、女の子も母親も聞いちゃいない。
「……」
僕は無言でリュックを抱えて座席に着き、そのまま寝るつもりで目を閉じた。
電車はまだ停車している。
しばらくすると、僕の膝に打撃が入った。
目を開けると、お婆さんが僕の向かいに座ったとこだった。
何事もなかったので、また目を閉じた。
電車が出発した。
目は閉じているが、意識はあるので物音は聞こえている。
隣の母子の話しが聞こえた。
「おばあちゃん元気だった?」
「うん、元気だったよ」
推測するにどうやら、夏休みで女の子がおばあちゃんの家に泊まりに行っており、母親が1歳児を連れて迎えにきた帰りなのだろう。
僕は少し意識が遠ざかりかけた。
母親が娘に対して何か怒っている。
なかなか厳しい母親のようだ。
娘が何か言う度にぴしゃりと抑え込む。
それでもめげずに娘は話題を変えてはしゃべる。
話の最後は母親がビシッと言って終わる。
「抱っこする〜」
女の子は1歳児を抱っこした。
「ア〜ア〜」
1歳児はグズりだした。
「もう〜、泣かせないでよ」
母親が1歳児を自分の膝の上に戻した。
1歳児は大人しくなった。
その内、女の子がお菓子を取り出して食べ始めたようだ。
すると、母の膝上の1歳児の女の子が、それを見て羨ましくなったのだろう、グズりだした。
「ア〜、ア〜ア」
「だ〜め」
女の子は拒否した。
「アア〜アァ〜ア!」
1歳児は激昂してきた。
「だ〜めッ」
女の子はなおも拒否した
「アアァ〜!ア〜ッ!」
1歳児は泣き出した。
「○×ちゃんはいくつなの?」
「ア〜ッ!」
「O×ちゃんは何歳?」
「アァ〜アッ!」
「○×ちゃんはこれダメなの」
「アアア〜ァ!」
「○×ちゃんは3歳じゃないでしょ?これはダメなの」
「アア〜!アア〜!」
どうやら、女の子はお菓子の対象年齢が3歳以上とかの事を言っているのだろうが、1歳児には通用しない。
母親が懸命にあやしている。
何とか1歳児は大人しくなった。
「あっ」
女の子は、お菓子のゴミを床に落としてしまったようだ。
女の子はゴミを拾おうとしたが、
「後にしなさい」
母親に怒られた。
僕は、その間ずっと目を閉じていたのだが、やがて意識を失った。
ふと気付くと、何かが足に当たっている。
また向かいのお婆さんの打撃かと思って薄目を開けると、女の子が座席の下に潜り込もうとしていた。
「ああ〜、向こうにいっちゃった〜」
ゴミは床を転がっていったのだろう。
「もう〜、後にしなさい」
母親に怒られた。
女の子は座席の下から出てきて席に座ると、前傾姿勢になり、向かいの1歳児の足に頬ずりを始めた。
「○×ちゃ〜ん」
きっと1歳児の事が大好きなのだろう。
僕の中の設定では、女の子はおばあちゃんの家に泊まりに行ってたので、1歳児に会うのが久し振りに違いない。
凛々しい顔立ちの女の子だ。きっと親元を離れて泊まりに行って成長したのに違いない。
「○×ちゃ〜ん、あったか〜い」
何度も足に頬ずりしては、1歳児を撫でたりしている。
「ちょっと抱っこしてて」
母親は荷物を開けるために、1歳児を女の子に渡した。
また女の子は1歳児の抱っこを試みた。
頬ずりの成果だろうか、今度は1歳児はグズらなかった。
「あったか〜い、あったかいよ〜」
クーラーの効いた車内だ。子供には寒いのだろう。
「ママ〜、○×ちゃんあったかいよ〜」
女の子は不器用な抱き方で抱っこしていた。
1歳児はもう泣かない。
電車は駅に停車した。
僕はそんな光景を最後に横目でチラッと見ると、駅に降り立った。
駅の喧騒と、まだ衰えぬ夏の暑さが僕の身体を包んだ。
ニックネーム SNJ at 03:38| Comment(2)
| 街角・日常編
2006年08月30日
電車の中の親子
電車の中に、乳母車に乗った1歳児と、その兄貴5歳くらい、そして母親がいた。
1歳児は、ハッピーターンだか、ばかうけのような形のお菓子を両手に握って食べている。乳児用のお菓子だろう。
メガネをかけた兄貴5歳は、手擦りに掴まって行儀が良い。
1歳児は、両手でがっつりとお菓子を掴み、寄り目でそれを見つめてニンマリしている。
兄貴5歳は、まじめな顔で窓の外を見ている。
1歳児は、両手で握ったお菓子を口に持っていってかじった。
もしゃもしゃと食べながら、美味しかったのかとても嬉しそうな顔をしている。
メガネの兄貴は、まじめな顔をしている。
1歳児はどんどんと食べる。
メガネは手擦りに掴まって、時折、体を横に傾けて手擦りを軸に回ったりしているが、窓の外を見ている。
1歳児は、お菓子を食べ終わった。
満腹になったのだろう、満足気な顔をしている。
1歳児は、自分の手を見つめた。
そして、もうお菓子のなくなった手を、にぎにぎした。
1歳児の顔が、見る見る内に悲しい顔になっていく。
「ア〜ァ!」
乳母車の横に立っていた母親が、すぐに1歳児の手をティッシュで拭いてあげた。
べたつきが取れて1歳児は嬉しそうな顔をした。
まじめメガネの兄貴はそれを横目で見つつ、また窓の外に視線を戻した。
一部始終を見届けると、僕も視線を窓の外に向けた。
電車は、車窓もいいけど、車内もいい。
1歳児は、ハッピーターンだか、ばかうけのような形のお菓子を両手に握って食べている。乳児用のお菓子だろう。
メガネをかけた兄貴5歳は、手擦りに掴まって行儀が良い。
1歳児は、両手でがっつりとお菓子を掴み、寄り目でそれを見つめてニンマリしている。
兄貴5歳は、まじめな顔で窓の外を見ている。
1歳児は、両手で握ったお菓子を口に持っていってかじった。
もしゃもしゃと食べながら、美味しかったのかとても嬉しそうな顔をしている。
メガネの兄貴は、まじめな顔をしている。
1歳児はどんどんと食べる。
メガネは手擦りに掴まって、時折、体を横に傾けて手擦りを軸に回ったりしているが、窓の外を見ている。
1歳児は、お菓子を食べ終わった。
満腹になったのだろう、満足気な顔をしている。
1歳児は、自分の手を見つめた。
そして、もうお菓子のなくなった手を、にぎにぎした。
1歳児の顔が、見る見る内に悲しい顔になっていく。
「ア〜ァ!」
乳母車の横に立っていた母親が、すぐに1歳児の手をティッシュで拭いてあげた。
べたつきが取れて1歳児は嬉しそうな顔をした。
まじめメガネの兄貴はそれを横目で見つつ、また窓の外に視線を戻した。
一部始終を見届けると、僕も視線を窓の外に向けた。
電車は、車窓もいいけど、車内もいい。
ニックネーム SNJ at 01:53| Comment(4)
| 街角・日常編
2006年08月21日
夜道のムシ
夜道を自転車で走っていると、前方に何やら黒いモノがあった。
通り過ぎ様に、チラッと見てみた。
(あっ、クワガタだ!)
慌てて急ブレーキをかけて停止し、自転車を降りてバックしてそのクワガタに近付いた。
近付いても逃げない。
(轢かれて死んでいるのかな?)
そう思いながらよく見ると、それはヤツだった。
(またオマエか!!)
それはクワガタではなく、ゴッキーだった。
7月の日記でよく話題にしていた、ゴキブリ君だった。
僕が近付いたのに、逃げることもなくその場に留まっている。
音を立てて脅かすと、草むらに逃げ込んでいった。
(まったく…うっかり轢いてしまうとこだったぜ…)
とりあえず、ゴキブリを轢かなかったことに安堵する。
(がっかりさせやがって…)
それがクワガタでなかったことに少し落胆する。
例えクワガタであっても、特に持って帰ることはなかったのだが、そこで出会ったのがクワガタだったなら、轢かれないように木にとまらせたりして気分良く帰れたのだ。
僕はゴキブリの逃げ込んだ草むらを一瞥すると、自転車に跨ってまた走り出した。
通り過ぎ様に、チラッと見てみた。
(あっ、クワガタだ!)
慌てて急ブレーキをかけて停止し、自転車を降りてバックしてそのクワガタに近付いた。
近付いても逃げない。
(轢かれて死んでいるのかな?)
そう思いながらよく見ると、それはヤツだった。
(またオマエか!!)
それはクワガタではなく、ゴッキーだった。
7月の日記でよく話題にしていた、ゴキブリ君だった。
僕が近付いたのに、逃げることもなくその場に留まっている。
音を立てて脅かすと、草むらに逃げ込んでいった。
(まったく…うっかり轢いてしまうとこだったぜ…)
とりあえず、ゴキブリを轢かなかったことに安堵する。
(がっかりさせやがって…)
それがクワガタでなかったことに少し落胆する。
例えクワガタであっても、特に持って帰ることはなかったのだが、そこで出会ったのがクワガタだったなら、轢かれないように木にとまらせたりして気分良く帰れたのだ。
僕はゴキブリの逃げ込んだ草むらを一瞥すると、自転車に跨ってまた走り出した。
ニックネーム SNJ at 23:59| Comment(2)
| 街角・日常編
2006年07月28日
ハトが往く
今日はこんなシーンを見掛けた。
子供がマンション横の道を歩いていた。小学校4、5年ほどであろうか。
子供が歩いている前方に、ハトが空から舞い降り立った。
ハトは道を歩き始めた。
子供がハトを見た。
子供が石を拾った。
子供がハトに石を投げつけた。
外れた。
子供がまた石を拾った。
子供がまた投げた。
外れた。
子供はまた石を拾った。
子供は憎々しげな顔でハトを見る。
子供は力一杯投げつけた。
外れた。
ハトは少し早歩きになった。
子供の攻撃意思を察知したのだろうか。
石の大きさは、遠めに見て見えるほどで、当たったらけっこう痛いはずだ。
子供は向こうに歩いていった。
向こうで石を拾ってまた戻ってきた。
もちろん、また投げつけた。
外れた。
ハトは遠ざかっていった。
子供も向こうに歩いていった。
諦めきれないのか、チラチラとハトを振り返る。
憎たらしいツラのガキだぜ!
「テメェに石を投げつけてやろうか!?」
そう言いたかったが、…やめた…。
そうして少年は狩人になってゆくんだ。
子供がマンション横の道を歩いていた。小学校4、5年ほどであろうか。
子供が歩いている前方に、ハトが空から舞い降り立った。
ハトは道を歩き始めた。
子供がハトを見た。
子供が石を拾った。
子供がハトに石を投げつけた。
外れた。
子供がまた石を拾った。
子供がまた投げた。
外れた。
子供はまた石を拾った。
子供は憎々しげな顔でハトを見る。
子供は力一杯投げつけた。
外れた。
ハトは少し早歩きになった。
子供の攻撃意思を察知したのだろうか。
石の大きさは、遠めに見て見えるほどで、当たったらけっこう痛いはずだ。
子供は向こうに歩いていった。
向こうで石を拾ってまた戻ってきた。
もちろん、また投げつけた。
外れた。
ハトは遠ざかっていった。
子供も向こうに歩いていった。
諦めきれないのか、チラチラとハトを振り返る。
憎たらしいツラのガキだぜ!
「テメェに石を投げつけてやろうか!?」
そう言いたかったが、…やめた…。
そうして少年は狩人になってゆくんだ。
ニックネーム SNJ at 23:58| Comment(0)
| 街角・日常編
2006年07月27日
子供たちの抗争
昼日中、街には子供が溢れている。
夏休みだ、今は。
僕がとある道を自転車で走っていると、行く手に子供たちが言い争っているのが見えた。
「なんなんだよぅ!お前、仲間連れてきやがって!」
「バーカ!仲間ったって一人しか連れてきてねェよ」
どうやら、グループ同士で対立してモメているようだ。
細い道のこっち側とあっち側で罵り合っている。
「ビビってんじゃねェよ!」
「バァカ、ビビってんのはお前だろ〜」
見ると、こちら側で怒鳴っているのが4人組み。
あちら側で受けてたっているのが3人だ。
元は二人しかいなくて分が悪いので、3人組みの方が一人の仲間を連れてきたのだろうか。
何で言い争っているのか原因は分からないが、遊び場のテリトリーが被っているのが原因だろう。
4対3では、3人の方が部が悪い。
しかし、言い争っているのは、4人側が二人、3人側は一人だけで、他の子は周りを走り回って遊んでいる。
対立するのも面倒なのだろう。
3人側で一人で受けてたっている子は、犬を連れていた。
クゥ〜ン、フンフンフン、ワフゥ
テリアだかの毛むくじゃらの小型犬だったが、もしかしたら子供のケンカには効果絶大なのかもしれない。
連れてきたのは、仲間一人と一匹で、実は4対4の互角の戦いだったのかもしれない。
「バァカ!」
「お前こそバァカ!」
そんな声を後ろに聞きながら、僕はその場を通り過ぎていった。
そんな夏の日。
夏休みだ、今は。
僕がとある道を自転車で走っていると、行く手に子供たちが言い争っているのが見えた。
「なんなんだよぅ!お前、仲間連れてきやがって!」
「バーカ!仲間ったって一人しか連れてきてねェよ」
どうやら、グループ同士で対立してモメているようだ。
細い道のこっち側とあっち側で罵り合っている。
「ビビってんじゃねェよ!」
「バァカ、ビビってんのはお前だろ〜」
見ると、こちら側で怒鳴っているのが4人組み。
あちら側で受けてたっているのが3人だ。
元は二人しかいなくて分が悪いので、3人組みの方が一人の仲間を連れてきたのだろうか。
何で言い争っているのか原因は分からないが、遊び場のテリトリーが被っているのが原因だろう。
4対3では、3人の方が部が悪い。
しかし、言い争っているのは、4人側が二人、3人側は一人だけで、他の子は周りを走り回って遊んでいる。
対立するのも面倒なのだろう。
3人側で一人で受けてたっている子は、犬を連れていた。
クゥ〜ン、フンフンフン、ワフゥ
テリアだかの毛むくじゃらの小型犬だったが、もしかしたら子供のケンカには効果絶大なのかもしれない。
連れてきたのは、仲間一人と一匹で、実は4対4の互角の戦いだったのかもしれない。
「バァカ!」
「お前こそバァカ!」
そんな声を後ろに聞きながら、僕はその場を通り過ぎていった。
そんな夏の日。
ニックネーム SNJ at 20:59| Comment(3)
| 街角・日常編
2006年06月30日
ゴキブリのうごきぶり
仕事場の寝る部屋にゴキブリが出た。
夜中にこうしてノートパソコンで日記を綴っていると、視野の片隅に素早く動く黒い影が見えた。
ドキッとして目を向けると、かなり大きなゴキブリだった。
洗面所でゴキブリの卵を見付けていたので、親玉がいると思っていたが、そいつが親玉の内の一匹であろう。
寝てる時に顔に向かってきたら嫌なので、ゴキブリホイホイを仕掛けた。
ゴキブリホイホイと言っても、その名称の商品の半分ほどの大きさの小型のモノだ。
仕掛けて3分もしない内に、カサッと音がした。早過ぎる。
ゴキブリホイホイを見ると、大きなゴキブリが半分だけ体を入れて、粘着するのに驚いたのか、外に逃げようとしていた。
ゴキブリハウス内の粘着床は強力だ。
ゴキブリが暴れても逃がさない。
見ていると、その大きなゴキブリは、だんだんと外に出てきている。
なかなか根性のあるゴキブリだ。
僕はその姿を見て、少し可哀相に思えてきた。
4分の3ほど体が出た。
僕は、もしかしたらこのゴキブリは粘着床から逃げ切るんじゃないか、と思った。
ゴキブリは尚も暴れる。
次の瞬間、なんとゴキブリは、ゴキブリホイホイごと歩き出した。少しずつだが歩き出した。
後ろ足を粘着されたまま、上体だけで引っ張って歩いている。
(負けた!)
僕はそいつに負けたと思った。
そいつは10cm以上ゴキブリハウスを引きずったのだ。
完敗を認めた僕は、そいつを外に逃がしてやろうと思って、ゴキブリホイホイに近付いた。
だが、僕が近付くと、そいつは僕の気配を察して隠れてしまった。
(なんてこった!バカ野朗!)
どこに隠れたって?
もちろんゴキブリホイホイの中である。
ゴキブリの習性だろうか、せっかく逃げ切れそうだったハウス内に、自ら舞い戻ってしまったのだ。
ハウス内を覗くと、そいつは完全に粘着床に貼りついていた。
さすがにもう逃げられないだろうが、僕はゴキブリハウスを外に出して置いといた。
もし逃げられるなら逃げればいい。
3時間後、燃えるゴミを出すために外に出てハウス内を見ると、もう動かなくなったそいつがいた。
燃えるゴミ袋にそれを入れながら僕は、大いなるゴキブリの健闘を称え、そして冥福を祈った。
夜中にこうしてノートパソコンで日記を綴っていると、視野の片隅に素早く動く黒い影が見えた。
ドキッとして目を向けると、かなり大きなゴキブリだった。
洗面所でゴキブリの卵を見付けていたので、親玉がいると思っていたが、そいつが親玉の内の一匹であろう。
寝てる時に顔に向かってきたら嫌なので、ゴキブリホイホイを仕掛けた。
ゴキブリホイホイと言っても、その名称の商品の半分ほどの大きさの小型のモノだ。
仕掛けて3分もしない内に、カサッと音がした。早過ぎる。
ゴキブリホイホイを見ると、大きなゴキブリが半分だけ体を入れて、粘着するのに驚いたのか、外に逃げようとしていた。
ゴキブリハウス内の粘着床は強力だ。
ゴキブリが暴れても逃がさない。
見ていると、その大きなゴキブリは、だんだんと外に出てきている。
なかなか根性のあるゴキブリだ。
僕はその姿を見て、少し可哀相に思えてきた。
4分の3ほど体が出た。
僕は、もしかしたらこのゴキブリは粘着床から逃げ切るんじゃないか、と思った。
ゴキブリは尚も暴れる。
次の瞬間、なんとゴキブリは、ゴキブリホイホイごと歩き出した。少しずつだが歩き出した。
後ろ足を粘着されたまま、上体だけで引っ張って歩いている。
(負けた!)
僕はそいつに負けたと思った。
そいつは10cm以上ゴキブリハウスを引きずったのだ。
完敗を認めた僕は、そいつを外に逃がしてやろうと思って、ゴキブリホイホイに近付いた。
だが、僕が近付くと、そいつは僕の気配を察して隠れてしまった。
(なんてこった!バカ野朗!)
どこに隠れたって?
もちろんゴキブリホイホイの中である。
ゴキブリの習性だろうか、せっかく逃げ切れそうだったハウス内に、自ら舞い戻ってしまったのだ。
ハウス内を覗くと、そいつは完全に粘着床に貼りついていた。
さすがにもう逃げられないだろうが、僕はゴキブリハウスを外に出して置いといた。
もし逃げられるなら逃げればいい。
3時間後、燃えるゴミを出すために外に出てハウス内を見ると、もう動かなくなったそいつがいた。
燃えるゴミ袋にそれを入れながら僕は、大いなるゴキブリの健闘を称え、そして冥福を祈った。
ニックネーム SNJ at 23:59| Comment(9)
| 街角・日常編
2006年05月16日
地元の駅にて
四国旅行から戻ると、飲み会が待っていた。
旅行に行った僕と小野君、そして、置き去りにされた浅野君とマナブ君の4人が集まった。
旅行のみやげ話などを肴に飲んだ後、ゲーセンで2対2のエアホッケーをやった。
得点するのはマナブ君だけで、他の3人は何も出来なかった。
あまりにもお粗末だ。酔っ払っていたのだろうか?
UFOキャッチャーもやった。
マナブ君は1800円使って、ピンクの可愛い腕時計を一個GET。狙ってたのは違う時計だった。
僕は500円使ってラジコンカーをGETした。
何の車種か分からない中国製のラジコンだ。電池を5個も使う燃費の悪いラジコンだ。
家で走らせてみると、けっこう速かった。
飲み会の二日後、平日の昼間に地元の駅でマナブ君にばったり出会った。
僕は内心思った。
(しまった!)
別にしまってないのだが、二日前に飲んだばかりなので、何か気まずかった。
マナブ君は僕に気付いていないようだったので、そのままやりすごそうと思ったが、階段で会ったので、すれ違いざまに真横に来る。
それでつい声を掛けてしまった。
「よう、マナブ」
「あっ」
「これから仕事?」
「今日は休みだから買い物に行くんだ」
「そうか、じゃあね〜」
「あぁ」
昔、二人とも失業中だった頃に、平日の昼間にテニスやらキャッチボールやら遊びに行ってた同士だ。
平日の昼間に会うのは、それを思い出してか気まずいものがある。
あっさり別れた。
旅行に行った僕と小野君、そして、置き去りにされた浅野君とマナブ君の4人が集まった。
旅行のみやげ話などを肴に飲んだ後、ゲーセンで2対2のエアホッケーをやった。
得点するのはマナブ君だけで、他の3人は何も出来なかった。
あまりにもお粗末だ。酔っ払っていたのだろうか?
UFOキャッチャーもやった。
マナブ君は1800円使って、ピンクの可愛い腕時計を一個GET。狙ってたのは違う時計だった。
僕は500円使ってラジコンカーをGETした。
何の車種か分からない中国製のラジコンだ。電池を5個も使う燃費の悪いラジコンだ。
家で走らせてみると、けっこう速かった。
飲み会の二日後、平日の昼間に地元の駅でマナブ君にばったり出会った。
僕は内心思った。
(しまった!)
別にしまってないのだが、二日前に飲んだばかりなので、何か気まずかった。
マナブ君は僕に気付いていないようだったので、そのままやりすごそうと思ったが、階段で会ったので、すれ違いざまに真横に来る。
それでつい声を掛けてしまった。
「よう、マナブ」
「あっ」
「これから仕事?」
「今日は休みだから買い物に行くんだ」
「そうか、じゃあね〜」
「あぁ」
昔、二人とも失業中だった頃に、平日の昼間にテニスやらキャッチボールやら遊びに行ってた同士だ。
平日の昼間に会うのは、それを思い出してか気まずいものがある。
あっさり別れた。
2006年05月15日
MURAMASAの復活
去年の12月に壊れた、お気に入りの10.4インチ液晶のノートPC『MURAMASA』を、3月末になってようやくビックカメラに修理に出した。
MURAMASA自体が、ビックカメラ限定モデルの青いヤツなのだ。
4月初めに見積もりの電話が掛かってきて、マザーボードを交換するため、修理代が4万6千円ほどと言われたが、そのまま修理をお願いした。高いが仕方ない。
一ヶ月ほどで修理できるとの事だった。
一ヶ月後…。
僕は、高知県の四万十川のほとりを運転していた。
あまりの景色の素晴らしさに車を停め、四万十川の川原に下りた。
ふと、携帯を見ると、いつの間にかにビックカメラから留守電が入っていた。
留守番センターに問い合わせると、女性の声で、
「こちら、田中様のご携帯でしょうか?
わたくし、ビックカメラの修理担当ワカバヤシと申します。
お預かり致しましたノートパソコンの方が、修理を終えましたのでご連絡させて頂きました。
修理内容がマザーボードの交換ということでしたが、修理代金の方が…」
そこで、留守電の録音が途切れていた。
前置きが長すぎて、録音時間が過ぎてしまったのだろう。
録音設定が30秒くらいになっていたのかな?
僕から、ビックカメラのその番号に折り返し電話してみた。
「はい、ビックカメラでございます」
男性が出た。
さっきの電話の女性は、『若林』だか『中林』と名乗っていたので、「先ほどお電話頂いた田中と申しますが、若林さんだか中林さんにお取次ぎ下さい」と伝えた。
「少々お待ち下さい」
♪ビ〜ックビックビックビックカ〜メラ♪
ビックカメラのテーマが流れる。
「いい品安い!」
音楽の向こうに雑踏や商品の宣伝が聞こえる。
「はい、お待たせいたしております」
元気な女性の声で、そう聞こえたので、僕は先ほど電話をくれた人かと思ってしゃべりだした。
「先ほどお電話を頂いた田中と申し…」
「申し訳ありませんが、もう少々お待ち下さい」
♪ビ〜ックビックビック…♪
録音テープの音声案内だった…。
一方的にしゃべった自分が恥ずかしい。
「はい、お待たせいたしております」
「ああ、先ほど電話を頂いた…」
僕はまたしゃべり始めた。
♪ビ〜ックビックビック…♪
また先走ってしまった…。
そうしてやっと電話に出たのは、最初の男の人だった。
「今、席を外しているようなので、またこちらから掛け直します」
また掛かってくるようなので小野君に運転を代わってもらった。
なかなか電話が掛かってこないまま走っていると、いい景色があったので、また車を停めた。
そこでやっと電話が掛かってきた。これなら僕が運転しててもよかった。
電話をくれた人は、「はい、ビックカメラの渡辺です」と名乗った。しかも男性だ。
「あれ?渡辺さん?若林か中林という名前の方はいらっしゃいませんか?先ほどお電話頂いたのですが。女性の方でしたよ」
「ああ、若林ですね。若林は男です」
「えぇ?男性?さっき電話くれた方は女性でしたが」
「電話はこちらから掛けたのでしょうか?」
「そうです、女性の声で留守電にメッセージが入ってました」
「ああ、では、こちらの手違いですかね。若林は今日は休みです」
「そ、そうですか…」
「どうもすみませんでした」
電話が終わった。
向こうの電話に出る人が変わったりしたせいで、どうも通じなかったようだ。
たぶん、修理担当が若林という人で、電話をくれた女性は連絡担当だったのかもしれない。それで『若林』の名前を使ったのだろう。
旅行から戻ると、自宅に連絡があったらしく、ノートPCは無事に僕の手元に戻ってきた。
マザーボードが交換されたらしいが、ハードディスクは無事だった。
またインストールし直しかと思っていたので、そこは助かった。
しかし、旅行帰りに4万6千円の出費は痛かった…。
MURAMASA自体が、ビックカメラ限定モデルの青いヤツなのだ。
4月初めに見積もりの電話が掛かってきて、マザーボードを交換するため、修理代が4万6千円ほどと言われたが、そのまま修理をお願いした。高いが仕方ない。
一ヶ月ほどで修理できるとの事だった。
一ヶ月後…。
僕は、高知県の四万十川のほとりを運転していた。
あまりの景色の素晴らしさに車を停め、四万十川の川原に下りた。
ふと、携帯を見ると、いつの間にかにビックカメラから留守電が入っていた。
留守番センターに問い合わせると、女性の声で、
「こちら、田中様のご携帯でしょうか?
わたくし、ビックカメラの修理担当ワカバヤシと申します。
お預かり致しましたノートパソコンの方が、修理を終えましたのでご連絡させて頂きました。
修理内容がマザーボードの交換ということでしたが、修理代金の方が…」
そこで、留守電の録音が途切れていた。
前置きが長すぎて、録音時間が過ぎてしまったのだろう。
録音設定が30秒くらいになっていたのかな?
僕から、ビックカメラのその番号に折り返し電話してみた。
「はい、ビックカメラでございます」
男性が出た。
さっきの電話の女性は、『若林』だか『中林』と名乗っていたので、「先ほどお電話頂いた田中と申しますが、若林さんだか中林さんにお取次ぎ下さい」と伝えた。
「少々お待ち下さい」
♪ビ〜ックビックビックビックカ〜メラ♪
ビックカメラのテーマが流れる。
「いい品安い!」
音楽の向こうに雑踏や商品の宣伝が聞こえる。
「はい、お待たせいたしております」
元気な女性の声で、そう聞こえたので、僕は先ほど電話をくれた人かと思ってしゃべりだした。
「先ほどお電話を頂いた田中と申し…」
「申し訳ありませんが、もう少々お待ち下さい」
♪ビ〜ックビックビック…♪
録音テープの音声案内だった…。
一方的にしゃべった自分が恥ずかしい。
「はい、お待たせいたしております」
「ああ、先ほど電話を頂いた…」
僕はまたしゃべり始めた。
♪ビ〜ックビックビック…♪
また先走ってしまった…。
そうしてやっと電話に出たのは、最初の男の人だった。
「今、席を外しているようなので、またこちらから掛け直します」
また掛かってくるようなので小野君に運転を代わってもらった。
なかなか電話が掛かってこないまま走っていると、いい景色があったので、また車を停めた。
そこでやっと電話が掛かってきた。これなら僕が運転しててもよかった。
電話をくれた人は、「はい、ビックカメラの渡辺です」と名乗った。しかも男性だ。
「あれ?渡辺さん?若林か中林という名前の方はいらっしゃいませんか?先ほどお電話頂いたのですが。女性の方でしたよ」
「ああ、若林ですね。若林は男です」
「えぇ?男性?さっき電話くれた方は女性でしたが」
「電話はこちらから掛けたのでしょうか?」
「そうです、女性の声で留守電にメッセージが入ってました」
「ああ、では、こちらの手違いですかね。若林は今日は休みです」
「そ、そうですか…」
「どうもすみませんでした」
電話が終わった。
向こうの電話に出る人が変わったりしたせいで、どうも通じなかったようだ。
たぶん、修理担当が若林という人で、電話をくれた女性は連絡担当だったのかもしれない。それで『若林』の名前を使ったのだろう。
旅行から戻ると、自宅に連絡があったらしく、ノートPCは無事に僕の手元に戻ってきた。
マザーボードが交換されたらしいが、ハードディスクは無事だった。
またインストールし直しかと思っていたので、そこは助かった。
しかし、旅行帰りに4万6千円の出費は痛かった…。
2006年03月27日
果報は寝て待て
今日もビックカメラで「100人に1人、レシートに当たりが出たらタダ!」のキャンペーンを狙って買い物した。
(そろそろ当たってもいい頃だろう。
3回も買い物すれば来るかな?)
そう思って買い物に行った。
僕が品物を持ってレジに行くと、そこのレジは休止中になっていた。
仕方ないので反対側の他のレジに行った。
会計を済ませてさっきのレジの前を通ると、おばさんがレジに陣取って会計をしようとしていた。
店員が走ってきて、レジの休止中の札をどかして会計を始めた。
おばさんパワーでレジをこじ開けたのだ。
カランカランカラ〜ン♪
「おめでとうございま〜す!」
おばさんがタダのレシートを当てた。
僕が休止中の札を無視して陣取っていれば良かった…。
(そろそろ当たってもいい頃だろう。
3回も買い物すれば来るかな?)
そう思って買い物に行った。
僕が品物を持ってレジに行くと、そこのレジは休止中になっていた。
仕方ないので反対側の他のレジに行った。
会計を済ませてさっきのレジの前を通ると、おばさんがレジに陣取って会計をしようとしていた。
店員が走ってきて、レジの休止中の札をどかして会計を始めた。
おばさんパワーでレジをこじ開けたのだ。
カランカランカラ〜ン♪
「おめでとうございま〜す!」
おばさんがタダのレシートを当てた。
僕が休止中の札を無視して陣取っていれば良かった…。
ニックネーム SNJ at 20:40| Comment(2)
| 街角・日常編
2006年03月23日
ライト
車のエンジン音は、アクセルを踏めばエンジンの回転数が上がり、それに伴い音量も音階も上がっていく。
族などは吹かしまくって走っているが、エンジンの音量の割りにはスピードは遅い。
彼らは速さより、音を楽しんでいるようだ。
うるさいエンジン音は嫌だが、実際、僕も高速道路に乗る時には一気に加速する。
その時はエンジン音はうるさいが、音量が上がると共に加速していくのは気分も高揚するし、思いっ切りアクセルを踏み込める数少ない機会なので楽しい。
まぁ、自分の車の加速性能を思い知る事になるのだが…。
(あれ、こんなに力なかったんだっけ?)
ふと、思った。
「回転数が上がると共に、音量も音階も上がっていくのは、自転車のライトも一緒じゃないか?」
思いっ切り漕げば、ウイィィ〜ンとライトも唸りを上げる。
そして、加速もしていく。
スピードと音のハーモニーだ。
そして、風も感じられるのだ。
なんという一体感!
これは気分も高揚するしかないだろう。
まだある。
何よりすごいのは…、
『明るくなる』
という事だ。
さすがはライト!
漕ぐほどに速く、うるさく、明るく、涼しく(寒く)、心拍数も上がるのだ。
こんなに高揚しちゃっていいのか?
まぁ、ライト点けると重くなるから疲れるな…。
と言って、夜に無灯火で走るのは危険だ。
こちらから相手が見えてても、ライトを点けてないと相手から自分が見えなくなる。
最近は、無灯火で走る輩が増えた。
夜道を自転車で走っていると、数m前まで相手の自転車が見えなかったりする。
相手の自転車の背後から車のライトが照らしていると、逆光になって光に溶け込み、2m前でも気付かずにぶつかりそうになる。
「ライト点けろよ!」
と言いたくなるが、言って嫌な顔をされるのも哀しい。
一応、夜道で向こうから車が来た時は、手を目の上にかざして車のライトを遮って前方を見ているが、それでも認識しづらい。
無灯火で走るヤツは自転車に乗る資格はない。ていうか、死ぬ。
族などは吹かしまくって走っているが、エンジンの音量の割りにはスピードは遅い。
彼らは速さより、音を楽しんでいるようだ。
うるさいエンジン音は嫌だが、実際、僕も高速道路に乗る時には一気に加速する。
その時はエンジン音はうるさいが、音量が上がると共に加速していくのは気分も高揚するし、思いっ切りアクセルを踏み込める数少ない機会なので楽しい。
まぁ、自分の車の加速性能を思い知る事になるのだが…。
(あれ、こんなに力なかったんだっけ?)
ふと、思った。
「回転数が上がると共に、音量も音階も上がっていくのは、自転車のライトも一緒じゃないか?」
思いっ切り漕げば、ウイィィ〜ンとライトも唸りを上げる。
そして、加速もしていく。
スピードと音のハーモニーだ。
そして、風も感じられるのだ。
なんという一体感!
これは気分も高揚するしかないだろう。
まだある。
何よりすごいのは…、
『明るくなる』
という事だ。
さすがはライト!
漕ぐほどに速く、うるさく、明るく、涼しく(寒く)、心拍数も上がるのだ。
こんなに高揚しちゃっていいのか?
まぁ、ライト点けると重くなるから疲れるな…。
と言って、夜に無灯火で走るのは危険だ。
こちらから相手が見えてても、ライトを点けてないと相手から自分が見えなくなる。
最近は、無灯火で走る輩が増えた。
夜道を自転車で走っていると、数m前まで相手の自転車が見えなかったりする。
相手の自転車の背後から車のライトが照らしていると、逆光になって光に溶け込み、2m前でも気付かずにぶつかりそうになる。
「ライト点けろよ!」
と言いたくなるが、言って嫌な顔をされるのも哀しい。
一応、夜道で向こうから車が来た時は、手を目の上にかざして車のライトを遮って前方を見ているが、それでも認識しづらい。
無灯火で走るヤツは自転車に乗る資格はない。ていうか、死ぬ。
ニックネーム SNJ at 19:26| Comment(0)
| 街角・日常編
2006年03月08日
街角で
今日は暖かかった。
街を歩いていると、野良猫が僕の横を通り過ぎる。
堂々とした風体で、僕の横スレスレを歩いてゆく。
この辺りのボス猫だろうか。
少し前の事を思い出した。
同じ街角、同じ場所。
一匹の野良猫が佇んでいた。
僕が歩いていくと、その猫がクシャミをした。
飛び散る鼻水。
僕は間一髪で歩みを止めた。
僕の足元に鼻水が垂れている。
鼻水を垂らした猫が僕を見た。
僕も洟垂れ猫を見た。
お互いに見つめ合う。
暫しの間…。
猫が目を逸らし、立ち上がって歩き出した。
僕も前を向いて歩き出した。
(猫もクシャミはするし、鼻水も垂らすんだな…)
ちなみに、猫がクシャミをしていたのは薬局の前だった。
街角は面白い。
街を歩いていると、野良猫が僕の横を通り過ぎる。
堂々とした風体で、僕の横スレスレを歩いてゆく。
この辺りのボス猫だろうか。
少し前の事を思い出した。
同じ街角、同じ場所。
一匹の野良猫が佇んでいた。
僕が歩いていくと、その猫がクシャミをした。
飛び散る鼻水。
僕は間一髪で歩みを止めた。
僕の足元に鼻水が垂れている。
鼻水を垂らした猫が僕を見た。
僕も洟垂れ猫を見た。
お互いに見つめ合う。
暫しの間…。
猫が目を逸らし、立ち上がって歩き出した。
僕も前を向いて歩き出した。
(猫もクシャミはするし、鼻水も垂らすんだな…)
ちなみに、猫がクシャミをしていたのは薬局の前だった。
街角は面白い。
ニックネーム SNJ at 23:55| Comment(0)
| 街角・日常編
2006年01月21日
雪
雪が降った。
そして積もった。
新雪に、犬が足跡を残していく。
雪はそんな事はさせまいと、足跡を消しにかかる。
僕はそんな雪を、犬の足跡ごと踏みしめて歩く。
雪は音を消し、明かりを跳ね返す。
街の明かりが空を照らし、一面に覆った雪雲が、街を照り返す。
夕方の5時を回っても、まだ明るく見える。
街をゆく車のエンジン音やロードノイズも、雪に和らげられて、なんだか車が大人しくなったみたいだ。
実際、慎重な運転になっているからだな。
白夜とはこんな感じだろうか。
そんな事を考えながら歩いていると、突然、足が滑った。
まったく雪は、僕に不意打ちを食らわしてくる。
気が付けば、顔もメガネも雪まみれ。クツだってビチョビチョだ。
肩に積もった雪を払いながら、空を見上げれば、降ってくる雪に遠近感を狂わされ、なんだか自分が空に向かっていってるみたいだ。
次々に口に飛び込んでくる雪を食べながら、足元の雪を踏み固めてやった。
でも、そんな固めた雪に誰かが足を滑らせたら危ないと思って、横の新雪を乗せてみる。
なんだか、どうやら、僕は雪で遊んでいたんだな。
飛び交う雪を手で捕まえながら、僕は帰路についた。
そして積もった。
新雪に、犬が足跡を残していく。
雪はそんな事はさせまいと、足跡を消しにかかる。
僕はそんな雪を、犬の足跡ごと踏みしめて歩く。
雪は音を消し、明かりを跳ね返す。
街の明かりが空を照らし、一面に覆った雪雲が、街を照り返す。
夕方の5時を回っても、まだ明るく見える。
街をゆく車のエンジン音やロードノイズも、雪に和らげられて、なんだか車が大人しくなったみたいだ。
実際、慎重な運転になっているからだな。
白夜とはこんな感じだろうか。
そんな事を考えながら歩いていると、突然、足が滑った。
まったく雪は、僕に不意打ちを食らわしてくる。
気が付けば、顔もメガネも雪まみれ。クツだってビチョビチョだ。
肩に積もった雪を払いながら、空を見上げれば、降ってくる雪に遠近感を狂わされ、なんだか自分が空に向かっていってるみたいだ。
次々に口に飛び込んでくる雪を食べながら、足元の雪を踏み固めてやった。
でも、そんな固めた雪に誰かが足を滑らせたら危ないと思って、横の新雪を乗せてみる。
なんだか、どうやら、僕は雪で遊んでいたんだな。
飛び交う雪を手で捕まえながら、僕は帰路についた。
ニックネーム SNJ at 23:51| Comment(2)
| 街角・日常編
2005年12月26日
今日の買い物
今日は、地元のビックカメラ柏店に買い物。
やはり、池袋に行かなくなってしまったな。
まず、録音に使う為のマイクを買おうとマイク選びをしていると、
カランカランカラ〜ン
と、鐘の音が。
どうやら、今、キャンペーン中の「100人に1人、レシートに当たりが出たらタダ」というやつで、当選者が出たらしい。
羨ましいもんだ。
マイクをレジに持って行きながら、あと3分早くレジに並んでいれば、自分が当たっていたかもしれないな〜と思う。
買ったマイクはSONY製品。約9千円。その上の1万6千円のが欲しかったが、とりあえず、中堅クラスのマイクにした。
これで、結婚式用の曲を録音する予定だ。
次に玩具売り場に行き、ガンダムのプラモデルを3つ買う。
このシーズンだろうか、レジはとても混んでいる。
レジは二つ。
客は、並んだ列から空いたレジに入る形だ。
僕の前の人がレジに行った。次は僕の番だ。
すると、ちょうど奥からもう一人、男の店員が来て、「こちらへどうぞ」と僕を招いた。
これでレジは三つになった。
僕はデカいプラモデルを買ったので、レジに出しながらなんか恥しかった。
6027円もした。
1万と32円を払った。
隣のレジに、僕の後ろに並んでいた若い男が来た。
カランカランカラ〜ン
鐘の音がなり響く!
(えっ!?僕!?)
そう思ってパッとレジを見たが、僕の前のレジには「4005」円のお釣りの表示が出ていた。
隣の男の前に、どこからか年配の店員が来て、「こちらに必要事項の書き込みお願いします」と言っている。
僕には普通に、お釣りの4005円が手渡された。
当たったのは隣の男だった。
(なんてこった…もう一人分、後ろに並んでいれば、僕が当たっていたのに…)
マイクの時はもう少し早く、今回はあと一人後ろだった。
(くっそ〜、間が悪いな。しかし、100人に1人の確立なら、そろそろ僕にも来るんじゃないか?)
このキャンペーン中、すでに10回ほどの買い物をしている。
100分の1X10。今なら10分の1の確立と言ってもいいだろう。
さらに、以前にもこのキャンペーンをやっている時に買い物をしているので、通産20回近くは買っている。
つまり、もう5分の1のとこまで来ているのだ!
(こりゃ、次は来ちゃうんじゃない?僕んとこ来ちゃうんじゃない?
さっきは前、今回は後ろ、僕に運が近づいているんじゃない!?
昨日、クリスマスなのに、どうぶつの森でゴキブリ勝負を挑まれた不運も、今日、今この時の為じゃない?)
これは行くしかないと思った。
DVDプレイヤー買うしかないと思った。
欲しい度合いは30パーセント以下で、いつか買うかもと思っていたくらいのDVDプレイヤーを買うことに決めた。
DVDプレイヤー売り場で、しばし間を取る。
もし鐘の音が聞こえたら、当たったばかりだから、少し買うタイミングを遅らせる。
・・・・・・。
しばし待てども鐘の音は聞こえない。
(今しかない!)
店員さんを呼び止め、レジに向かう。
(さぁ、どうだ!このタイミング!今日はオレ様の日だろ、コノヤロウ!)
「7万5千800円になります」
僕のサイフから75800円が消えた。
僕の運も消えた。
(やっぱり今年も、このザマかぁ)
僕にはクリスマスの鐘の音も、ラッキーの鐘の音も鳴り響かなかった…。
やはり、池袋に行かなくなってしまったな。
まず、録音に使う為のマイクを買おうとマイク選びをしていると、
カランカランカラ〜ン
と、鐘の音が。
どうやら、今、キャンペーン中の「100人に1人、レシートに当たりが出たらタダ」というやつで、当選者が出たらしい。
羨ましいもんだ。
マイクをレジに持って行きながら、あと3分早くレジに並んでいれば、自分が当たっていたかもしれないな〜と思う。
買ったマイクはSONY製品。約9千円。その上の1万6千円のが欲しかったが、とりあえず、中堅クラスのマイクにした。
これで、結婚式用の曲を録音する予定だ。
次に玩具売り場に行き、ガンダムのプラモデルを3つ買う。
このシーズンだろうか、レジはとても混んでいる。
レジは二つ。
客は、並んだ列から空いたレジに入る形だ。
僕の前の人がレジに行った。次は僕の番だ。
すると、ちょうど奥からもう一人、男の店員が来て、「こちらへどうぞ」と僕を招いた。
これでレジは三つになった。
僕はデカいプラモデルを買ったので、レジに出しながらなんか恥しかった。
6027円もした。
1万と32円を払った。
隣のレジに、僕の後ろに並んでいた若い男が来た。
カランカランカラ〜ン
鐘の音がなり響く!
(えっ!?僕!?)
そう思ってパッとレジを見たが、僕の前のレジには「4005」円のお釣りの表示が出ていた。
隣の男の前に、どこからか年配の店員が来て、「こちらに必要事項の書き込みお願いします」と言っている。
僕には普通に、お釣りの4005円が手渡された。
当たったのは隣の男だった。
(なんてこった…もう一人分、後ろに並んでいれば、僕が当たっていたのに…)
マイクの時はもう少し早く、今回はあと一人後ろだった。
(くっそ〜、間が悪いな。しかし、100人に1人の確立なら、そろそろ僕にも来るんじゃないか?)
このキャンペーン中、すでに10回ほどの買い物をしている。
100分の1X10。今なら10分の1の確立と言ってもいいだろう。
さらに、以前にもこのキャンペーンをやっている時に買い物をしているので、通産20回近くは買っている。
つまり、もう5分の1のとこまで来ているのだ!
(こりゃ、次は来ちゃうんじゃない?僕んとこ来ちゃうんじゃない?
さっきは前、今回は後ろ、僕に運が近づいているんじゃない!?
昨日、クリスマスなのに、どうぶつの森でゴキブリ勝負を挑まれた不運も、今日、今この時の為じゃない?)
これは行くしかないと思った。
DVDプレイヤー買うしかないと思った。
欲しい度合いは30パーセント以下で、いつか買うかもと思っていたくらいのDVDプレイヤーを買うことに決めた。
DVDプレイヤー売り場で、しばし間を取る。
もし鐘の音が聞こえたら、当たったばかりだから、少し買うタイミングを遅らせる。
・・・・・・。
しばし待てども鐘の音は聞こえない。
(今しかない!)
店員さんを呼び止め、レジに向かう。
(さぁ、どうだ!このタイミング!今日はオレ様の日だろ、コノヤロウ!)
「7万5千800円になります」
僕のサイフから75800円が消えた。
僕の運も消えた。
(やっぱり今年も、このザマかぁ)
僕にはクリスマスの鐘の音も、ラッキーの鐘の音も鳴り響かなかった…。
ニックネーム SNJ at 23:26| Comment(0)
| 街角・日常編
2005年12月23日
自転車を蹴り倒すおっさん
夜1時近く、地元駅前を歩いていると、仕事帰りのおっさんが、モスバーガーの前に止めてある自転車を蹴り倒した。
ガッシャ〜ン!
大きな音を立てて、自転車は倒れた。おっさんはそのまま歩き去る。
誰の自転車だか知らないが、それを見た僕は、おっさんを追いかけていって蹴っ飛ばしてやろうかと思った。
なんだか知らないが、おっさんのその行為に無性に腹が立ったのだ。
ローキックを見舞って、おっさん自身に自転車を起こさせ、その後、僕を蹴り返してくれればいいと思った。
だが、酔っ払いの戯れ事かもしれないし、傷害沙汰になってもいけないので思い踏み止まった。
そのままローキックを見舞ってたら、予想外に思いっきり蹴ってしまったかもしれないので、やめて良かった。
それに、ヤツは自転車に躓いただけかもしれないし。
足裏から大胆に蹴ってったので、故意だと思うのだが…。
同じ地元にあのようなおっさんが住んでいるのは嫌なもんだ。
まぁ、故意だとしても、きっと仕事で嫌な事があったのだろう。
その後、自転車の持ち主が店から出てきて自転車を起こしていたが、強風で倒れたと思ったろうな。
持ち主は若い男だった。
僕は若者が嫌いだが、その時ばかりは若者に同情した。
ガッシャ〜ン!
大きな音を立てて、自転車は倒れた。おっさんはそのまま歩き去る。
誰の自転車だか知らないが、それを見た僕は、おっさんを追いかけていって蹴っ飛ばしてやろうかと思った。
なんだか知らないが、おっさんのその行為に無性に腹が立ったのだ。
ローキックを見舞って、おっさん自身に自転車を起こさせ、その後、僕を蹴り返してくれればいいと思った。
だが、酔っ払いの戯れ事かもしれないし、傷害沙汰になってもいけないので思い踏み止まった。
そのままローキックを見舞ってたら、予想外に思いっきり蹴ってしまったかもしれないので、やめて良かった。
それに、ヤツは自転車に躓いただけかもしれないし。
足裏から大胆に蹴ってったので、故意だと思うのだが…。
同じ地元にあのようなおっさんが住んでいるのは嫌なもんだ。
まぁ、故意だとしても、きっと仕事で嫌な事があったのだろう。
その後、自転車の持ち主が店から出てきて自転車を起こしていたが、強風で倒れたと思ったろうな。
持ち主は若い男だった。
僕は若者が嫌いだが、その時ばかりは若者に同情した。
ニックネーム SNJ at 00:23| Comment(2)
| 街角・日常編
2005年12月19日
寒風
今日はまた底冷えがすごい。
足の下から寒波が這い上がってくるようだ。映画「Day after tomorrow]のように。
そんな中、先ほど一週間振りに帰宅したのだが、帰ろうと思ったら、仕事場に置いといた自転車が、強風で倒れていた。
誰かの陰謀かもしれないが、まぁ強風だろう。
自転車を起こして押してみたが、壊れてないようだったので乗ってみると、ペダルが回らない。
よく見るとチェーンが外れていた。
しかも、漕いで進もうとしたために、チェーンが隙間にガッチリと嵌まって動かない。
明るい場所で自転車を止め、いろいろといじってみたが、やっぱり動かない。
手は油と汚れで真っ黒、しかも寒さでかじかんで動かない。
15分くらいいじっていたが動かないので、近所の自転車屋まで自転車を押していった。
「すみませ〜ん、チェーンが外れてしまったのですが、修理をお願いできますか?」
店の戸を開けて入っていくと、若そうなご主人が外まで出てきてくれた。
僕が状態を説明する。
「ここなんですけどね、チェーンが外れて隙間に嵌まってしまって動かないのですよ」
「はは〜ん」
店員さんは故障箇所を見ながら、ポーカーフェイスで言った。
「力任せに直していいですか?」
「ええ、どうぞ」
僕が言うや、店員さんはペダルを足で踏みつけ始めた。
ガッ!ガッ!ガガッ!
蹴りつける度にペダルが動いて、チェーンがズレていく。
(そんなんで、いいのか?)
と思ってる内に、チェーンが元の位置に嵌まり、車輪が回転し始めた。
「…お、直りましたね。ありがとうございます。修理代いくらですか?」
僕が聞くと、店員さんが修理箇所を見つめながら言った。
「……あぁ、別にいいです」
これくらい、故障の内には入らないのかもしれない。
「そうですか、ありがとうございます」
お礼を言って、帰路につく。
車輪は回り出したが、寒い。寒すぎる。
手袋は持っていたが、手が油で真っ黒だったので、使えなかったのだ。
自転車屋で手を洗わせてもらおうと思っていたのに、あまりの手際の良さに、手を洗わせてと言えなかった。
どんどん手はかじかんでいく。
風はとても冷たい。寒波は手強かった。
(手袋さえ…、手袋さえ使えれば、こんな風には負けないのに…)
ついに耐えかねて、マツモトキヨシに自転車を止め、トイレで手を洗った。
しかし、石鹸を使っても油汚れはなかなか落ちない。
5分以上洗っていたろうか。
今度は水の冷たさで、手の感覚がマヒしてきた。
(ダメだ…指が動かなくなってきて、洗えない…)
まだ汚れていたが、諦めてまた自転車に乗った。
なんか、手を洗ってる間に、ますます風が冷たくなった気がする。
手はまだ汚いが、手袋を嵌めるしかない。
(よ〜し、手袋ちゃん、出番だぜ!)
…と思ったのに、まだ水で濡れてた手に風が当たり、凍りついたようにかじかんで動かない。
ポケットから手袋を出すのも難しいありさまだ。
なんとか手袋を取り出したが、手に着ける事ができない。
とりあえず、指の先っぽだけ手袋を嵌めて凌いだ。
そうして、走っていると、だんだん手が感覚を取り戻してきた。
指も動く!
ブレーキも掛けれる!
もちろん手袋だって嵌められる!
(手袋、装着!)
僕の手に温もりが漲り、なんだか顔まで温かくなった気がした。
そのまま、無事に帰宅。
こうしてキーボードも打てるくらい、指も動く。
そう言えば、帰路の途中、団地の横にデカイ建物が2棟、姿を現していた。
英語の学校にスポーツクラブ。
今までずいぶん長く工事をしていたが、そんなのを作っていたんだなぁ。
工事現場は高いフェンスで覆われていて、何が作られているのか分からなかったのだ。
我が家に着くと、我が家も、ビニールシートで覆われていた。
なんでも、塗装工事らしい。
強風でビニールがバサバサいってうるさい。
今夜は眠れるのか?
足の下から寒波が這い上がってくるようだ。映画「Day after tomorrow]のように。
そんな中、先ほど一週間振りに帰宅したのだが、帰ろうと思ったら、仕事場に置いといた自転車が、強風で倒れていた。
誰かの陰謀かもしれないが、まぁ強風だろう。
自転車を起こして押してみたが、壊れてないようだったので乗ってみると、ペダルが回らない。
よく見るとチェーンが外れていた。
しかも、漕いで進もうとしたために、チェーンが隙間にガッチリと嵌まって動かない。
明るい場所で自転車を止め、いろいろといじってみたが、やっぱり動かない。
手は油と汚れで真っ黒、しかも寒さでかじかんで動かない。
15分くらいいじっていたが動かないので、近所の自転車屋まで自転車を押していった。
「すみませ〜ん、チェーンが外れてしまったのですが、修理をお願いできますか?」
店の戸を開けて入っていくと、若そうなご主人が外まで出てきてくれた。
僕が状態を説明する。
「ここなんですけどね、チェーンが外れて隙間に嵌まってしまって動かないのですよ」
「はは〜ん」
店員さんは故障箇所を見ながら、ポーカーフェイスで言った。
「力任せに直していいですか?」
「ええ、どうぞ」
僕が言うや、店員さんはペダルを足で踏みつけ始めた。
ガッ!ガッ!ガガッ!
蹴りつける度にペダルが動いて、チェーンがズレていく。
(そんなんで、いいのか?)
と思ってる内に、チェーンが元の位置に嵌まり、車輪が回転し始めた。
「…お、直りましたね。ありがとうございます。修理代いくらですか?」
僕が聞くと、店員さんが修理箇所を見つめながら言った。
「……あぁ、別にいいです」
これくらい、故障の内には入らないのかもしれない。
「そうですか、ありがとうございます」
お礼を言って、帰路につく。
車輪は回り出したが、寒い。寒すぎる。
手袋は持っていたが、手が油で真っ黒だったので、使えなかったのだ。
自転車屋で手を洗わせてもらおうと思っていたのに、あまりの手際の良さに、手を洗わせてと言えなかった。
どんどん手はかじかんでいく。
風はとても冷たい。寒波は手強かった。
(手袋さえ…、手袋さえ使えれば、こんな風には負けないのに…)
ついに耐えかねて、マツモトキヨシに自転車を止め、トイレで手を洗った。
しかし、石鹸を使っても油汚れはなかなか落ちない。
5分以上洗っていたろうか。
今度は水の冷たさで、手の感覚がマヒしてきた。
(ダメだ…指が動かなくなってきて、洗えない…)
まだ汚れていたが、諦めてまた自転車に乗った。
なんか、手を洗ってる間に、ますます風が冷たくなった気がする。
手はまだ汚いが、手袋を嵌めるしかない。
(よ〜し、手袋ちゃん、出番だぜ!)
…と思ったのに、まだ水で濡れてた手に風が当たり、凍りついたようにかじかんで動かない。
ポケットから手袋を出すのも難しいありさまだ。
なんとか手袋を取り出したが、手に着ける事ができない。
とりあえず、指の先っぽだけ手袋を嵌めて凌いだ。
そうして、走っていると、だんだん手が感覚を取り戻してきた。
指も動く!
ブレーキも掛けれる!
もちろん手袋だって嵌められる!
(手袋、装着!)
僕の手に温もりが漲り、なんだか顔まで温かくなった気がした。
そのまま、無事に帰宅。
こうしてキーボードも打てるくらい、指も動く。
そう言えば、帰路の途中、団地の横にデカイ建物が2棟、姿を現していた。
英語の学校にスポーツクラブ。
今までずいぶん長く工事をしていたが、そんなのを作っていたんだなぁ。
工事現場は高いフェンスで覆われていて、何が作られているのか分からなかったのだ。
我が家に着くと、我が家も、ビニールシートで覆われていた。
なんでも、塗装工事らしい。
強風でビニールがバサバサいってうるさい。
今夜は眠れるのか?
ニックネーム SNJ at 20:04| Comment(0)
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